グラニーのブログ

旅の思い出

江南周遊 上海2

2012-08-12 07:36:42 | Weblog

豫園
16世紀、明の時代に四川省の役人をしていた藩允端が、両親のために造った庭園で、1559年から77年まで18年かけて造営された。400年余の間に庭園の持ち主は次々と変わり、改築改修も何度も行われた。面積は2万平方メートルで、蘇州の4大庭園や北京の庭園の広大さとは対照的だが、設計の巧妙さと計算し尽くされた配置の細やかさによって、無限の広がりを持つ空間になっている。豫園は竜の彫り物を乗せた塀によっていくつかのブロックに分けられている。豫園名物のひとつ、太湖石の築山は、極端に反り返っている屋根の建物と不思議な調和を見せている。良く見れば穴だらけの奇怪な石だが、此処では素敵なオブジェクトとして鎮座している。庭園の周辺は豫園商城と呼ばれる商業エリアで、土産物、お茶、漢方薬などの店や、上海料理の店がひしめき合っている。すりが多いので年配の方は特に注意を必要とします。


豫園商城



豫園に入る前、時間待ちしていた広場から撮影した池の周りの風景



海上名園 
江沢民さんが書かれた名筆 この石の後方に三稲堂がある



三稲堂 
豊作を祈って付けられた名 
建物のドアには稲、麦、黍、瓜などの浮き彫りがある



築山の庭園 
(右下)写真の右側は回廊の一部



龍壁 
点春堂と万花楼の間の壁の上部は龍で装飾されている。
昔は皇帝しか龍は使えなかったので、爪を4本にして、龍ではないことにしたとか



高さ約3mの太湖石の築山 豫園名物の一つ


新天地
上海近代建築の代表とされる石庫門を中心に改造、1920年から30年かけて存在したフランス租界の町並を再現、2001年にオープンした。装飾・工芸品、土産物、家具からレストラン・バー・デスコ、ブティックなど約80の洒落た店が集まっている。上海の最先端の流行発信地。パリーやニューヨークを思わせるオープンカフェも多い。

 

約30分の散策を楽しんできました