*石原自民都連会長が辞任へ…都知事選の責任取り
読売新聞 8月2日 15時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160802-00050094-yom-pol
自民党東京都連会長を務める石原経済再生相は、都知事選で分裂選挙となった末に推薦候補が敗れた責任を取り、都連会長を辞任する意向を固めた。
3日の内閣改造・党役員人事の後に都連に辞表を提出する見通しだ。都連は4日に幹部会合を開き、執行部の責任などについて協議する。
石原氏は2日の閣議後の記者会見で、「責任を痛感している。選挙に負けたら責任を取る」と述べた。
都知事選で自民党は増田寛也・元総務相を推薦したが、同党の小池百合子・元防衛相も無所属で立候補した。分裂選挙の末、小池氏が大差で初当選し、増田氏は敗れた。都連内では執行部が混乱を招いたとする批判が強く、「執行部全員が辞表を出すべきだ」(都連所属衆院議員)として、石原氏らの辞任論が出ていた。
*自民、小池百合子氏の除名見送りへ 都知事選「圧勝」で世論の反発警戒
産経新聞 8月2日 7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160802-00000079-san-pol
自民党幹部は1日、東京都知事選で党推薦の増田寛也氏を100万票以上の大差で破った小池百合子氏について、除名など厳しい処分は見送る考えを示した。今後の国と都の関係への影響や世論の反発を警戒したとみられる。
党都連は知事選で、非推薦候補を応援した議員らに除名を含めた処分で臨むと文書で通達。都連会長の石原伸晃経済再生担当相も「小池氏は自民党の人間ではない」と批判していた。
ただ、圧勝した小池氏との敵対は「得策ではない」(党幹部)との声が強まっている。安倍晋三首相は1日の党役員会で「自民党にとって残念な結果になった」とした上で、「4年後の東京五輪・パラリンピック成功のため、今回示された民意をかみしめながら都民と力を合わせて取り組んでいきたい」と述べ、小池氏との連携を示唆した。
ただ、都連内には、党の手続きを踏まずに出馬し、分裂選挙を招いた小池氏への不満が残る。下村博文都連会長代行は1日のテレビ朝日番組で「(出馬が)反党行為だったのは事実だ」と述べた。
一方、石原氏らの責任論もくすぶっており、菅原一秀衆院議員(東京9区)はブログに「都連の執行部は辞任すべき」とした。
(転載終了)
*************
さてさて、早くも石原氏は辞任に追い込まれ、都連の浄化が早速始まりましたね。
その一方で小池氏にはお咎めなし。これだけ圧勝して党が処分すれば、世論は当然反発します。それを警戒しての結果のようです。
今回の選挙は、民意を取り込む戦術を使った小池氏の『頭脳勝ち』だったのではないかと思います。
…国民の視線で物事を見ていれば、国民が何を望んでいるかは自ずと分かるはずなのですが、既得権益や私利私欲に没頭していると、国民が今何を望んでいるか?は、どうでも良くなるようです。
小池氏はそういった既得権益者たちの信念や思考プロセスをよく理解しておられ、刺激し揺さぶりをかけていますね。
初都庁の日も殆どの都議らは知事を出迎えず、都議会自民党議員も、知事の挨拶回りを承知しながらも不在。議長らは記念撮影に応じず。知事への対応はかなり大人気ないものでした。
和を重んじる日本では、一般庶民が会社でこんな対応をしたら仕事がなくなります。
都民でなくてもこの不協和音がなぜなのか、いかに小池氏が彼らにとって不都合な存在かが手に取るように分かりますね。
この初都庁の対応で、なぜ小池氏が議会冒頭解散もあり得ると発言したのか。その真意を都議員自らが明確にしてしまいました。
291万票という都民の支持は、これからそれ以上に膨れ上がる可能性が出てきましたね。
都民は変革を望んでいます。納税した不透明なお金の流れ、今まで不透明だった組織の実態を明らかしてほしいと願っています。そういった浄化は時代の流れなので避けては通れないのです。
変革のウネリを感じますね。既得権益者たちが自滅していくプロセスがこれから繰り広げられていくことでしょう。
朝のワイドショーが少し面白くなってきました(笑)
あるがままで