陽だまりのねごと

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姑は脳血管性認知症

2008-09-09 05:15:18 | Weblog
今年2月には狭心症で入院してから後
姑が不調を訴えては病院へ連れて行って欲しいと言うようになった。
緊急でなんども連れて行くがその度にどこも悪くないという結果が出る。

めまいふらつきがあるからと脳外科でMRIを撮ったら
小さな脳梗塞がいっぱい見つかった。

かかりつけ医に相談に行ったら脳血管性認知症と言われた。
確かに記憶がまだらに飛んで辻褄の合わない事を平気でいったり
おかしな自分勝手な判断が目立つようになってきていた。
もともと誇大表現の人ではあったけれども
美しい記憶に書きかえられた逸話も増えている。
体調不安訴えも認知症からきていたのかも。
ひとり暮らしが不安になってきたか?

こだわりの多い他者のすることでは納得しない性格。
亡夫がたったひとりの子供だった。
ごく近所に甥家族の家が2軒ある。
介護は女性と言う古い考えの甥たちの嫁は私が無職になってホッとしている。
あからさまに家族が一番などと言う。
私は姑の家族で自分たちは違うと言うことらしい。
姑は姑で私よりも血縁で近くに住んでいる甥を頼りにしているのは明らか。
言葉の端々にそれは現れる。他人である嫁として私は微妙な立場だ。

健康への不安訴えが落ち着くかもしれないからと
週一の往診がしてもらえることとなった。

足元がふらつくようになってきたし
几帳面で草ひとつなかった庭や畑が荒れ放題になってきている。
ずっと嫌いな姑であるけれど
仕事がなくなった今は気にかけてあげる時間が取れる。

私を家の中へは極力上げたない態度ありありでまともな世話は無理だけれど
畑や庭の草むしり程度はしてあげられる。
バスで買い物に週一回出かけるのが習慣だったけれど
こだわりのいつものスーパーへの移送はかって出られる。

ちょっと換気扇が汚れていると小耳にはさんだから
すぐに掃除をして、
もう後は簡単に紙フィルターを取りかえれば楽なようにしてあげた。
『あんなものいつまで持つかね?』と紙フィルターへの嫌味は忘れない。
掃除が終わったら正午過ぎていたから昼食用とお礼兼ねてか
賞味期限が相当過ぎたアンパンを持たされた。
いったい何を食べて過ごしているのか?
まともな物を食べているかどうかも疑わしい。

今まで私が作った総菜はことごとくクレームを付けた人だけど
昨日は我が家のお残りをちょっとだけ昼に持って行った。
88歳の現在まで営業してきた理髪店の
赤と青のあのポールが回ってはいなかった。
完全に閉めたワケではなく
調子が良くなったら待っているお客さんだけはとまだ言う。
好きなことを無理しないで続けることが気持ち張りにもなるだろう。

大嫌いと放置しておくわけにもいかなくなってきた。
ちょっとづつ近づいてちょっとづつ心通う存在になるしかあるまい。
完全一人暮らしはもうあぶないわ。
無職の私にやることがひとつ見えてきた。