里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

折々のことば

2016年01月29日 | 日々のつぶやき
1月21日の新聞・折々のことばから

目は臆病・手は鬼


三陸地方に伝わることば


 
 気仙沼のある魚問屋でのこと。

大にぎわいの宴席のあと、下げた食器の山を見てため息をついていると、一家の母がこう言ったという。

途方もない量の片付け仕事を前に怖(お)じけているいるときも、とりあえず手を動かせば存外すんなり事はなる。

震災後、すさまじい瓦礫(がれき)の山を前にしてボランティアの人達がこの言葉を立証した。

                    「斉吉(さいきち)魚問屋便り」(2013年2月)から。