四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

秋のお彼岸(ひがん)です

2013-09-23 09:20:00 | 生かされて今日

日本の伝統行事であるお彼岸は年二回、春と秋とに各一周間づつございます。わが命を繋いでくださった膨大な数の先祖を偲び感謝して、私たちの住む浮世の向こうにある悟りの世界、絶対的調和の世界・理想郷へ皆共に歩みましょうとの趣旨です。

 立正佼成会横浜教会では22日多数のご家族の参列を得て執り行われました。先ず「親子奉献(ほうけん)」、親子二人あるいは爺婆と孫とのペアーが釈尊にお花と灯明とをうやうやしく捧げます。ご近所に住むお母さんと2児の母となった娘さんとが儀式に参加できると聞きました。

釈尊から頂いた教えを家族して継承することは最高の幸せであり、ご先祖様と釈尊への最高の報恩です。様々なペアーが奉献に参加出来た裏には、目に見えない努力と涙とが想像されとても感動的です。

一番ワガママ・煩悩が出やすいのは家庭の中です。教会では悟りすましても家庭での暮しに実行しなければ、家族・妻や夫・子供たちへの伝道は出来ません。口だけの外ヅラばかりの偽善家と馬鹿にされるからです。

椎名教会長さんはご説法のなかで、教会は稽古場、家庭の中こそが本舞台・本場所ですよと。

 続いて各家から出されたご先祖、知人友人・故人のお戒名が各二回読み上げられる中を全員で法華経の読誦です。今回は約2万人のお戒名が成仏し心やすかれと仏前に奏上されました。私も両親や兄、お世話になった故人の戒名をお出しして偲びました。

私は毎朝、下記の道元禅師のお言葉を合掌して唱えております。

『人身(にんじん)得ること難し。仏法逢うこと稀なり。今我ら宿善の助くるによりて既に受けがたき人身を受けたるのみにあらず、あい難き仏法にあい奉れり。

生死の中の善生・最勝の生なるべし。最勝の善身をいたづらにして無常の風に任することなかれ』



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