ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

断酒の驕り

2007年07月03日 | ノンジャンル
今現在、生きていることの驕り。
一度は命を落としていたかもしれない。
バカな奴だと、残された者に、思われていたかもしれない。
そして、いつかは必ず死ぬ。

思うように身体が動く、若さの驕り。
いずれ、思うようには動かなくなる。
自分で自分の身を煩わしく感じる時が必ずやって来る。

健康であることの驕り。
自分でトイレにも立てず、糞尿にまみれていたかもしれない。
痛みと苦しみに、この世の全てを呪わしく思っていた
かもしれない。
そして、いつか人は、必ず病に罹る。

断酒の驕り。
再飲酒して、全てを失ったのは、自分であったかもしれない。
一杯を口にすれば、それが破滅への引き金となる事は、
皆同じである。
飲まない事を、人を見下げる理由としてはならない。
飲まずとも自分は、まだ人並みですらない。