四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

自分に棲む「龍」に気付きましょう

2012-01-13 21:20:10 | 生かされて今日
 去年11月来日中のブータン国王ご夫妻は、大震災で被災した福島県相馬市の小学校を慰問され、5~6年生と懇談されました。その際に人間の心に棲む龍、ドラゴンの話をされたそうです。

 『君たちは龍を見たことある?   私は見たことがあるよ。

龍は私たち一人一人の中にいるんだよ。 

     自分の経験を食べておおきくなるんだ。

年を重ねれば強くなる。

     自分の龍を大事にしないといけないよ』と。

 法華経にいわく、『一切衆生悉有仏性』。どんなひどい汚い人、死刑囚、犯罪者もその本質は仏になれる仏性、成仏への種子が植えこまれていると説きます。ブータン国王の云う「龍」はまさに凄いパワー・可能性を秘める仏性のことです。釈尊の伝道のご労苦は、私達凡夫がここに気づき信じさせるためのご一生でした。
 私は今まで失敗を怖れるあまり、低いレベル安全な目標に終始し、挑戦していなかったことを情けなく思います。自分の龍を小さくチッポケにして、仏性に泥をかけていたのです。
 引退後世界のコートに復活されたテニスプレイヤー、勇気ある中年のクルム・伊達公子さんが仰っておられました。今年の目標は「スマイル アンド チャレンジ」だと。ドイツ人の夫君と素晴らしい互いの「龍」を生かし挑戦される人生の達人ですね。
 寒中の明日は大学センター試験の初日です。受験生の皆さん、自分の「龍」の無限のパワーを信じ切りましょう。神仏の加護を信じて精一杯力を出し切りましょう。

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