グラニーのブログ

旅の思い出

アイルランド紀行 ゴールウェイ(3)クロンマクノイズ

2007-06-27 08:07:16 | Weblog
初期キリスト教修道院跡クロンマクノイズ訪問と言えばハイクロス(高十字架)とラウンドタワーだ。
写真の『聖書の十字架』は高さ4mのハイクロスのレプリカで、900年ごろのもの。表面には聖書の物語が書かれている。オリジナルはビジターセンターの内にある。ラウンドタワーは高さ19mの鐘楼で、1135年の落雷により被害を受け、現在見られる8つの窓がある最上部は後に再建されたと言う。この修道院の起源はアイルランドの十二使徒の一人に数えられている聖キアランが545年にタラの大王の援助でここに教会を建てたことにさかのぼる。7~12世紀に全盛期を迎えた。当時のアイルランドは、聖人と学者の島と称えられており、その中でもクロンマクノイズは中心的役割を果たしていた。たびたびヴァイキングの襲来を受け、被害を受けているが、その都度修復された。しかし、12世紀を過ぎた頃から徐々に衰退し、1552年にイギリス軍に占領され、価値のあるものはほとんど略奪されてしまった。その後も何度も修復されたが、かっての様な輝きを取り戻すことは無かった。

   
上のハイクロスの裏面
   
 ビジターセンター内の聖書の十字架のオリジナル
   
 ラウンド・タワー





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