のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

はまる

2008-08-05 | KA
 長い安定期が、終わってしまったので、この機会に手袋を新しくすることにしました。手袋を新しくすることはフルートを新しくすることと同じように緊張することです。週頭の緊張と新しい手袋の緊張と、今“はまって”しまっていることに関しての緊張。どうせなら、みんないっぺんに…。
 調子良く踊っていました。でも、やはり“はまっている”ままでした。二本同時に投げたフルートがぶつかり合い、本来左手で取るものが手に収まらないところまで飛んで行ってしまいました。その後はそれに対して、創作。創作したものがまた創作を必要とし…。久しぶりの大創作に、舞台が下がるとガックリと座り込みました。先週の、少し上手くいかなかったときの小さな対処よりは、上手くつなげられたとは思いますが、大きなことへの対処に、力が使い果たされていました。
 こういう時、どれほどの人が私が踊っているのを観ているのかが分かります。たくさんの仲間に声を掛けられました。今日の大創作は、最終的にかなりドラマチックになっていたようです。そして、「大丈夫?」だけではなく、「あれは、本当に良かった。」と褒めてくれる温かい仲間もいるのです。だから良い、ということではありませんが、まだ二回目のショーがある私にとっては、有り難いことでした。
 二回目も同じように調子良く踊っていました。そして、最後。考え過ぎてはいけない、と思いながら、もうこの時点で考えてしまっていることを感じ、でもやらなくてはならず、あとは祈るだけでフルートを上げました。そして、二本がきれいに離れました。
 ショーが終わるとトレーニングルームへ行き、とりあえず100回取れるまで投げ続けることにしました。はじめは何も考えずに投げられるように。でも数回投げているとぶつかるようになります。それならこうかしら、とそこを気を付けて投げると、また数回でぶつかります。それなら、こう?といろいろと試してみると、結局どこに注目を置いても、10回ぐらいでその効果はなくなります。考え過ぎずに、何十回ものショーを終えられていたこと自体が不思議に感じるくらい、今は“はまって”しまっています…。