陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

キライと言うこと

2005-04-01 23:23:06 | Weblog
今日はエイプリルフールだったと、寝る前に気がつく。

腕を曲げ伸ばしすると痛い。仕事の合間に整形へ。
超高齢率の高い院内で、文庫本読破。「ひとを<嫌う>ということ」中島義道著。昼休憩に出た本屋で遭遇した。職場でおもしろくない人物ありけりアララって精神状態を表しているセレクト。読破ってのは、いかに診察を待たされたかと言う事で、あの受付も、レントゲン技師も、患者ばぁさん達のかしましいおしゃべりも、み~んなまとめてキライ状態でもあった。少々イラついて順番を待っていた。この本を読むのに相応しい心理状態だったかも。

キライの感情を悪として、押し殺そうとしたり、そんな気持ちになる自分を責めたりしがちだが、キライを肯定している。キライの原因を分析し、キライの感情が人生を豊かにすると「キライの効能」で結んである。

息子は世のすべての人からキラワレテいると思い込んでいる。すべてを悪意的解釈で、我が身を守ろうと頑なでいる。

「かぁさん、なんでだまっている?」「なんでためいきついた?」

毎度のボッとタイムで、息子の事など頭にないが、実際、不快由無し事が浮かんでいる事が多い。雰囲気の悪いムードが漂っていたのかも。

「なんで笑った?」「オレを冷笑したのか?」

アスペな息子にキライ光線が射して出来た習性だろう。
誰でもキラワレル。キラワレル事は当たり前な普通な事だから、慣れればいい。自分だって人をキライと思う感情が湧くんだから、人だって湧く。キラワレル事を怖がらなければいい。そうかい、そうかいキライかい。と、スキになってもらう努力をするより、ワレはワレ。我が道、孤高の道を行けばいい。つまらぬ迎合で疲れるよりよっぽどカッコいい。

エープリルフールの朝にワクワクとひっかけを考えるゆとりと、騙されて笑ってすませられる関係の人と、どっちも本日は欠乏していたらしい。