陽だまりのねごと

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人を不快にする川柳がユーモアと言える?

2013-01-31 21:06:38 | 川柳
川柳マガジン2月号に笑福!ユーモアコレクション第二弾が載っている。
前年度の「笑いのある川柳」として選ばれ掲載されたものからチョイスされた句だ。
誰の選とは書いてないが、
一度選者の目を通して、さらに編集部のお眼鏡にかなった句と思われる。

その中のいくつか、これはユーモアと言えるのか?

  あの人はボケたとボケた母が言う

ボケという言葉は介護の世界ではご法度。
痴ほう症という言葉も消えて久しい。
認知症と言わず業界用語を越えて巷でも『認知』という言葉が幅を利かせているが
私はこれにも抵抗がある。
”認知する”というれっきとした意味ある言葉であって病とはまるで違うことを指す。
せめて介護に携わる者として、正確に言う。
人格に関係のない病として。

そして唖然とするのだが、
セクハラに関する一貫した選者のお考えが透ける句が一つならず選ばれている。

  お相手によりますセクハラの定義

  セクハラの相手次第で嬉しがり

  好きならばセクハラだとは騒がない
 


セクハラはセクハラだろう?
こういう事を言う輩が、いつまでもセクハラと言う方が過敏症などと言うのだ。
痴漢にあう方に隙があるとか、性被害にあった人にその気があったんじゃないのかとか、
そういうのに近いと、不快感以外の何物も感じられない。

ひとりの高校生の自死がスポーツ界の体罰を吐き出させ始めた。
オリンピックの監督と選手間の隠ぺいされていたらしい事まで晒され、
まだまだ噴き出てきそうな勢いだ。
教育現場でいじめ問題が本気で扱われ始めたきっかけも、ひとりの自死だった。
それまでは、いじめられる方に問題とさんざん言われたものだ。

誰かが命を賭して訴えたなら、おずおずと声が上がり始める。
誰かがどうかしなければ、
いつまでも
臭いものに蓋、長い物には巻かれろの国民性がここにも見える。

セクハラ、パワハラと声に出せるようになったのもごく最近の事だ。
どれほどの悔しい思い過去があって、勇気ある声上がり、
やっと定着してきつつあるNOだろう。

川柳界は高年齢者が占めている。
まだ旧態然とした考えから脱却できない選が堂々と載っていると、
思ってしまうのは私だけなんだろうか?

笑いと言うのはその人の価値観がはっきりと出る。
人と人が仲良くなれる時、笑いのツボが同じなことが多い。

品格、品性、
人の事をとやかく言える自分ではないのは良く知っているが、

人の句を選するというのは、
慎重にならなければいけない事と自身に言い聞かせておこう。











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