ホームセンターの品揃えも様変わり

2013-05-03 17:58:43 | Weblog
GWというと、長年、金魚(琉金)に産卵をさせたり、ホームセンター(HC)へ夏野菜の苗を買いに行く
といったことが定番になっているアマルですが、今日も夏野菜の苗を求めに最寄りのHCへ足を向けました。

神奈川から千葉の田舎に引っ越して久しいのですが、
ここに来て(ここ数年のことですが)ホームセンター(HC)の様変わりがちょっと目に付きます。

少し昔の話だけど昭和の時代、
若者の憧れ(夢)といえば、車を買って、家を建てることなんてのがありました。
家には猫の額ほどではあるものの、一国一城の主になって
老後には夫婦で庭いじりができるほどの庭があって...。

(小坂明子の“あなた”が今日のカキコをしながら頭の中を過ります。

なんて語る先輩たち(団塊世代以上の人たち)の声がありました。


そんな夢のマイホームを手に入れた彼のお父さんたちも今や70代。

今日もHCで野菜の苗や花の苗を熱心に探している中心世代が70代の方々でした。


昭和から平成の世になり、核家族(おじいちゃん・おばあちゃんと共に暮らすことがない家族)が増え、
少子高齢社会となってしまった日本の有り様は

昭和の花形産業、HCの存続を脅かすものとなっていることを、なんか今日は感じたなぁ。

庭いじりしたいといっても、現役勤労世帯の多くはアパート・マンションなど
賃貸や分譲でも区分所有住宅で(庭はなく)庭に変わるベランダしかない状態。

庭付き戸建を手に入れたいといっても今そういった物件を買える余裕のある人はどれだけいるのか?


昭和の時代はインフレ時代。

若い時に借金してまず(分譲)マンションを購入しても
10年後にはそのマンションの資産価値も上がっていて売却時には
購入時よりも高く売れた。
その売却益を次(念願)の戸建購入(2次取得)の軍資金に充てられた。

今では(サラリーマンが)一生に2回も家を買うなんてことは考えられないよね。


また、昭和の時代には
子供たちは今より遥かに土と戯れる機会が多かった。
空き地、野原が多かった。(ドラエもんなんか見てると結構空き地のシーンがあるよね。
藤子不二雄も昭和の人。アマルの子供の頃からマンガ描いてたからなぁ。
パーマン好きだったなぁ。

川遊びもしたし、川魚・おたまじゃくし・ザリガニもよく捕まえた。

小さな家でも小さな池や睡蓮鉢などで金魚やメダカなんかも飼っていたり。

ああ~ッ、だんだん「ALWAYS三丁目の夕日」の世界にへ入ってしまってる。


お話を元に戻して...

HCの何が変わった、何に気付いた?

もう10年以上前になりますが、アマルの実家から最も近い場所にあったHCで生き物系(ペット・
草花・花木苗・野菜苗等)の販売が中止になりました。(不採算部門のカットです)
生き物の販売は一定期間(短期間に)売れなければ丸々ロス(大損失)になります。
東京の老舗デパートの屋上でも生き物(動植物)を取り扱うコーナーはどんどん縮小されていきました。
今じゃ金魚を扱っているとこなんか池袋西武と新宿京王だけじゃないかな?

昨年には、実家から次に近い場所にあって30年以上の歴史を誇る大きなHCが閉店。
(チェーン展開しているHCで店舗数を厳選し、採算のよい集客力のある店舗に絞込みをしたようです)
そして、絞込みを行ったHCチェーンの別店舗へ今日足を向けていろいろなことに気がつきました。

特に園芸関係ですが、
野菜苗のバリエーションが極めて少なくなり、お客さんの多くの住環境に合わせた(需要を考えた)品揃えに
なっていたこと。

昔は大玉トマトの苗は5種類ほどの品揃えがありましたが、今では2種類(ホーム桃太郎と麗夏)のみで
逆にミニトマトや中玉トマトの品揃えが多くなって、まさにベランダ栽培・プランター栽培に最適な商品が
幅を利かせていました。

まあ、この時期に売れなければ野菜苗など店頭ではこれからほとんど水しか与えないから
苗もどんどん徒長してしまい(=商品価値もなくなり)そのうち処分される末路。
お店にとってロスの大きな商品です。


そんなこんなで菜園コーナーで一抹の寂しさを覚える一日でした。



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