ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

Thank you Mama

2008年04月26日 | ノンジャンル
ちょっと、母親関係の記事で湿っぽくなったきらいがあるので、
明るい感謝の歌を、紹介したいと思います。

Sizzla "Thank U Mama"

http://www.youtube.com/watch?v=UXK0PU2ba9A



自分と向き合う

2008年04月26日 | ノンジャンル
病院では月に2回、女性患者のためのミーティングが
行われている。

同じ病気とはいえ、男性と女性では事情が異なる面も特に多く、
体験を共有するという面では、女性のみのこういった場は
大切である。
自助グループにおいても、家族のみの場、女性のみの場が別に
あって、啓蒙活動を行っている。

ところで、このミーティングのテーマが今回、今のご主人と
結婚していなかったら、他の男性と結婚していたら、あるいは、
一人身であったなら、この病気に成らなかったか?というような
ことであったらしい。

かなり珍しいテーマだったので、進行役の看護士さんが私に
相談してきた。逆の立場で考えてどうでしょうか?と。

確かに、誰でも、もしも今の相手とは違う人と結婚していたらとか、
結婚せずに一人でいたとしたら、今の自分や、自分の環境はまた
違ったものになっていたかもと考えるだろう。

この病気の患者は特に断酒初期の頃、こういう事を良く考える。
何故自分はこう成ってしまったのか。そして、自分の過去を
振り返りながら、これからさきのことをも考えるのだが、
往々にして自分の置かれた環境、人間関係など、自己の周りに
その原因を見出そうとする傾向がある。

だが、回復が進んでいくに連れ、自分自身と向き合えるように
なっていく中で、誰と結婚しようがしまいが、どんな環境に
あったとしても、自分は自分でなるようにしてこの病気に
なった事を自覚するようになる。

つまり、母親の言葉を借りれば、
「人のせい、周りのせいにしている間はまだまだ。」
という事なのである。

そういう話を看護士さんにした後、彼女はミーティングに入った。

その後、看護士さんのお話では、テーマがテーマだけに、
ミーティングはかなり盛り上がったようだが、結論的にはやはり
本人の問題であるという事で、意見もまとまったようである。

なるべくしてなった病気であると自覚すれば、過去の自身に
向き合って、これからをどう生きるべきかということを常に
前面に置いて、そのためにやるべき事を逃げずに一つ一つ
していく他は無い。
今までは、それを避けて、お酒に逃げ続けていたのである。

自分の生きる道を歩いていく中で、たびたび直面する障害は、
自分との闘いを制する以外に乗り越えていく事は出来ない。

誰の人生を生きているのでもない、自分自身の人生を
生きているのである。