引越しも控え、もう映画も観られないと思うので、
自分へのクリスマスプレゼント代わりに、
2004年下半期に観た映画を、とりあえず一通り総ざらいです。
上半期分はこちらから。
6ヶ月で38作品、上半期の23本に比べれば増えてるのですが、
気持ち的には、なぜか上半期ほど観た気がしてません。
下半期はそのくらい自然に映画を観てたのか、
それとも心躍る作品が少なかったのか。。。
その辺はまとめてく中で判明しそうです。
以下、しばらく上半期のコピペ注意書き。
---
ちなみにDVD鑑賞は入れません。
そもそもblogにおいて書くことも少ないです。
映画は劇場で観るために撮られてますからね、
DVDで観るのはチョット制作者の意図するとこと違うかな、
と、あえて感想は書きたくないんです。
理屈っぽいです。理詰めで責めます。私リカです。嘘です。
さて、今回はまとめて短文で紹介するということで、
趣向を凝らして♪印による相性もつけてみたいと思います。
基本が♪3つで、
あとは♪5つまで相性具合で上下します。+は半分。
ただ、この♪の数については、わりと直感です。
というか、あくまで評価ではなく相性なので、
映画として楽しめてても私の好きな展開や内容という枠組と戦った結果、
♪の数が少ないことがあったりも平気でします。
評価するのなんておこがましいですからね、
どれだけ自分と合ったかだけです。
ちなみに明日には♪の数が変わっているかも、くらいな、
テキトーな気持ちで相性診断してるので、ご注意を♪
---
…という、ハズしまくった注意書きを受けた上で、
下半期の相性をちょっと書いてみましょう。
---以下blog掲載分(各感想にリンクしてます。)---
『スパイダーマン2』
相性:♪♪♪♪♪
わかりやすい敵役に、誰にでも共感できることで悩みまくるスパイディ、
そこにコメディの要素と爽快感溢れるアクションの要素が、
心地良いバランスで組み込まれて、一瞬も飽きさせない、
前作を遥かに超えた、最高のヒーロー映画だと思う。
しかしキルスティンの顔アップがやっぱり一番コワイ。。。。
『スパイダーマン2(吹替版)』
相性:♪♪♪
余分な吹替えとかも増えて、
普通にヒーローになってしまっている。
スパイディは苦悩する青臭さがあるからこそだけど、
子供向けには仕方ないのかな。。。
『69 sixty nine』
相性:♪♪♪+
みんながみんな、思い切って真剣にバカを演じてる。
スピード感がある、ノリのいい作品。
学生の頃の仲間と調子にノってフザケあったことを思い出させてくれて、
69年を生きていなくても、十二分に楽しめると思う。
『スチームボーイ』
相性:♪+
地球規模なお話に見せかけて、舞台がとてもとても小さい。
小さいのに大きく見せたがるから、小ささが際立つ。
もっとやり方があったと思うんだけどな。。。
ロンドンにこだわり過ぎ?
『リヴ・フォーエバー』
相性:♪♪♪♪
90年代UKロックと共に過ごした人は必見というか、
色んな思い出が蘇ってきつつ、当時の裏側も知ることが出来て、
ひとつの作品を観て、ふたつの感情が呼び起こされる作品だと思う。
誰もが観終わった後しばらく、当時のUKロックを聴きまくることになると思う。
『永遠の片想い』
相性:♪♪♪♪
物語自体、とっても切なくも優しいのですが、
丁寧に丁寧に、大事に作り込まれている印象を受ける作品。
恋愛表現の薄いラブコメなので、きっと男子にも楽しめると思う。
カップルな男子の方は、女性が観たがったら嫌がらず観てあげてください。
『子猫をお願い』
相性:♪♪+
どんなに理解しようと思っても、
育ってきた環境や、社会上の立場の違いで、
女性にだけわかる想いってあるんだと思う。
この作品はそんな女性の想いに満ちていた。
女性の心には深く伝わる作品だと思う。
『永遠のモータウン』
相性:♪♪♪♪
本物の音楽がここにあると思える、
音楽好き必見の映画だと思った。
本物のライブよりも心が躍った。
音楽の素晴らしさを思い知る、そんな作品。
『マッハ』
相性:♪♪♪♪♪
ジャッキー映画で育った世代は、
ずっとこういう作品を求めていた。
90年代に入って失った熱い想いを、
この作品で見つけることが出来た気がする。
トニー・ジャーの今後にも期待大。
『キング・アーサー』
相性:♪♪♪
悪い点はないけど、特別良い点も見つからず、
なんだかとても平均点な映画。
普通に面白いので、普通に楽しめます。
キーラ・ナイトレイ好きなら、普通以上に楽しめます。
『シュレック2』
相性:♪♪♪+
相変わらずのディズニー皮肉やパロディが、
どうにも面白い作品。米国コメディ苦手でもきっと笑える。
でも最近の話題をチャカしてる場面が多いので、
10年後に笑えているかというと、それは微妙なのが弱点。
『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』
相性:♪♪♪
題材はとてもいい。もうそれだけでも面白い。
もっとコメディ寄りに出来た気もするけど、
主題として、単に人を笑わせることでなく、
自分を解放することを伝えたかったんだと思うと、納得。
『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』
相性:♪♪♪♪
少年少女達が冒険して友情を育んで成長していく、
そういう物語にとても弱いわけで、
この作品も絶妙なユーモアに満ちた冒険映画でした。
全く文句のつけどころなく、私は大好きな作品。
『リディック』
相性:♪♪♪
80年代後半から90年代前半のB級感が色濃く漂う、
ぜひともテレビ東京で放送して欲しい作品。
その層には絶対的に面白いと思う。
するとヴィン・ディーゼルもチャック・ノリス化しちゃうのかな。。。
『マインド・ゲーム』
相性:♪♪♪♪+
昨今のセルアニメは、もう行き詰まってると思ったけれど、
その想いを気持ち良く壊してくれた、素晴らしい作品。
アニメの未来系、理想系がここに詰まっていると思う。
絵というのは、どこまでも自由な表現手法なんです。
『華氏911』
相性:♪♪♪+
これまでのマイケル・ムーアらしくない作品。
とってもユーモア色は薄められていて、
悲劇を強調する内に、お涙頂戴的な展開になってしまう。
けど真実を追求し、問題提起していく姿勢は変わってないと思う。
『誰も知らない』
相性:♪♪♪♪
演技なのか、ドキュメンタリなのかわからないくらい、
真に迫る、作品中の子役の変貌ぶりに、
良いとか悪いとかそんなことではなく、
観終わった後、心になにかが刷り込まれている作品。
ゆっくりと気付かぬ内に、刷り込まれている。
『サンダーバード』
相性:♪♪♪
昔のギミック満載のTVシリーズと違い、
とってもわかりやすいキッズムービー。
キッズムービー好きな私は、これはこれで好き。
昔のTVシリーズを知ってる大人でなく、
なにも知らない子供が観るべきなんだと思う。
『ヴァン・ヘルシング』
相性:♪♪♪
次から次へと息継ぎする間もないくらい、
大掛かりなアクションが延々と続いて終わります。
そのせいで観終わったときにドッと疲れますが、
飽きることなく観ることはできるかと思います。
『ヴィレッジ』
相性:♪♪♪♪♪
M・ナイト・シャマラン好きを、
改めて思い知らせてくれた作品。
あの引っ張りに、あのネタに、あのオチ、
やっぱり素晴らしい監督だと思いました。
シャマラン大好き。
『LOVERS』
相性:♪♪♪
物語はともあれ、映像はとっても美しいと思う。
様式美とも呼べる、こうした映像を表現できるのは、
アジア映画ならではとも思える。
とりあえずチャン・ツィー好きなら必見かも。
『アイ,ロボット』
相性:♪♪♪♪
近未来なSF世界においても、
ノリで世界を救う、ウィル・スミスらしい作品。
でもSFらしい要素もたっぷり含まれてて、
とっても間口の広い、本格SF作品だと思う。
『バイオハザードII アポカリプス』
相性:♪♪♪
ホラー映画で主人公が強かったら、
こんなにも爽快な映画になるんだな、と思える作品。
ただ、あまりにも人間離れした強さ故に、
女性の魅力がなくなってるのが難点かも。。。
『ヘルボーイ』
相性:♪♪♪+
とってもアニメっぽい作品世界の中で、
人間味溢れる主人公がとても魅力的。
主人公の風貌は悪いけど、この人間味がとても良くて、
私的には好きな作品。
『スウィングガールズ』
相性:♪♪♪♪♪
『ウォーターボーイズ』との比較をされがちだけれど、
そんなこと関係なしに、大いに笑って、心動かされて、楽しめる作品。
きっと観た人全てに、なにかに打ち込むことの大切さを、
いてもたってもいられなくなるくらい、思い出させてくれると思うし、
荒んだ心も元気にしてくれる、そんな前向きな力を持った作品だと思う。
『デビルマン』
相性:♪+
デビルマンの邦画っぽい部分だけを抽出した、
とっても邦画らしい邦画な作品。
私が邦画らしいと使うのは、
とってもマイナスな意味だということが、
この相性でわかったかな。。。
『2046』
相性:♪♪
作ってる側はわかってるかもしれないけど、
観てる側はわからないですよ、な作品。
そこを読み解くのを好きな人がいれば、
1回観ただけでスッキリしたい人もいるんだと思う。
読み解くのりしろはバラ撒かれてるので、悪い印象はない。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』
相性:♪♪♪♪
前半は、コミカルなふたり旅の様子がメインで、
とてもバイクに乗りたくなる作品。
後半は、貧困や病気に悩む人をドキュメンタリタッチで描き、
人種問題等をとても考えさせられる作品。
堅苦しくなく、社会問題を突きつける上手い構成の作品だと思う。
『笑の大学』
相性:♪♪♪+
三谷作品らしい、細かく上品な笑いの散りばめられた作品。
この手の笑いを書かせたら、
ホントに三谷幸喜は上手いな、と笑いつつ感心。
最後は気になるものの、実話を基本にしてるならば仕方ない。
物語としてもしっかりしてると思う。
『キャットウーマン』
相性:♪♪♪
いい意味で安っぽい作品。
ユーモアとアクションの比率はさすがハリウッド映画な感じ。
昨今のバットマンイメージを引っ張るなら、
もっと重苦しくても良かった気もするけど、
昔の実写テレビシリーズに近付けたかったのかな。。。
『オールド・ボーイ』
相性:♪♪♪♪
観ていて痛さを感じるくらい、生々しい作品。
ここまで生を表現できるのは素晴らしいと思う。
拳で殴られたくらいの衝撃はある。
純愛しかないと思って韓流を嫌ってる人に、
ぜひ観ていただきたい作品なのかも。
『ハウルの動く城』
相性:♪+
基本的に作品を批判することをしたくないとは思う。
でも世間の大入りぶりを見ると、映画をあまり観ない両親に連れられて、
この作品だけを映画だと思って育つ子供がカワイそうに思える。
なんだかんだ言って幼い頃に劇場で観せてもらえる映画は重要だと思う。
ジブリは、そういう層の存在も踏まえてつくらなきゃいけない立場なんだと思う。
…と言いつつ、ジブリをまるで観ずに育ったので、単なる主観の問題な気もする。。。
『ターンレフト ターンライト』
相性:♪♪♪♪
よくできた絵本のような、夢のようなお話。
というか、ホントに絵本が原作のお話なんですけど、
こんなにも観終わったときに、よかったね、って、
心の底から思えて、幸せを貰える作品って、あまりないと思う。
心温まる素晴らしい作品。
『パニッシャー』
相性:♪♪♪+
やっぱりCGを使わない、生の迫力は最高。
アメコミそのままな敵役も笑える。
男がウケる要素がふんだんに入った映画だと思う。
妙に生々しい残酷描写は謎だけど、
昔からのド派手なアクションシーンに、思わず拳に力が入る。
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』
相性:♪♪♪+
物語として面白い面白くないを抜きにして、
まず、とっても不思議なものを観たな、という印象。
大昔に失ってしまったと思っていた破天荒な冒険活劇を、
今の技術で、大昔のノリのまま蘇らせた作品。
この作品でデビューした監督の次作以降が気になる。
『Mr.インクレディブル』
相性:♪♪♪♪+
子供も大人もどちらも楽しめる、
とんでもなくハチャメチャで、なんでもアリな作品。
それでいて親の気持ちや子供の気持ちを上手く表現していて、
年代ごとに共感できることのある、
単に、面白い、だけではない作品だと思う。
『ポーラー・エクスプレス』
相性:♪♪♪+
クリスマスに子供と一緒に観たい映画。
夢と希望と友情の大切さを教えてくれる。
サービスし過ぎってくらい、娯楽性に満ちていて飽きない。
最大の弱点はキャラ造形がコワイことか。。。
『僕の彼女を紹介します』
相性:♪♪♪♪+
涙を流してしまったが、映画としての完成度という視点で観れば、
ツギハギのように感じられて低いかもしれない。
でも、物語としてはそこが上手く効いてるし、
なにより娯楽作品として飽きない。
なにはなくともチョン・ジヒョンのための映画だと思う。
---
下半期は、みんながみんな高評価過ぎて、
印象が薄くなったのかもしれませんね。
今回の結果、あくまで私と相性が合うか合わないかのお話であるので、
面白いか否かは、ご自分で鑑賞して確かめてみてください。
以上、下半期映画生感想でした。
さて上半期分も含めた、
年内61本の作品から今年の映画ベスト11を発表します。
10でなく11です。
10に向かうなら11へ向かえ、go to elevenの精神です。
果たして、どの映画が上位に出てくるのでしょうか。
もしかしたら相性とはかけ離れたところで、
順位付けされるかもしれません。
楽しみにお待ちください。
私もまだわかってません。
わくわく。
自分へのクリスマスプレゼント代わりに、
2004年下半期に観た映画を、とりあえず一通り総ざらいです。
上半期分はこちらから。
6ヶ月で38作品、上半期の23本に比べれば増えてるのですが、
気持ち的には、なぜか上半期ほど観た気がしてません。
下半期はそのくらい自然に映画を観てたのか、
それとも心躍る作品が少なかったのか。。。
その辺はまとめてく中で判明しそうです。
以下、しばらく上半期のコピペ注意書き。
---
ちなみにDVD鑑賞は入れません。
そもそもblogにおいて書くことも少ないです。
映画は劇場で観るために撮られてますからね、
DVDで観るのはチョット制作者の意図するとこと違うかな、
と、あえて感想は書きたくないんです。
理屈っぽいです。理詰めで責めます。私リカです。嘘です。
さて、今回はまとめて短文で紹介するということで、
趣向を凝らして♪印による相性もつけてみたいと思います。
基本が♪3つで、
あとは♪5つまで相性具合で上下します。+は半分。
ただ、この♪の数については、わりと直感です。
というか、あくまで評価ではなく相性なので、
映画として楽しめてても私の好きな展開や内容という枠組と戦った結果、
♪の数が少ないことがあったりも平気でします。
評価するのなんておこがましいですからね、
どれだけ自分と合ったかだけです。
ちなみに明日には♪の数が変わっているかも、くらいな、
テキトーな気持ちで相性診断してるので、ご注意を♪
---
…という、ハズしまくった注意書きを受けた上で、
下半期の相性をちょっと書いてみましょう。
---以下blog掲載分(各感想にリンクしてます。)---
『スパイダーマン2』
相性:♪♪♪♪♪
わかりやすい敵役に、誰にでも共感できることで悩みまくるスパイディ、
そこにコメディの要素と爽快感溢れるアクションの要素が、
心地良いバランスで組み込まれて、一瞬も飽きさせない、
前作を遥かに超えた、最高のヒーロー映画だと思う。
しかしキルスティンの顔アップがやっぱり一番コワイ。。。。
『スパイダーマン2(吹替版)』
相性:♪♪♪
余分な吹替えとかも増えて、
普通にヒーローになってしまっている。
スパイディは苦悩する青臭さがあるからこそだけど、
子供向けには仕方ないのかな。。。
『69 sixty nine』
相性:♪♪♪+
みんながみんな、思い切って真剣にバカを演じてる。
スピード感がある、ノリのいい作品。
学生の頃の仲間と調子にノってフザケあったことを思い出させてくれて、
69年を生きていなくても、十二分に楽しめると思う。
『スチームボーイ』
相性:♪+
地球規模なお話に見せかけて、舞台がとてもとても小さい。
小さいのに大きく見せたがるから、小ささが際立つ。
もっとやり方があったと思うんだけどな。。。
ロンドンにこだわり過ぎ?
『リヴ・フォーエバー』
相性:♪♪♪♪
90年代UKロックと共に過ごした人は必見というか、
色んな思い出が蘇ってきつつ、当時の裏側も知ることが出来て、
ひとつの作品を観て、ふたつの感情が呼び起こされる作品だと思う。
誰もが観終わった後しばらく、当時のUKロックを聴きまくることになると思う。
『永遠の片想い』
相性:♪♪♪♪
物語自体、とっても切なくも優しいのですが、
丁寧に丁寧に、大事に作り込まれている印象を受ける作品。
恋愛表現の薄いラブコメなので、きっと男子にも楽しめると思う。
カップルな男子の方は、女性が観たがったら嫌がらず観てあげてください。
『子猫をお願い』
相性:♪♪+
どんなに理解しようと思っても、
育ってきた環境や、社会上の立場の違いで、
女性にだけわかる想いってあるんだと思う。
この作品はそんな女性の想いに満ちていた。
女性の心には深く伝わる作品だと思う。
『永遠のモータウン』
相性:♪♪♪♪
本物の音楽がここにあると思える、
音楽好き必見の映画だと思った。
本物のライブよりも心が躍った。
音楽の素晴らしさを思い知る、そんな作品。
『マッハ』
相性:♪♪♪♪♪
ジャッキー映画で育った世代は、
ずっとこういう作品を求めていた。
90年代に入って失った熱い想いを、
この作品で見つけることが出来た気がする。
トニー・ジャーの今後にも期待大。
『キング・アーサー』
相性:♪♪♪
悪い点はないけど、特別良い点も見つからず、
なんだかとても平均点な映画。
普通に面白いので、普通に楽しめます。
キーラ・ナイトレイ好きなら、普通以上に楽しめます。
『シュレック2』
相性:♪♪♪+
相変わらずのディズニー皮肉やパロディが、
どうにも面白い作品。米国コメディ苦手でもきっと笑える。
でも最近の話題をチャカしてる場面が多いので、
10年後に笑えているかというと、それは微妙なのが弱点。
『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』
相性:♪♪♪
題材はとてもいい。もうそれだけでも面白い。
もっとコメディ寄りに出来た気もするけど、
主題として、単に人を笑わせることでなく、
自分を解放することを伝えたかったんだと思うと、納得。
『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』
相性:♪♪♪♪
少年少女達が冒険して友情を育んで成長していく、
そういう物語にとても弱いわけで、
この作品も絶妙なユーモアに満ちた冒険映画でした。
全く文句のつけどころなく、私は大好きな作品。
『リディック』
相性:♪♪♪
80年代後半から90年代前半のB級感が色濃く漂う、
ぜひともテレビ東京で放送して欲しい作品。
その層には絶対的に面白いと思う。
するとヴィン・ディーゼルもチャック・ノリス化しちゃうのかな。。。
『マインド・ゲーム』
相性:♪♪♪♪+
昨今のセルアニメは、もう行き詰まってると思ったけれど、
その想いを気持ち良く壊してくれた、素晴らしい作品。
アニメの未来系、理想系がここに詰まっていると思う。
絵というのは、どこまでも自由な表現手法なんです。
『華氏911』
相性:♪♪♪+
これまでのマイケル・ムーアらしくない作品。
とってもユーモア色は薄められていて、
悲劇を強調する内に、お涙頂戴的な展開になってしまう。
けど真実を追求し、問題提起していく姿勢は変わってないと思う。
『誰も知らない』
相性:♪♪♪♪
演技なのか、ドキュメンタリなのかわからないくらい、
真に迫る、作品中の子役の変貌ぶりに、
良いとか悪いとかそんなことではなく、
観終わった後、心になにかが刷り込まれている作品。
ゆっくりと気付かぬ内に、刷り込まれている。
『サンダーバード』
相性:♪♪♪
昔のギミック満載のTVシリーズと違い、
とってもわかりやすいキッズムービー。
キッズムービー好きな私は、これはこれで好き。
昔のTVシリーズを知ってる大人でなく、
なにも知らない子供が観るべきなんだと思う。
『ヴァン・ヘルシング』
相性:♪♪♪
次から次へと息継ぎする間もないくらい、
大掛かりなアクションが延々と続いて終わります。
そのせいで観終わったときにドッと疲れますが、
飽きることなく観ることはできるかと思います。
『ヴィレッジ』
相性:♪♪♪♪♪
M・ナイト・シャマラン好きを、
改めて思い知らせてくれた作品。
あの引っ張りに、あのネタに、あのオチ、
やっぱり素晴らしい監督だと思いました。
シャマラン大好き。
『LOVERS』
相性:♪♪♪
物語はともあれ、映像はとっても美しいと思う。
様式美とも呼べる、こうした映像を表現できるのは、
アジア映画ならではとも思える。
とりあえずチャン・ツィー好きなら必見かも。
『アイ,ロボット』
相性:♪♪♪♪
近未来なSF世界においても、
ノリで世界を救う、ウィル・スミスらしい作品。
でもSFらしい要素もたっぷり含まれてて、
とっても間口の広い、本格SF作品だと思う。
『バイオハザードII アポカリプス』
相性:♪♪♪
ホラー映画で主人公が強かったら、
こんなにも爽快な映画になるんだな、と思える作品。
ただ、あまりにも人間離れした強さ故に、
女性の魅力がなくなってるのが難点かも。。。
『ヘルボーイ』
相性:♪♪♪+
とってもアニメっぽい作品世界の中で、
人間味溢れる主人公がとても魅力的。
主人公の風貌は悪いけど、この人間味がとても良くて、
私的には好きな作品。
『スウィングガールズ』
相性:♪♪♪♪♪
『ウォーターボーイズ』との比較をされがちだけれど、
そんなこと関係なしに、大いに笑って、心動かされて、楽しめる作品。
きっと観た人全てに、なにかに打ち込むことの大切さを、
いてもたってもいられなくなるくらい、思い出させてくれると思うし、
荒んだ心も元気にしてくれる、そんな前向きな力を持った作品だと思う。
『デビルマン』
相性:♪+
デビルマンの邦画っぽい部分だけを抽出した、
とっても邦画らしい邦画な作品。
私が邦画らしいと使うのは、
とってもマイナスな意味だということが、
この相性でわかったかな。。。
『2046』
相性:♪♪
作ってる側はわかってるかもしれないけど、
観てる側はわからないですよ、な作品。
そこを読み解くのを好きな人がいれば、
1回観ただけでスッキリしたい人もいるんだと思う。
読み解くのりしろはバラ撒かれてるので、悪い印象はない。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』
相性:♪♪♪♪
前半は、コミカルなふたり旅の様子がメインで、
とてもバイクに乗りたくなる作品。
後半は、貧困や病気に悩む人をドキュメンタリタッチで描き、
人種問題等をとても考えさせられる作品。
堅苦しくなく、社会問題を突きつける上手い構成の作品だと思う。
『笑の大学』
相性:♪♪♪+
三谷作品らしい、細かく上品な笑いの散りばめられた作品。
この手の笑いを書かせたら、
ホントに三谷幸喜は上手いな、と笑いつつ感心。
最後は気になるものの、実話を基本にしてるならば仕方ない。
物語としてもしっかりしてると思う。
『キャットウーマン』
相性:♪♪♪
いい意味で安っぽい作品。
ユーモアとアクションの比率はさすがハリウッド映画な感じ。
昨今のバットマンイメージを引っ張るなら、
もっと重苦しくても良かった気もするけど、
昔の実写テレビシリーズに近付けたかったのかな。。。
『オールド・ボーイ』
相性:♪♪♪♪
観ていて痛さを感じるくらい、生々しい作品。
ここまで生を表現できるのは素晴らしいと思う。
拳で殴られたくらいの衝撃はある。
純愛しかないと思って韓流を嫌ってる人に、
ぜひ観ていただきたい作品なのかも。
『ハウルの動く城』
相性:♪+
基本的に作品を批判することをしたくないとは思う。
でも世間の大入りぶりを見ると、映画をあまり観ない両親に連れられて、
この作品だけを映画だと思って育つ子供がカワイそうに思える。
なんだかんだ言って幼い頃に劇場で観せてもらえる映画は重要だと思う。
ジブリは、そういう層の存在も踏まえてつくらなきゃいけない立場なんだと思う。
…と言いつつ、ジブリをまるで観ずに育ったので、単なる主観の問題な気もする。。。
『ターンレフト ターンライト』
相性:♪♪♪♪
よくできた絵本のような、夢のようなお話。
というか、ホントに絵本が原作のお話なんですけど、
こんなにも観終わったときに、よかったね、って、
心の底から思えて、幸せを貰える作品って、あまりないと思う。
心温まる素晴らしい作品。
『パニッシャー』
相性:♪♪♪+
やっぱりCGを使わない、生の迫力は最高。
アメコミそのままな敵役も笑える。
男がウケる要素がふんだんに入った映画だと思う。
妙に生々しい残酷描写は謎だけど、
昔からのド派手なアクションシーンに、思わず拳に力が入る。
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』
相性:♪♪♪+
物語として面白い面白くないを抜きにして、
まず、とっても不思議なものを観たな、という印象。
大昔に失ってしまったと思っていた破天荒な冒険活劇を、
今の技術で、大昔のノリのまま蘇らせた作品。
この作品でデビューした監督の次作以降が気になる。
『Mr.インクレディブル』
相性:♪♪♪♪+
子供も大人もどちらも楽しめる、
とんでもなくハチャメチャで、なんでもアリな作品。
それでいて親の気持ちや子供の気持ちを上手く表現していて、
年代ごとに共感できることのある、
単に、面白い、だけではない作品だと思う。
『ポーラー・エクスプレス』
相性:♪♪♪+
クリスマスに子供と一緒に観たい映画。
夢と希望と友情の大切さを教えてくれる。
サービスし過ぎってくらい、娯楽性に満ちていて飽きない。
最大の弱点はキャラ造形がコワイことか。。。
『僕の彼女を紹介します』
相性:♪♪♪♪+
涙を流してしまったが、映画としての完成度という視点で観れば、
ツギハギのように感じられて低いかもしれない。
でも、物語としてはそこが上手く効いてるし、
なにより娯楽作品として飽きない。
なにはなくともチョン・ジヒョンのための映画だと思う。
---
下半期は、みんながみんな高評価過ぎて、
印象が薄くなったのかもしれませんね。
今回の結果、あくまで私と相性が合うか合わないかのお話であるので、
面白いか否かは、ご自分で鑑賞して確かめてみてください。
以上、下半期映画生感想でした。
さて上半期分も含めた、
年内61本の作品から今年の映画ベスト11を発表します。
10でなく11です。
10に向かうなら11へ向かえ、go to elevenの精神です。
果たして、どの映画が上位に出てくるのでしょうか。
もしかしたら相性とはかけ離れたところで、
順位付けされるかもしれません。
楽しみにお待ちください。
私もまだわかってません。
わくわく。