陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

不祥事ニュースに見るケアマネの知名度

2010-01-06 21:04:44 | Weblog
ケアマネ、5千万円不正引き出しの疑い(読売新聞) - goo ニュース

↑今日、職場で話題になっていた。
昨夕のニュースで流れたらしい。
詳しく知ろうとネットニュースを調べたら書き方いろいろ↓。

高齢姉妹の5000万円超流用=介護施設職員、住宅購入-兵庫(時事通信) - goo ニュース

ケアマネ、認知症・寝たきり姉妹の5200万円引き出す(朝日新聞) - goo ニュース

読んでいてなんとなくケアマネの書き方に違和感を感じる。
朝日新聞の
「姉妹への在宅介護を2カ月以上放置していた疑いもあるといい、姉妹側は横領や保護責任者遺棄容疑での刑事告訴を検討している。」
と、言うのは仕事の内容に言及しているの?
在宅介護を2ヶ月以上放置って?
どんなサービスが入っていたのか分からないけれど、
ケアマネが訪問をしていないとか書類がないとかって事?
何の介護サービスも使ってなければ、
すでにケアマネとして報酬は受けていないわけで放置とは言わないと思う。
記事からはどうも利用者の金を使い込んだこと以外の何で告訴されているのか?
お金を使い込んだ事を指しているのか?
見えてこない。 「保護責任者遺棄」の保護責任者と言うのがイマイチよく分からない。
ケママネが保護責任者ってこと?
支援のお手伝いはしても主役は本人、家族。ケアマネは間違っても保護責任者じゃない。
と、私は理解していたけど、私の勉強不足?

時事通信は
「私立病院の介護支援事業所職員」と書いたり「介護施設職員」
「ケースワーカー」と書いたり、何の職種なのか大混乱状態。
介護支援事業所というのは在宅で介護保険を利用する人のためのケママネ。
介護施設職員と言えば、老健とか特養とかの施設ケアマネをどちらかと言えばさす。
ケースワーカーはもろもろ福祉相談をしている人で介護保険上は存在しない仕事になる。

結局、我らケアマネは何をしてる人か?
ほどんど理解されていないって事なんでしょう?

他人の家につかつか上がり込む仕事ではある。
でも訪問介護ヘルパーほど色濃いお付き合いにはならない。
ケアマネに対して利用者が利用代金を支払う事はないし、
各サービスへの調整はするけれど、集金業務にはたずさわらない。
介護保険の職種で利用者自身のお金に直接触ることのない唯一の仕事だ。
職場でどうして横領なんて展開になれるのか?謎だと言う話になった。

ニュースで介護職員だのケアマネだの聞くとドキッとして、ついつい耳ダンボ。

あなたに逢えてよかった  新堂 冬樹 ・ 蠅男  田口 ランディ

2010-01-06 07:26:32 | 
あなたに逢えてよかった
新堂 冬樹
角川書店

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読み終えて著者の履歴をみると
『忘れ雪』『ある愛の詩』と
涙のとまらない”純愛小説”という新ジャンルを打ち立て、大ベストセラー。
どうもこの「あなたに逢えてよかった」が”純愛小説”3部作の完結編で
至上の愛ピュアな想いを謳いあげた作品であるらしい。

ここまで読んでビェ~っとドン引いた。
一番苦手なジャンル。
なんで図書館で借りてきたん?
年末の記憶の糸を辿ると、主人公の仕事に惹かれたものと思われる。
「思い出110番」という記憶障害の人のためのリハビリ機関の作業療法士だった。
途中の恋愛はじまりに飽きつつ、
施療する側が専門の記憶がなくなる病気になってしまう辺りで目が醒め、
美しい終わりでちょっと引いた。
愛は愛し合った記憶が消えても永遠なのだ。やれやれ~

実母はじめ親戚筋が長命認知症ばかりなので、
どうも私の行く道でもあるようでもあり、
認知症の本人と取り巻く環境をしっかり見聞きしする日常に身を置く。
しかも他人事とも思えず、ケア末席を汚しているのだ。
美しい愛より泥仕合を見てます。ないお話だから美しいのねん。

本の装丁を見れば
ピンクピンクに薔薇・ティーカップ。
もちろんブラックコーヒーでない紅茶に金のスプーンが薔薇花弁と乙女チックだったわ。

さて、その前に読んだのが
蠅男
田口 ランディ
文藝春秋

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副題が『腐純愛小説集』
裏にでっかく
【ふじゅんあい】について説明がある。以下転記。

ふじゅんあい【腐純愛】(名)

  腐った純愛。
  相手あるいは自分が腐ってしまうほどの純愛。
  転じて、それぐらい深い愛のこと。
  不純な愛とは区別されるべきである。

匂い立つようなどろどろの腐。生きていれば自然と腐臭が立つ。
だからお風呂に入る?関係ないっか^^;
こっちも小説だからあり得ない話が数編ではあるけれど、
真実味は
真っ黄色でべろんと真っ赤な舌がピンクの四角文字「蠅男」から出ている
こっちの小説にありそうだと思う私。

小説の内容と外側ってしっかり連動しているものなんだねぇ~
続けて読むと純愛通になれまっすウソ

無事、正月休み用に図書館で借りてだらしなく積まれた本完読。
次の暇つぶしは土曜日に借りに行こうか?
休みには生身の人間に接する時間を作った方がいいのかな?
とも思うが、ついつ冬眠バージョン。
生の刺激が少ないと認知症が近いとか言うけどね???

さて、現実に逢いに~仕事いこっと~♪

ミラーを拭く男

2010-01-06 00:11:45 | 映画(DVD)
ミラーを拭く男 [DVD]

ブロードウェイ

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故・緒形拳が主演というので借りてきた。
日本全国のカーブミラーを拭いて歩く男。
自転車に脚立を積んで、テント生活でミラーを拭いて日本全国を旅して歩く。
そのうちテレビの取材がついてくる等の展開がある。
ほとんど主人公に科白なし。
寡黙な男。
赤の他人は奇特な人として暖かい眼差しであるが、
家族にはいきなり扶養義務を放棄して、持ち金を食いつぶす自分勝手な困った男でしかない。
ミラーを拭くきっかけはあの小さな交通事故かな?
と、言うくらいストーリーは劇的でない。
事故の責任を積極的に取ろうともせず、
質の良くない被害者への応対は妻任せで逃げていて、
突如、脚立を自転車に積んでミラー拭きの旅に出てしまう。
栗原小巻演じる妻がどういう状況になっても、夫をやんわりと按じている。
仕事以外の社交部分は妻に任せて我関せずの、ちょっとそこらに居る夫なのかもしれない。
定年近くまでがんばって働いてきて、生きがいというと口はばったいけれど
やりたい事に目覚めたというか?
生きたいように生き始めた中年のカタチと言うか?

老年も荒野を目指す?
おっさんの中の少年を見たようでもある。
意志ある寡黙な男を緒方拳が演じて、ふ~~んと納得させられる感じ。
ストーリーが静か過ぎて途中寝てしまって、ふたたび戻ってストーリーを繋いだ。
やれやれ~
夜は映画館でなくても最近、途中寝てしまう…
今、仕事に出ているのがやっとこさのような体力、気力。
先では私も何を頼りに暮らそうかな?

2002年 サンダンス・NHK映像作家賞 受賞作。