Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

平清盛 第6話「南海の海賊王」

2012-02-12 20:24:37 | TVドラマ

ママが長電話で鍋に火をかけたの忘れて、家中煙で真っ白。
まだ焦げ臭いです。気をつけて欲しい。
さて、清盛「海賊王に俺はなる!」

平清盛 第6話「南海の海賊王」

つっても、日本の技術じゃグランドラインどころか宋に渡るのが精一杯の時代。
海賊も沿岸を荒らし回るのが関の山です。
ただ、船の輸送量をナメちゃいけないので、山賊より見入りはよかったんだろうな。

て事で海賊討伐。
地の利は得たものの、海賊も油断してたんで思わぬ武士の出現にびっくり。
しかし、相手も常に人生の後がない背水の陣の皆さん。
「死にたくないけど、お頭は売らねぇ!」と船上での戦いに。

お互いに矢を射掛け合いながらの戦いですが、何せ宋船はデカクて高い。
下から援護の矢を打っても、上からガンガン射かけられてはかないません。
しかも足場の悪い船の上なんで、どうしても押され気味。
清盛をかばって、乳父の盛康が矢で射られてしまう。
結局、一旦建て直しの為、撤退。

さて、思えば大奥は女達の争いの坩堝でございましたの宮中。
本日、上皇様は通院の為かお休み。
得子も后になったので、お渡りする時、今度は璋子が廊下でも頭を下げる立場に。
得子は勝ち誇って妊娠したと告げますが、璋子は「お勤めご苦労様です」と淡々。
璋子にすれば、后にしたって天皇の子供を生むマシーンに過ぎません。
女のお仕事。お勤め。愛がなくたって出来ること。
しかし、愛があったからこそ、鳥羽上皇はあんだけグチャグチャになったんだし、
璋子も白河法皇と鳥羽上皇双方に愛されたという自負がある。
ある意味、璋子の身代わりな訳だし、「お勤め」扱いされて得子はプンプン。
まぁ、ある意味間違ってないから困る。

で、璋子付の女官もそういう事を寝物語にペラペラ喋っちゃうのよね。
週刊誌のスキャンダルはこーして広まっていきます(^_^;)
次回から宮廷は嵐の予感。
鳥羽様の頬がますますコける。


さて、盛康の事で責任を感じた清盛。
こっそり一人で海賊船に向かって船出。
ところが高階もついてくる。
高階の目的は「宋船」。
学者になって何でも知ったつもりでいたが世界はもっと広い。
しかも高階の家に養子に出されて、出世の見込みもない。
じゃあ、宋に行っちゃえ。もっと勉強したいらしい。
海賊が素直に宋に連れてってくれると思えないけど、貴族だから世間知らずなのか。

で、話を聞いた清盛も忠正叔父さんに嫌われてるのもあって、宋に逃げる気満々。
海賊達といい、「行き場のない人々」が平清盛の裏テーマなのかね??
けど、盛康の敵討ちはどーした、清盛(^_^;)
ノリが軽すぎないか(笑)

けど、小船一艘で何が出来る訳でもなく簡単に捕獲される清盛達。
捕虜だけど、ガタイがいいからこき使っちゃると海賊の棟梁・兎丸に言われる。
奴隷はゴメンなので、賭けで勝負したら大波のおかげで清盛の勝利。
ママの遺伝で賭け事に強い強い。
是非、福本マンガへようこそ。

初めて乗った唐船に清盛はおおはしゃぎ。
高階も念願の宋の本を読めてウキウキ。
兎丸は気のいい奴なので、清盛に色々船内を案内してくれる。
日本の造船技術じゃ考えられない大きさ。
兎丸が長崎あたりで宋人ごとゲットしたらしい。
だから、操船や船乗りの多くは宋人がやってる。
ふつーなら、命惜しさに兎丸の命令に従うのかと思えば、実は兎丸の意志に共感して
仲間になってるらしい。

海賊の大半は食い詰めモノ、行き場のない者だらけ。
元きこりや元百姓、元漁師。
皆、朝廷の政治のせいで生きていけなくて、仕方なくやってる。
こんなのは間違っている。

自分達は悪だ。朝廷は義だ。
でも、これをひっくり返し、兎丸が表になれば、海賊が義になる。
自分たちこそが正しくなる。
だから、俺は海賊王になる!と宣言する兎丸。
皆は今の政府が間違ってる、庶民が生活が苦しくても何もしてくれないから、
兎丸に共感し、共に戦っている。

清盛も朝廷の政治がおかしいと思ってるから、兎丸の話を面白いという。
パパの忠盛が言ってるのと似てるからね。
えっと、清盛さん、盛康さんの敵討ちは…(^_^;)
ざっくばらんな清盛と思わず意気投合しかける兎丸だが、捕虜相手に
馴れ合うのもおかしいので止める。

でも、気性が合うと感じたのか、過去の打ち明け話。
自分に父が生きていたら、きっと同じことをしてる。
俺のパパは朧丸と言って、義に生きた盗賊だった。
だが、忠盛に殺された、と。

それを聞いて、清盛はやっと自分に出生の秘密を暴露した相手だと気づく。
「ぎゃー、おかげで俺はせんでもいい超苦労したんじゃー!!」と激昂。
兎丸も宿敵の息子と気づいてカンカン。
清盛を捕らえて、わかめを一杯投げつけた上、縛ってマストに吊るし、
忠盛に「息子を返して欲しかったら一人で来い」と脅迫文を送る。
しかし、何故わかめ…?(^_^;)

当然、本陣は紛糾。
見え見えの罠なんだから、一人で行くなんてらめええというのが大方の意見。
でも、忠盛にとっては大事な息子。このまま見殺しになんか出来ない。
そこに寝込んでいた盛康が必死で意見を述べる。
清盛はとても責任を感じていた。だから、私の為に考えなしにやったんです。
そういう子なんです、清盛様は。

その清盛様は速攻で海賊と意気投合なさ(ry

優しいイノシシ武者は武士の素質としてはいいけど、武家の棟梁としてはどーだろーと
思いますが、皆、盛康の言葉に感動。
体育会系が多すぎる(^_^;)

立ち上がると、兄の忠盛に話しかける忠正。
俺が行くと。
相手は忠盛の顔を知らない。だから、俺が兄上の代わりに行くと。
驚く忠盛に忠正は
「俺は清盛が邪魔だが、兄は清盛なしじゃ困るんだろう」

うわ、忠正。いい人じゃん。ホントに兄が大好きなんだな。
清盛が邪魔とか言いつつ、清盛の為に命を張ろうと言ってるんだから、
ホントは清盛の事が嫌いになりきれなくなってきてるんじゃないのか?
うわ、ツンデレ? 忠正、ツンデレなの?(笑)

それを聞いた周囲も忠正を止めようとするし、いっそ一人で行くのヤメヤメ。
明け方に全員で総攻撃かければいいじゃんという提案まで。
「え、それじゃ清盛が殺されるかも知れないじゃん」て反対しかけた時、
鱸丸が仲間の漁師達と現れ、俺達なら夜の海でも大丈夫って事で奇襲決定。

さて、吊るされてる清盛。さすがにぐったり。
下では同じように縛られた高階が詩を吟じている。李白の詩だそうだ。
こんなツライ時代で短い人生なら、面白おかしく精一杯生きろって内容らしい。
それって同じ意味の歌を聴いたことがあるなと「遊びをせんとや」を思い出す。
せっかく生まれたなら、やりたいようにやって生きないと損だ。
悔いなく生きろ。
どちらの詩人も同じ事を歌う。

自分はどうだろう。
生まれの秘密に縛られて、思うように動けない。
夢も持てない。
宋に逃げたい。海賊になって、この不安定な状態から離れたい。
自分が本当にしたいのはそうじゃないのに。

そんな清盛の目に忠盛達の船の大群が写る。
一斉に総攻撃開始。寝込みを襲われ、夜なので大混乱。
忠盛は名乗りを上げながら、海賊の大将を探す。
この時代の武士は正々堂々なんですねー。
ちゃんと「僕がやりました」と証拠立てないと、褒賞が出ないからだけどね。
ドサクサ紛れに褒美を横取りしようとするちゃっかりさんはどこの世界でもいるし。

親の仇とばかり、忠盛を襲う兎丸。
場所に地の利がある兎丸が忠盛の刀を踏んで、斬ろうとした時、清盛が加勢に入る。
清盛は兎丸と戦いながら、自分を振り返る。

父上のような武士になりたかった。
素直に進みたかった道は兎丸の諫言のせいで、メチャメチャになってしまった。
迷って、悩んで、自分が何者か解らなくなって、無頼をした。
沢山の人に迷惑をかけた。

でも、そんな俺を父上、そして、こんなに沢山の人が助けに来てくれた。
俺を嫌うと言った忠正も、清盛を守って戦ってくれた。
だから、俺はこの刀をふるうんだ。
それは俺が武士だからだ。平家の男だからだ。

お互いゼーゼー息を切らして、一騎打ち。
清盛は上段振りかぶって一太刀。
兎丸のすぐ傍らの柵に振り下ろし、勝負は清盛の勝ち。

海賊を捕獲しろと命じる忠盛だが、清盛はこの処置は俺に任せて欲しいと頼む。
兎丸は俺だ、と。
同じように父を失って、この世を足掻いている。
だから、共に生きてくれ、と。

王家の狗になるのか?と最初は兎丸もいい顔をしないが、

「俺たちは王家の狗では終らない」と清盛はニヤリ。
それは忠盛の夢でもある。
堕落した朝廷から政権を奪い、武士の世の中にする。
だから、手を貸してくれと。
一緒に面白おかしく生きてみないか?

腐った貴族社会を潰し、庶民の生きられる世にする。
それは兎丸の夢でもある。
そして、海賊だけではそれを為しえない事も。

志は一つという事で、手を組んだ両者。
要は不満分子取り込み(笑)
海軍の平家はここから。

まずは武士の力を誇示する為に凱旋行列。
「海賊王に俺はなる!」と兎丸のお株を奪って意気揚々の清盛。
その姿に清盛の未来の奥さんは「なにあれ」と幻滅したり、
お調子者の清盛に兎丸は呆れたり、清盛の冒険はまだ始まったばかり。
グランドラインの道はまだ遠い。

義朝君も出張先の神宮で未来の奥さんと会いました。
気の強く傲慢な鼻っ柱を折ってやったら、惚れられたみたい。
美人で金持ちの女を落とすには、まず「叱る」「怒る」は攻略の基本。
義朝くんもギャルゲーやってるのか(笑)

高階君だけは宋にいけなくて残念だったね、しょぼん(´;ω;`)



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