四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

将来にツケをまわすな

2015-07-26 11:47:53 | 生かされて今日

 文豪・幸田露伴のことば。

『今日の吾人は古代に比し・・・大いなる幸福を有している。これはみな前人の植福の結果である。すなわち、よき林檎の樹を有しているものは、よき林檎の樹を植えた人の恵みを荷うているのである。すでに前人のおかげによる、吾らもまた植福をなして子孫におくらざるべからずである。真の文明ということは、すべてある人々が福を植えた結果なのである。・・・吾人は吾人が野獣たるを甘んぜざる立場よりして福を植えたい。』

 にも関わらず私たちは子孫に前借りの借金ばかりをして暮らしております。

①膨大なる国の借金(赤ん坊にまで1千万円近き国債の負担)、

②原子力発電所による核廃棄物、

③地球温暖化による自然破壊。

 それに加えて衆議院で強行採決された集団的自衛権(日本国憲法の実質的な破壊)が出てきました。

どこまで子孫に対しマイナスのツケを回すのでしょうか。「自分さえ良ければいい」とする、エゴ丸出しではないでしょうか。自民党と「平和の党・公明党」の議員は目先の自分の損得に目がくらみ、世論をいっさい無視しています。

傲慢も極まれりです。こんな凡庸な連中に戦争へのボタンを任せられますか。

300万人超の国民の犠牲を強いた反戦からかち得た憲法をまもり、不殺生戒の仏教徒として粗暴なる戦争法案を阻止します。1票の格差が憲法違反と最高裁で指摘されている国会、ましてやその強行突破は国を破滅へ誘う悪魔の所業である。


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