Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

14番目の子守歌

2012-05-20 11:48:01 | D.Gray-man

サンデーgxはよくて明日だし、過去編何処まで描くのか解らないので
ちょっと書き忘れてた事を。

過去編は双子の赤子に例の14番目の子守歌を女性が歌って聞かせてる所から始まる。

私は最初、14番目が自分の子供が生まれた時、作って聞かせてたんだろーなと思ってたが、
アポの出現でその考えが台無しになった(笑)
14番目の子守歌じゃなくて、14番目のママの子守歌なんだね。

ただし、この時代のイギリスじゃ、中流以上の家庭は子供は乳母が育てるもんで、実母が育児に携わる事はなかった。
親と子供は別々の部屋で過ごし、両親と子供が対面するのは両親の夕食時、乳母に連れられてご挨拶。それだけ。
(ピーター・ラビット書いたポターさんは、この時間が毎日毎日怖くて仕方なかったと後年述懐している。
そりゃあ、相手は実の母とはいえ滅多に会わず、正装して、食堂という公式の場にいるんだし、
優しい言葉はかけたかも知れんが、子供をジロジロ見て、乳母にあれこれ注意するとか注文つけるだけじゃ、職員室に呼び出された生徒と変わらんわな(^▽^;)

ピーター・パンのウェンディ達にしても、中流家庭だけど、乳母を雇う金がないんで、犬を乳母代わりにしてる。
現代に比べると、乳母はずっと身近な存在だった。
(ちなみにうちの母も乳母に育てられてる(笑) 単に子沢山の商家だったからだけど)
皇室にしたって、美智子様が母乳で育てるってだけで「えええええええ!?」だったんじゃ。
やんごとなき婦人は子供を自ら育てるなんて、考え自体禁忌だったのだ。

だもんで、この歌を歌ってる女性がママじゃなくて、乳母という可能性の方が高いんだが、
Dグレはドッチラケ19世紀なんで(笑)、ふつーにママでいいんだろうな。
マナんちがビンボなら育児がママでいいけど、何かマナーハウスっぽいし。
(その割に周囲が馬も走れる草原じゃなく、全部麦畑って変わった家だ(^▽^;)

何でそんな事を気にするのかというと、14番目の子守歌の歌詞が余りふつーじゃないから。
ふつーの子守歌は子供が安らかに眠れとか、子守娘のツラさを織り込むとかだけど、
14番目のは「ナニモノカの祈り」のようだ。

数千年待ち続けて、何百回も輪廻を繰り返して、やっと巡り会えた…。

そんな歌詞である。
平凡な女性がそんな奇妙な歌を作るだろうか(^▽^;)
一体、何が彼女にそんな作詞をさせたのだろう。
もし、そうならネアやマナよかよっぽど裏設定の気になる女性だ。
現代なら超おたくで中二から卒業出来てなくて、キラキラネームつける母親でオッケーなんだけど、まぁ、それは置いといて(笑)

歌詞の全部が表記されてないので、14番目が中盤から変えた可能性はあるけど、
あれは「アレン」の覚醒を促す筈のものだったろうから、幼い頃の記憶の呼び水として
変えない方がふつうだろう。

そして、双子に対して歌ってるのに何故「坊や」で「坊や達」でないのか。
何故、一人称なんだ? 誕生を待ち望んでいた「子供達」なのに。

待ち望んでいたのは、たった一人だけって事なのか?
最初からネアは番外だったのだろうか。

だからこそ、この歌詞を作った母親か乳母の背景がとても気になる。
実母か、他人か。
一体、子供に何を見ているのか。

それとも、この歌を作ったのは、彼女ではないのか?
誰か別の人間が作った歌なのか?

過去編が少年や青年時代でなく、赤ん坊から始まったのが意味深である。
あの子守歌から始めたなら、それなりに意味がある筈だし(なかったりして(笑)

過去編が始まらないので、何だろーねーって相変わらず思うだけで放っておく。

しかし、生まれた時から母親にまでイレギュラー扱いされてるとしたら、
双子が気の毒で仕方がない。
少年時代の明るい笑顔を見ると、そーでない事を祈る。



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