「近世養生思想における呼吸法と丹田」
片渕 美穂子
『和歌山大学教育学部紀要. 人文科学』
64, 111-119, 2014-02-20
https://ci.nii.ac.jp/naid/110009794465
https://ci.nii.ac.jp/naid/110009794465
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1.導引術と丹田
2.近世前期養生書における丹田
曲直瀬玄朔(1549-1631)の『延寿撮要』における丹田
3.貝原益軒『養生訓』における丹田
4.武芸思想と丹田
5.理想の丹田
面白いのは、「肩があがり、胸がそった姿勢」は、欲からきており、「臍下の気が抜けている状態」であり、背中が丸く下腹部が膨らんだ男性の絵が「精神的な強さ」と「熟達した技芸の持ち主」として描かれていることです。
これは、呼吸法や丹田の研究者にとって、面白い論文だと思います。