Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

平清盛 第5話「海賊討伐」

2012-02-05 20:34:07 | ペルソナ4

平清盛の視聴率が悪いんだってさ。へぇ。
もったいねぇの。面白いのに。
まぁ、ここ数年大河見てなかった俺の言う事じゃないが(笑)
今まで迷走だったツケが来てるだろうし、清盛自体悪役のイメージが根強いからね。

平清盛 第5話「海賊討伐」

清盛に弟が生まれました。
相変わらず、拗ねんぼで一人外れた清盛君ですが、赤んぼ抱いてみるとやっぱりかわいい。
思わず笑顔。みんなも笑顔。
殺伐とした世の中なので、やはり子供の誕生は嬉しいです。

弟かわいーで、つい会社に遅刻する清盛くん。
佐藤くんにからかわれました。
何処の朝の出勤風景も雰囲気は同じだね。
盗賊退治とばかり、近所のネコに絡む清盛くんと佐藤くん。
そこに源義朝くんも通りかかったんで、ネコをダシに皆で佐藤君ちへ遊びに行く。
仕事はどーした(笑)

おなかを空かしたネコにエサをあげる優しい佐藤君はもう妻子持ち。
若くして家を継がないといけなかったとか理由があるらしい。
ネコすら飢えているとは悲しい世の中だと憂う佐藤君と、
これは好機だと言う義朝君。
民衆が飢えて、盗賊になるから、これを討伐して名を上げると。
民衆にとっちゃ、たまらん理屈ですが、武士が名を上げるには早道なので、
皆もダメとは言いにくい。
失政と武士のセットだと平和にならないのがよく解りますね。

当然、佐藤君も出世を目指してるだろーと水を向ける清盛君。
確かに以前そんな発言をしたけど、佐藤君はイケメンで完ぺき主義者ぽいので、
「美しいものが好き」だからと答える。
矢はド真ん中に射るのが一番美しいし、和歌もその場にあった言葉を選ぶのが
一番美しい。自分はそれを目指してるだけだと。

じゃあ、清盛君はどんな人生が送りたいんだと尋ねると、自分の出生に未だに
素直に受け入れられず、未来に展望もないので、
「俺は面白おかしく生きたいだけだ」
と、答える。
自分が重盛の実子じゃないと知ってるから、平家の世継ぎとは思ってない。

「なめてんのか、おめー!」
一族の復興を背負って大変な義朝君は激怒。
義朝くんにとれば、平家のボンボンはいい気になりやがってーってとこだろう。
二人が大ゲンカしてるのを微笑ましく眺める佐藤君。
清盛と義朝はケンカ友達。佐藤君は二人が仲良くしてるのを見るのが大好き。
かわいいなぁ、この三人は。

さて、朝廷は今日もドロドロ。
海賊が跋扈してるんで、米や物資の流通が滞り頭の痛いので対策会議。
阿部サダが呼ばれて(殿上人じゃなく、博士らしい)、海賊の発生理由や
貴族政治のダメぶりについて講義しますが、参考意見としか聴いてもらえず、
実際の政治には活かしてもらえません。
御用学者は政治家にとって、志があってもなくても昔から扱いは変わんない。

そして、今日も憂いの鳥羽帝。いよいよ目が血走ってきました。
自分の子でない崇徳帝には絶対実権は渡しません。

嫁の璋子ちゃんは鳥羽帝が自分に惚れてるのをいい事に権力のトップ爆走中。
「うちの得子(なりこ)もよろしくー」と知り合いから頼まれます。
小娘だし、まーいいかと軽く引き受けましたが、これが運命の別れ道。
寵愛など、いつ変わるか解んないのが朝廷の恐ろしさ。

で、今なら病院に通院するのをお勧めしたい鳥羽帝ですが、病気が悪化してる彼は
相変わらず自分の心の病を悪化させる質問を璋子ちゃんにするのが大好き。
今日も何故璋子ちゃんが入内したのか尋ねます。
自分を愛してる訳でもないのになーぜ?

天然の悪女璋子ちゃんは無邪気なんで、
「新婚当時は淋しくて辛くて怖くて寝込んじゃったけど、鳥羽帝は優しいんで実家に
帰っていいよと言って下さいました。
おかげで、白河法皇から大歓迎されて、たっぷりギシギシアンアンしてもらいました。
だから、寂しさも癒えて、ホームシックも全快。
何て帝ってお優しいんでしょうって思ったんで、一生帝に仕える気になりました」

これはひどい…(^_^;)
鳥羽帝でなくても泣くわ。
どーして、璋子ちゃんは言わんでもいい事まで毎度言うんだ。
常識の定義自体が貴族は違うのか。

とーぜん、帝はハートブレイク。
いや、前回、法皇と璋子ちゃんはデキてるって、子供は崇徳帝ですって抜け抜け告白
されてるのに、何故見えている地雷を何度も踏むんだ(笑)
ドMにも程がないか。
「いやああ、モノノ怪ーーーっ!!俺の嫁は怪物ー!」と泣きながら廊下を走っていく帝。
「えっ、何か変な事言いました?私、おかしい?」と怪物扱いされて、ビックリの璋子ちゃん。
「平清盛」ってハートフルボッコラブコメディ(^_^;)

さて、その夜は大雨。
得子ちゃんがお外を眺めていると、庭にはずぶ濡れで泥まみれの鳥羽帝。
ぎゃああああああ、化け物ー!!と叫びたいとこですが、相手は彼女のご主人様なので、
邪険にする訳にもいきません。メイドはツライね。

「俺は璋子の言うようにはならんぞー!! なるもんかー!」

と、得子に襲い掛かります。
錯乱してるのかと思ったが、どーやら怯えて、深く傷ついてる様子。
得子ちゃんは肝の据わった女性なので、抱き合って慰めてあげました。
そーか、これが視聴率奪回の為の秘策か(^_^;)

落ち着いた帝は一時の過ちでゴメンで済まそうとしますが、得子は帝は傷ついてるので、
私をもっと汚して回復して下さいと薦めます。
何という献身的メイド。男性向けゲームにはこんなメイドさんが溢れてますが、
まさかリアルメイドからこんなセリフが!(笑)
魑魅魍魎に辟易してた帝。
やっとまともな人間の女に出会えたと安心。
得子ちゃん、即行で后に。展開早っ!
さぁ、これからが女の戦い。大奥は女達の闘いの坩堝でございました(笑)

さて、海賊退治の命が平家に回ってきました。
場所は安芸(広島)だし、生きて京都に戻ってこれるか解んない。
それでも名を上げるチャンスなんで沸き立つ一堂。
武家はやっぱり警護をチマチマしてるより合戦よね。

清盛も初陣だと連れて行くつもりの忠盛。
弟の家盛もついていく気満々ですが、家盛は京でお留守番を命じられます。
淋しげな家盛の姿に「俺は棟梁を継ぐ気はない!雑兵とでも使って下され」と宣言する清盛。
場が家盛びいきの叔父の忠正と不穏な空気だったんで、何とか収められました。

意気揚々と出陣する平家とそれをチェーっと見つめる源氏パパ。
前回コテンパンにされてるから負け惜しみしか言えません。
そこに旅装束で来た義朝。
関東八州で基盤を作ってきますとパパを励ます。思わず涙するパパ。
鎌倉幕府の基礎がここから始まる。

京にぽつんと居残りで淋しい家盛。
京を守るのも大事だと解っていても、兄が世継ぎにならないと言っても、やっぱり置き去りに
された感は否めない。
お茶を入れてくれた母親に何故、忠盛と結婚したのか聞く。
(今回、このパターン多いね)
母は最初に全部事情を忠盛から聞いたと。平太の出生の秘密や彼の両親の顛末も。
それを聞いて、彼女は何て痛ましいんだと思ったそうだ。
忠盛は想像もできない程色んな事を背負っていて、彼女はそんな人を今まで一度も見た事がなかった。
だから、彼の重荷を少しでも軽くしてやりたかった。
平太の母になると決心したのはその為だと母は言う。
全てを聞いて複雑な顔をする家盛を母は優しく笑った。

安芸に到着で軍議。
腕に自慢の者ばかりなので、海賊なんか一捻りと思ってますが、末席に参加してた鱸丸は
漁師として海は陸と違うと忠告します。
けど、空気読めよーと怒られる鱸丸。
地元の海賊が海を知り、海戦に長けてるのは当然なんですが、貴族といい上の人は下の人の意見を聞きません。

思わずかばう清盛に軍議は大荒れ。
忠盛が一喝して何とか収まるが、空気は悪いまま。

清盛も成長しない自分に落ち込みますが、そこに叔父の忠正が珍しく声をかける。
そして、弟の赤子はかわいかったか?と尋ねる。うんと答えると俺もそうだという。
だが、赤ん坊だった清盛はかわいく思えなかった。化物の血を引いていてブキミだと。
きっと平家に災いをもたらすと。
もし、清盛が忠盛の血を引いてれば、いくら無頼をしててもかわいーと思うだろうが、
そうはいかないんだと複雑な顔で行ってしまう。

そう言われては清盛もどーしよーもない。
今でも自分の出生に悩んでるし、世継ぎにいっそならなくていいと思ってるし、
でも、父のような武士にはなりたい。
身の置き所が、着地点がわからない。
佐藤君や義朝君に比べて、自分がふわふわしてるのは解ってるが、どうしようもない。

そこへ助けを求める声が。
荷車の荷物を開けてみると、何と阿部サダが(笑)
安芸に見たいものがあって、荷物に紛れ込んでいたそうだ。よく無事で(^_^;)
阿部こと高階は、ご飯をご馳走になりながら清盛に言う。

「化物なら化物でいいじゃん。
 その強くて綺麗な血の力で、道を勝ち取れ。お前にはその力がある」

人にない力を持ってるんだから活用しろと。

「災いとなるも、宝となるもお前次第よ」

ホントかしらと思う清盛だが、何となく救われたような気にもなる。
行き場のない者が行き着いた場所が海だと高階君が序盤講義してたので、
清盛が拠点にしたのも当然の結果か。

さて、翌日は米の輸送船のフリをして海賊を待つ。
最初はよかったが、早瀬に近づくと海が荒れ、船がグラグラ。
これでは立って戦えない。鱸丸の忠告した通り。
そこに現れたのは巨大な海賊船。
そりゃー、相手が武士であろうとなかろうと抵抗されるのは解ってんだから、
抵抗の少ない方がいいやね。
明らかに地の利で負けました状態で戦闘開始。

次回、海賊王に俺はなる!(笑)



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2 コメント

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Unknown (えみ)
2012-02-07 19:33:36
はじめまして、阿佐ヶ谷さん。阿佐ヶ谷さんの感想、とても面白いです。いつも拝見させていただいています。記事中にたびたび「重盛」の名前がでていますが、重盛は清盛の子供です。清盛の父の名は忠盛ではないでしょうか?
こんばんは (阿佐ヶ谷)
2012-02-07 23:18:32
えみさん、初めまして。

感想を面白いとおっしゃって戴き、どうもありがとうございます!!

ご指摘どうもありがとうございます。
モリモリばっかりなので、ごっちゃになったかと思われます(^_^;)
この上、モリだらけの後半、もう誰が誰やらになりそうで怖い。

みんな、何故同じ字をつけたがるんだ…(^_^;)
「平家一族」と解りやすくはあるんだけど。

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