今日は午前中、JCルームの大掃除があります。尼崎JCの活動も2009年度は今日で終わります。
2月の中旬から始まったこの理事長ブログですが、お陰さまで現時点で66,554ヒットとなりました。毎日、100名以上の方々が覗きに来てくれているようですね。
毎日誰かに気にしてもらっている事って本当にありがたいものです。誰かが気にしてくれているから、何とか書き続ける事が出来ました。
いや、毎日誰かが気にしてくれているから、一年間理事長職を続けられたのかもしれません。そうだとすると、このブログのお陰で理事長職を務められたのかもしれませんね。
これが最後の理事長ブログです。少し長くなりますが、表題の件を最後に記します。
先日、60周年に向けてタイムカプセルを埋めた事は既にブログに書きました。ここに記すのは、その中に入れた60周年の理事長さんへの僕からのメッセージです。
このメッセージをもって、このブログを終えます。
一年間、お付き合いいただいた皆さま、本当に本当にありがとうございました。
これからも、もっと自分自身が成長し、社会に恩返ししていけるように精進して参ります。
一年間、尼崎JCの理事長を務めさせていただき、本当に幸せでした。
2009年12月25日 森上 恒
~以下、メッセージ~(※文中の日付はタイムカプセルを埋めた日です)
60周年の理事長へ
拝啓
この手紙を書いている今、時は2009年(平成21年)12月。
尼崎JCには現在、111名のメンバーが在籍しています。今年15名の方が卒業されるので、次年度のスタートは100名を切ってしまいます。私がJCに入会した2001年には130名程のメンバーがいましたが、それから徐々にメンバーが減少していき、遂に100名を切りそうな、そんな状況です。
今、尼崎JCにメンバーは何名いるのでしょうか?
この手紙を君が読んでいる頃、世の中がどのように変化しているか分かりませんが、現在市況は非常に不安定です。2008年の秋口から米国サブプライムローンを発端として、リーマンショックが起こり世界同時不況へと繋がっていきました。バブル崩壊後、ようやく景気回復基調にあったこの日本でもリーマンショックの影響は甚大で、この一年余りこれまでにない程市況は冷え込んでいます。
JC活動なんかしている場合なのか? …そんな声も聞こえてきます。
また、今年の夏は、恐らく語りつがれているであろう、歴史的な衆議院議員総選挙があり、55年続いた自民党政権が崩壊し、民主党政権に変わった年でもあります。「政権交代」という言葉が流行語にもノミネートされていますが、政権交代などという生易しいものではありません。これはもはや「無血革命」と言うべきものです。戦後60年の日本の常識が全て引っくり返された、そんな状況です。それから10年後、政治の世界がどのように変化しているか分かりませんが、民意が政権を引っくり返したこういった経験を経て、国民は政治に対する興味を持っていってくれたのでしょうか。今は国民の政治への無関心が叫ばれていますが、君の時代はどうですか?投票率はどのくらいなのでしょうか。マニフェスト型公開討論会や合同・個人演説会で、JCが世の中に大きく認められた年でもあったんですよ、今年は。
一昨年、公益法人法が改定され、今、私たちは公益社団法人格を取得するのか一般社団法人に落ち着くのか、その選択を迫られています。2009年は世の中の情勢を見極める年で、どちらにするのか議論は深まりませんでした。今はまだ私たちは社団法人尼崎青年会議所です。君の時代にはもう結論が出ていますよね。
伝えたい事、聞きたい事は山ほどあります。
しかし限られた紙面ですから、最も大切な事だけを伝えます。
この手紙を読んでくれているという事は、私たちの大切な、尼崎青年会議所は今でも存続しているのですね。
ありがとう!本当にありがとう。尼崎青年会議所を存続させてくれて、本当にありがとう。
私たちは確信している事が一つあります。
世の中には様々な団体があり、様々な社会に役に立つ事業を行っています。しかし、そこに在籍するメンバーを、芯から鍛えてくれる団体は青年会議所以外にはありません。
私は青年会議所がなければ今の自分は無かった、とまで言い切るつもりはありません。
しかし、青年会議所がもしなければ、或いは自分がその存在に気がつかず所属していなければ、随分と違う人生を歩んでいたのだと思います。
どうか、青年会議所に所属している事を誇りに思い、精一杯活動して下さい。
「60周年に何をするべきか?」
そんな事は、シニアに意見を求めても意味がありません。
我々は既に過去の人なのですから。
今いる現役メンバーが社会に必要だと思う事、尼崎にとって必要だと思う事、JCならではだと思える事、…を精一杯やってください。
現役が決めた事に不満を言う先輩は一人もいません。50周年も誰にも何も言われませんでしたから。もし、文句を言うOBがいるのであれば私に言ってください。必ず君達を守ってみせます。
だから、頑張れ!君達よりも、もっと未来の後輩達の為に。
最後に、私の2009年度、創立50周年の尼崎JCのスローガンを贈ります。
「可能性の扉 ~未来への挑戦~」
JCには限りない可能性が潜んでいます。精一杯活動する人間にだけ、その可能性が見えてくるはずです。人間は限りなく成長する可能性を持った生き物です。どうか、自分で限界を決めないで、貪欲に挑戦し続けてください。自分自身に。
敬具
平成21年12月9日
社団法人尼崎青年会議所
第50代理事長 森上 恒
おしまい。
2月の中旬から始まったこの理事長ブログですが、お陰さまで現時点で66,554ヒットとなりました。毎日、100名以上の方々が覗きに来てくれているようですね。
毎日誰かに気にしてもらっている事って本当にありがたいものです。誰かが気にしてくれているから、何とか書き続ける事が出来ました。
いや、毎日誰かが気にしてくれているから、一年間理事長職を続けられたのかもしれません。そうだとすると、このブログのお陰で理事長職を務められたのかもしれませんね。
これが最後の理事長ブログです。少し長くなりますが、表題の件を最後に記します。
先日、60周年に向けてタイムカプセルを埋めた事は既にブログに書きました。ここに記すのは、その中に入れた60周年の理事長さんへの僕からのメッセージです。
このメッセージをもって、このブログを終えます。
一年間、お付き合いいただいた皆さま、本当に本当にありがとうございました。
これからも、もっと自分自身が成長し、社会に恩返ししていけるように精進して参ります。
一年間、尼崎JCの理事長を務めさせていただき、本当に幸せでした。
2009年12月25日 森上 恒
~以下、メッセージ~(※文中の日付はタイムカプセルを埋めた日です)
60周年の理事長へ
拝啓
この手紙を書いている今、時は2009年(平成21年)12月。
尼崎JCには現在、111名のメンバーが在籍しています。今年15名の方が卒業されるので、次年度のスタートは100名を切ってしまいます。私がJCに入会した2001年には130名程のメンバーがいましたが、それから徐々にメンバーが減少していき、遂に100名を切りそうな、そんな状況です。
今、尼崎JCにメンバーは何名いるのでしょうか?
この手紙を君が読んでいる頃、世の中がどのように変化しているか分かりませんが、現在市況は非常に不安定です。2008年の秋口から米国サブプライムローンを発端として、リーマンショックが起こり世界同時不況へと繋がっていきました。バブル崩壊後、ようやく景気回復基調にあったこの日本でもリーマンショックの影響は甚大で、この一年余りこれまでにない程市況は冷え込んでいます。
JC活動なんかしている場合なのか? …そんな声も聞こえてきます。
また、今年の夏は、恐らく語りつがれているであろう、歴史的な衆議院議員総選挙があり、55年続いた自民党政権が崩壊し、民主党政権に変わった年でもあります。「政権交代」という言葉が流行語にもノミネートされていますが、政権交代などという生易しいものではありません。これはもはや「無血革命」と言うべきものです。戦後60年の日本の常識が全て引っくり返された、そんな状況です。それから10年後、政治の世界がどのように変化しているか分かりませんが、民意が政権を引っくり返したこういった経験を経て、国民は政治に対する興味を持っていってくれたのでしょうか。今は国民の政治への無関心が叫ばれていますが、君の時代はどうですか?投票率はどのくらいなのでしょうか。マニフェスト型公開討論会や合同・個人演説会で、JCが世の中に大きく認められた年でもあったんですよ、今年は。
一昨年、公益法人法が改定され、今、私たちは公益社団法人格を取得するのか一般社団法人に落ち着くのか、その選択を迫られています。2009年は世の中の情勢を見極める年で、どちらにするのか議論は深まりませんでした。今はまだ私たちは社団法人尼崎青年会議所です。君の時代にはもう結論が出ていますよね。
伝えたい事、聞きたい事は山ほどあります。
しかし限られた紙面ですから、最も大切な事だけを伝えます。
この手紙を読んでくれているという事は、私たちの大切な、尼崎青年会議所は今でも存続しているのですね。
ありがとう!本当にありがとう。尼崎青年会議所を存続させてくれて、本当にありがとう。
私たちは確信している事が一つあります。
世の中には様々な団体があり、様々な社会に役に立つ事業を行っています。しかし、そこに在籍するメンバーを、芯から鍛えてくれる団体は青年会議所以外にはありません。
私は青年会議所がなければ今の自分は無かった、とまで言い切るつもりはありません。
しかし、青年会議所がもしなければ、或いは自分がその存在に気がつかず所属していなければ、随分と違う人生を歩んでいたのだと思います。
どうか、青年会議所に所属している事を誇りに思い、精一杯活動して下さい。
「60周年に何をするべきか?」
そんな事は、シニアに意見を求めても意味がありません。
我々は既に過去の人なのですから。
今いる現役メンバーが社会に必要だと思う事、尼崎にとって必要だと思う事、JCならではだと思える事、…を精一杯やってください。
現役が決めた事に不満を言う先輩は一人もいません。50周年も誰にも何も言われませんでしたから。もし、文句を言うOBがいるのであれば私に言ってください。必ず君達を守ってみせます。
だから、頑張れ!君達よりも、もっと未来の後輩達の為に。
最後に、私の2009年度、創立50周年の尼崎JCのスローガンを贈ります。
「可能性の扉 ~未来への挑戦~」
JCには限りない可能性が潜んでいます。精一杯活動する人間にだけ、その可能性が見えてくるはずです。人間は限りなく成長する可能性を持った生き物です。どうか、自分で限界を決めないで、貪欲に挑戦し続けてください。自分自身に。
敬具
平成21年12月9日
社団法人尼崎青年会議所
第50代理事長 森上 恒
おしまい。