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『奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金』 [単行本(ソフトカバー)]

2013年02月27日 | 本と雑誌

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『奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金』 [単行本(ソフトカバー)]
先田 光演 (著)

発売日: 2012/11/12

amazon内容紹介
維新の中核を担った薩摩藩の財源のなかで、奄美の黒糖の重要性を初めて諸史料を分析して解き明かす。これまで黒糖が維新の原動力になったことは、当たり前のことと認識されてきた。しかし、体系的に史料を研究した論考はなかった。本書は幕末から明治初期の日本近代史研究に確固とした道筋を拓くものである。

amazon 登録情報
単行本(ソフトカバー): 162ページ
出版社: 南方新社; 1版 (2012/11/12)
言語 日本語

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2月の新着図書。
貸し出し中で予約して読んだ。『江戸期の奄美諸島』の関連。 
ブログ記事ネタがたてこんでアップが2~3日遅れた。

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観光客の方が、車でざっと島内ドライブして「こんなに大きな島とは思わなかった」とはよく聞く話だが(奄美群島の総面積は東京23区の2倍)。

図書館などの郷土コーナーの奄美に関する書籍の多さに「こんな小さな島なのに・・知らなかった」とおどろく方も。

また、就職や進学で島を出た若者が、島を離れて、あらためて「島の事をあまりに知らなかった」と気づき、知るべきことの多さに、何から手をつければ・・、思い悩むことも少なくないはず。

そんなとき、とりあえず、いきなり奄美の歴史の最新の研究書である本書から入るのもよいかもしれない。

以下は本書で関連すことがらについてネットで調べてみた事。小さな島のちいさな出来事ではない。

日本史における最大の転換点となった出来事としてトップにあげる人も少ない明治維新、その立役者の一人で日本史上最大の巨人とも持ち上げられる「維新の三傑」の一人西郷隆盛は維新前、二度の島流しで奄美大島と、徳之島・沖永良部島で約5年を過ごした。西郷と奄美の砂糖との関係。

また、現在でも大勢の観光客が訪れる長崎のグラバー園でおなじみで、幕末・明治期の重要人物であるトーマス・ブレーク・グラバーが設立した「グラバー商会」は「ジャーディン・マセソン商会」の長崎代理店。

幕末の風雲児として国民的人気がある坂本竜馬の、薩長同盟締結の仲介や亀山社中で薩長間の武器斡旋などの活躍も、このグラバーとの関係を抜きにしては語れない。

その「ジャーディン・マセソン商会」は香港にヘッドオフィスを置くイギリス系企業グループの持株会社。今日でもアジアを基盤に世界最大級の国際コングロマリット(複合企業)として影響力を持っている。

ロスチャイルド系である。

そして奄美大島での白糖製造にも関与した、武器商人としてのグラバーを検索して行くと、明治維新から、日露戦争、日米開戦の背後にうごめく国際金融資本・ロスチャイルド家へとつながる。

===========amazonで詳しく

奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金 奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2012-11-12

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