Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manと青の祓魔師のネタバレ感想と進撃の巨人、アニメ感想を書いてます。

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平清盛 第20話 「前夜の決断」

2012-05-20 19:50:10 | TVドラマ

視聴率でしかモノを見れないマスコミって仕方ないな(笑)
見てから言え。こんなに面白いのに。

平清盛 第20話 「前夜の決断」

保元の乱。
結果を知ってるこちらはどーとでも言えますが、結果を知らない当事者達は大変。
土壇場だからこそ、色んな思いが紛糾する。

清盛は変わらず中立の立場を貫こうとする。
けど、周りは体育会系でかっこよく戦えばいいじゃん、棟梁の命令のまま戦えばいいじゃん、
帝につき従えばいいじゃんで思考が止まってる。

それじゃ、いつまでも狗止まり。
もっとおいしいエサが欲しいのね、としか思われない。

清盛が欲しいのは、確かな実績。
もう貴族が武士の顔色を伺う事なしには何もなせないと気づかせないといけない。
武士がいつまでも宮廷の狗でなく、人となった事を。

何せ、天皇と上皇の戦いの代理戦争とはいえ、貴族が直に指揮する訳でもなく、
親衛隊もなく、子飼いの兵ですらない。
依頼されて請け負う。それだけの関係だ。
強そうな方に任せて、後は結果待ちなんである。
だが、今までは警備の延長で「自立」なんて頭になかったから、自分が彼らの命運を
実は握ってるなんて思いもしなかった。
いいエサをもらって、ワンワン!で済んだ。

だが、今は武士の力が強力になって、平氏をなだめたり、すかしたりしないといけない。
ここで自分を安く売れば、戦が終わっても元の定位置に戻るだけ。
だから、立場を敢えて限定しない。
釣る為だ。恩賞が土地や金でなく、「公家の地位」を出してくるまで。
宮廷は公家以外の人間を人間として見ようとしない。
貴族以外は全て彼らの道具であり、人以下なのだ。
忠盛も清盛もそれをよーく解っている。
だから、このチャンスを待っていた。

ところが周囲はそれが解らない。
むしろ、叔父上の忠正は清盛の真意が解って何も言わず、忠盛の実子頼盛が
解らないのは経験の差だろうな。
頼盛は「犬の辛酸」を嘗めていないんだろう。
何故、武士の地位を上げる事に拘るのかも解ってないのかも。

それが後半の悲劇に繋がると思うとやるせないなぁ。
平氏は一枚岩。一蓮托生。
それを連呼してただけにね。

まぁ、後白河帝だけはそれを見抜いていて「どっちに転んでも公家にはしないもん。
だから、どっちに就くか、もう決めろや」と言われて、清盛も苦笑せざるを得ない。
潮時とあっては、勝ち馬に乗るのが勝負師の習い。清盛は帝側。

反対に俺達バラバラ族なのは源氏。
義朝だけ帝側で、パパ達は上皇側。
ビンボなせいか、始まる前から負け戦みたいな風体ですが仕方ないね(^▽^;)
常盤ちゃんは身内と争ってこれでよいのですか?と義朝に問い、由良ちゃんは
頑張ってこいと尻を叩く。
戦で迷いがあっちゃ死ぬんで、由良ちゃんの方が正解だが、庶民感覚としては
常盤ちゃんが人として正解なんだろう。
まぁ、言われんでも父と戦いたい筈ないんで、義朝もツラかろう。

でも、関が原でも大半の国が東と西二つに分かれて身内が戦い合ったように、
弱いもんが生き残るには生存の道を残しておかねばならない。
義朝がツラいのは、恐らく帝側が勝つのが解ってるからじゃないだろうか。
父と子、どっちも悲しい。
そして、その腹心の部下の親子も。
一度は袂を分かった正清君が駆けつけてくれてきてよかった。
そして、わざと怒らせて彼を行かせたパパと正清君のパパも何て優しい。
ケンカばかりの源氏だけど、やっぱり身内はいいねぇ。

だが、平氏も一枚岩ではない。
清盛にはついてけないから、自分だけ上皇に就くと言い出した頼盛。
母親が諌めてもダメ。
けれど、頼盛が勝手に上皇側につけば、勝っても平氏の棟梁に背いたって事で
一門がガタガタになるだろう。
しかも頼盛は忠盛と母上の血の繋がった子供だ。
家森事件の再来になってしまう。

だから、叔父の忠正が彼の代わりに上皇側につく。
表立っては平家の生き残りの為だが、上皇側に勝利なんかない事を忠正だって解っているだろう。
だからこそ「俺とお前の間に絆なんかなかった!!」と言い置く。
存分に戦場でまみえよう。遺恨などないから、と。

忠正の頼盛に向けた笑顔が凄まじいな。怪演だ。
平家の事でずっとぶつかってきた二人に絆がない訳がない。
災いをなす子と呼ばれた子供を疎み、だが、いざとなれば守り、そして今や兄の意志を
継ぐ者と認めるまでに育った清盛をずっと見守ってきたのだ。

だから、清盛も忠正の言葉に泣き、そして、正々堂々と戦う事を誓う。
頼盛も清盛の背を見て、自分が何をしようとしたか、叔父に何をさせてしまった気づいて、
でも泣くことすらできない。

そして、清盛と義朝、初の共同戦線!
何か西行が前半ウロッと出ていたが、世俗を離れた彼は歌を詠むしか関われない(笑)
兎丸は元気そうだね。いずれ死の商人になりそうだ(^▽^;)

次週、保元の乱。
勝つ人、去る人、戦はいつも残り火は寂しい。


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