グラニーのブログ

旅の思い出

エジプト紀行 ダハシュール

2010-09-12 09:47:01 | Weblog
 
ダハシュールはサッカラから南の人里離れた砂漠にある小規模なピラミッドのある遺跡。ダハシュールの2つの大きなピラミッドはギザの大ピラミッドを造ったクフ王の父、スネフェル王のために造られた。2つのうち先に造られたのが、傾斜角度が途中から変わっている屈折ピラミッド。このピラミッドは初めて正真のピラミッドとして設計されたもので、それ以前はすべて階段ピラミッドだった。したがって、設計者が計算間違いをした可能性があり、初めは55度の傾斜角度だったが、構造上の不安があり、途中から44度に傾斜を変えて完成したのだろうと言われている。珍しいことに、このピラミッドは、完成当時表面を覆っていた白い石灰石がかなり残っている。もう1つのピラミッドは43度の緩やかな傾斜を持つ北のピラミッド、別名赤のピラミッドだ。石が赤いことから赤のピラミッドと呼ばれている。

       
屈折ピラミッド
       
赤いピラミッド

ナイル川ディナークルーズ
ピラミッド観光の後は絨毯店により、ナイル川ディナークルーズで夕食となった。船内では最初音楽に合わせて歌が披露され、次いで、女性が腰を激しく振りながら踊るベリーダンスがあり、ぐるぐる回り続けるイスラムの踊り“スーフィーダンス”(トルコの宗教ダンスを期待したが、此処では観光用にステージ化されたもので、タンヌーラ・ダンスとも呼ばれているものでちょっとがっかりした)が催された。

       
上段 夜のナイル川クルーズ 中段 ベリーダンス 下段 スーフィーダンス