ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『重力ピエロ』

2008年05月04日 06時42分01秒 | 読書日記
『重力ピエロ』(伊坂幸太郎著)

最近、伊坂氏の作品を続けて読んでいるけど、物語よりも作者の考えていることが気になって、読み終えるのに時間がかかってしまった。

精神的にも肉体的にも社会的にも人が傷つく「残酷」表現がたくさん出てくる。
2年前に読んだ『グラスホッパー』はただのハードボイルドかと思っていたけれど、背景がわかったような気がした。

地球上で一番悪いのは人間だと私は思う。
だから、主人公の弟が法学部の教授と交わしたセリフ「子供を何人殺そうが知ったことではないですが、犬を遊び半分で殺したら死刑ですよ。俺が許さない。」と私も思う。
それから、そういう人間は更正しないということについても、同感。
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