四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

運慶の繊細優美とパワー

2011-03-06 06:37:21 | 生かされて今日
 わが横浜金沢区の県立金沢文庫で国宝級をズラと揃えた「運慶展」を今日6日まで開催中です。ここ金沢区は海あり山あり、鎌倉時代の史跡(称名寺や龍華寺や瀬戸神社など)あり、大学の町(横浜市大と関東学院大)でもあります。また、横浜では唯一国宝のある町、大名がいた町、市民一人当たりの緑地面積が最大の町です。 普段静かな町も「運慶展」への列が駅から続いて静かな賑わいとなりました。間違いないと云われる運慶作品は6つしか無いのです。若き運慶がお父さんの康慶の指導で製作した奈良・円成寺の大日如来像は国宝です。米国のオークションで何十億かで真如苑が落札、日本へ戻られた大日如来像にも会えました。
伝運慶の瀬戸神社にある舞楽面も素晴らしい。陵王面にまたがる竜の足裏が反り返る力強さ、抜頭面の大きな朱鼻、国宝「文選集注」は中国古代の詩文集の解説書で、母国中国では失われている貴重な書です。
 「吾妻鑑(あずまかがみ)」は鎌倉時代の歴史書で、始めて現物に接することが出来ました。いやー、日本文化の優美、深き祈りに清められ誇りを持ちました。国会の政治家は駄目ですが。

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