グラニーのブログ

旅の思い出

福井 養浩館1

2012-05-19 16:50:36 | Weblog

昨年は日本庭園第3位だが今年は四国の栗林公園に抜かれて第4位になってしまったと云う養浩館は市民の憩いの場所として、また観光の名所として親しまれている。この名勝養浩館庭園は江戸時代には「御泉水屋敷」と呼ばれ、福井藩主松平家の別邸だった。昭和20年に福井空襲で養浩館は焼失、昭和57年、国の名勝に指定されたのを機に、福井市によって復元整備が計画され、江戸時代の文政6年(1823)に作られた「御泉水指図」を基本に、学術的な調査と復元工事が進められ、平成5年に完成して、一般公開された。
バスから降りると市民ヴォランティアの方の誘導で、養老館の回遊式林泉庭園を周遊、自然石の石橋を渡って養浩館の建物の中に入り、各部屋の説明を聞きながら内部見学をした。


関ヶ原近くの伊吹山と武生の近くの桜並木



養老館の庭園
大きな池を中心とした回遊式林泉庭園で、広い水面に対して立体的な変化を持たせる様々な工夫がなされている。岸辺の周遊や船による鑑賞など、また屋敷からの眺めも考慮されている。


庭園に入ってしばらく歩いて行くと水路が見えてきた。
この小さな石橋を渡るといよいよ池の周辺の散策となる



排水路に架かっている曲線の美しい切石橋と
景観のアクセントになっている、動物が座っているように見えると云う岩島 
その周辺には玉石が州浜状に敷き詰められている。



清廉 
一間四方の寄棟作りで、柿葦屋根の小亭



清廉から養浩館の御月見の間の建物を撮影



臼の茶屋のつくばい 
丸い井筒の手水鉢は笏谷石で作られており、
清水が湧き出るように底に穴が開けられている。
実際に見たときは清水がこんこんと湧き出ていて印象的だったが、
写真には清水が湧き出るさまが写らなくて残念。



臼の茶屋跡から養浩館の御座ノ間と御月見の間の建物を撮影



遣水に架かっている自然石の石橋 
全国的に見ても最大級の自然石の石橋と言われている



遣水 
往時は芝原上水を屋敷の東南から、
蛇行する幅の広い水路で池に水を引き入れていたが、
現在は地下水をポンプで汲み上げ循環させているので幅も細くなったとのこと。



通りがけに外から撮った御月見ノ間の内部 
窓の障子の開きを調節することによって違った景色が楽しめる。
窓は雲の形になっている。








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