随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

パイロットと雲と嘘つきと・・・

2009-06-11 | Travel
 今回の出張は天候にたたられています。昨日ニューヨークからテキサスのほうに来たのですが、これが本当に大変でした。かなりの悪天候の中を飛んできたのです。揺れるわ揺れるで大騒ぎです。

 今日はひさびさの私の嫌いな鉄板ネタ、「飛行機」です。

 もうこれについては書くのを少し控えようかと思っていたのです。あまり書きすぎると「本当に怖がっているんだか、ジョークで書いているんだかわからないよ!」といわれそうだったもので・・・。でも今日は書きます。力いっぱい書きます。

 今週はニューヨークからテキサスにかけてかなりシビアな前線がゆっくりと通過しているのです。その前線上に強力なサンダーストームの嵐が吹き荒れているのです。昨日Weather Channelで確認をしていたときは、ニューヨークから南に抜ける少しの間は風の影響を受けて揺れるかな? くらにしか思っていませんでした。パイロットも出発前の機内のお客さん向けアナウンスでも、「今日は快適な旅になると思いますよ!」となかなか良い雰囲気の話をしていました。

 ところが、いつまで立っても飛行機は出発しません。10分、20分・・・、1時間。ダメです。全然動かないのです。パイロット曰く「目的地への航路が開かない・・・。」と言うのです。

 「それって何? 航路上で激しく風が吹いている地域があるの?」くらいしか私は考えていませんでした。だって、頭の中にはそのくらいの前情報しかなかったのです。ところが2時間たっても動きません。

 ようやく出発時刻から2時間半くらい経って飛行機は離陸しました。でもいつもと様子が変なのです。もちろん航路を少し変えるようなことはパイロットから事前にアナウンスはありました。でも、飛び方が異様なのです。高度を上げるにもスパイラル(旋回)してあげて行くのです。「これって、風が安定しているところがあまりないってことじゃないのかな? まぁ、少々前線を抜けるまでの辛抱! 」と我慢していたのですが、揺れはいっこうに収まりません。それどころかどんどん強くなる一方です。

 パイロットが再度アナウンスをします。「もう少しすると抜けるから、そうすれば後半は快適な旅ですよ!」って・・・。でも揺れは左に右にと続きます。瞬間、落ち着いてベルト着用サインが消えましたが、数分後、強い揺れが始まり再点灯です。

 そうなってから私はもう一度、昨日みたWeather Channelの気圧配置図を思い出しました。これって、少し前線が南下していない? そうすると我々の航路は全て前線の上ではないか? と思った瞬間に「こりゃ死んだ!」と思いました。

 それが「ピンポン!」だったのです。私の航路は完全に前線上を沿っていくルートになっていたのです。まさに最悪のコンディションです。このパイロット、筋金入りのうそつきです。

 確かに雲の状態を見ると、これは揺れないはずがないというくらいのものです。積雷雲がない変わりにどこを見ても霧状の雲なのです。霧状の雲ばかり、イコール風が強い証拠という考えが私にありますし、暗い雲があちこちにあります。これはまさにそういうルートに乗っている証拠なのです。

 結局のところ、3時間半のフライトのうち2時間半以上揺れっぱなしという私にとってはとんでもない事態になってしまいました。無事降りる頃には、もうへとへとで、「勝手にしてくれ!」といった感じです。今年の1月にジェットコースターチック(それもスプラッシュマウンテン張り)に降りていく怖いランディングがありましたが、それに勝るとも劣らぬものでした。きっと今年の私の飛行機怖いランキングの1,2位はこれらになるのは間違いありません。

 しかしですね、やっぱりパイロットというのはうそつきです。どこのアニメーションを見ても、「嘘つき!」ということが言われています。自分でも納得してしまいました。

 で、今日はテキサスから西海岸への移動中ですが、また昨日の続きの天候トラブルに巻き込まれています。いやはや今週はついてないわ・・・。「あ!あそこに暗い雲がある。また揺れそう・・・。」しばらくトラウマが残りそうです。

今日は「明日で一周年記念」イブだな・・・?

2009-06-09 | 雑ネタ
 「そういわれてみれば・・・。」で思い出したのですが、明日6月9日で私のこのブログはちょうど1周年を迎えます。考えてみれば、一年365日で今日のを入れて324トピックスを書いてきたわけですから、かなりのハイペースかもしれません。とはいえ、自分的には1年で365トピックスと意気込んでいたものですから、ちょっとそれに達成できなかったのは残念です。

 ネタ不足というわけではありませんので・・・、あしからず。本当はもっといろいろなことがあるのですが、なかなか時間が無くて・・・というのが実態です。(笑)

 でも本当は3日坊主で終わるかもしれないものが、よくぞここまで続いたものだというところでしょうか? またこれを読んでくださっている読者のみなさまもよく飽きもせずお付き合いしていただいていることにも感謝しています。

 ちなみに皆さんはどういう話題が好きなのでしょうかねぇ・・・? 本当は「一周年記念、どの話が心をくすぐったのでしょうか?」と題して企画をやりたいとは思うのですが、いらんことで突っ込まれると、回答に窮するのでやめておきます。まぁ、500トピックスまで辿り着けたら、その時はランク付け企画みたいなことはしてみたいとは思うのですが・・・。

 さて、その当の本人は、先週のYellow Stoneの休暇を終えて、一日だけ家にいた後、また旅に出ております。今日は今回はニューヨークからペンシルベニアの奥地にはいり、明日からはテキサス、ワシントン州(DCではありません!)をめぐる旅に出ています。今日はニューヨークから4時間ほど車を運転したペンシルベニアのど田舎に来ています。基本的に車の運転が好きなほうですが、できれば4時間も運転はしたくないのが実態です。でもプロペラ機に乗ってくるのがよいかどうか? と言われれば、迷わず車を選んでしまうのですがね・・・。

 ところで、皆さんは米国の高速道路について、経線軸に走る国道は偶数、緯線軸に走るのは奇数と言うのをご存知でしたか? 緯線軸のほうは、北に上がればあがるほど番手が上がっていきます。先週Yellow Stoneから岐路走った道は90号線でしたし、今日NYから走ってきた道は80号線でした。経線軸についても主要道は東から西へといった感じで番手がついていくのです。初めのころはそれほど気がつかなかったのですが、次第にそれがわかるようになりました。わかるようになると、自分は今どのあたりにいるのかな? というのも自ずと読めるようになるところが不思議です。でもこれこそまさに経験を積み重ねることにより、データがUpdateされていくようなものです。そしてある日突然、それが「体系」として理解できるのです。

 とはいえ、全米をまたにかけるトラック野郎ではありませんので、これが何の役に立つかと言われると、全く持って役に立たないのです。要は単なる「豆知識」なのです。

 でもそれでいいんです。そういうことを覚えていれば、クイズ番組には強くなります。(笑)

 物を書いていて思うのですが、どんなささいなことでもこうやって文章にしていくには、いろいろな豆知識を持っていないとなかなか難しいのだなぁ・・・、とよく感じます。ちょっとしたことでも、知っていると知らないとでは、文章に起こしたときにその説得力が違います。やはり自分が経験したことは、自ずと力強く言えますが、他人から聞いただけでは単なるお話になってしまいます。そうなると説得力がありません。

 だから私は自分で経験したことや直接感じたことを書くようにしています。これが「誰にでもわかる文章の書き方だから・・・。」と思うわけです。

 ということで、まだまだこのブログは続きそうです。懲りないでお付き合いいただければうれしいです

泥臭さに感動を覚えるとき

2009-06-07 | スポーツ
 昨日Yellow Stoneのほうから帰ってきました。行きは飛行機だったのですが、帰りは車で戻ってきました。走行距離にして2,100マイル強、まぁ日本列島縦断したくらいの距離は運転していたようです。細君と交代で運転をしていたので、それほどは疲れませんでしたが・・・。

 この旅行の内容はいずれまたまとめたいとは思っています。

 さて、さほど疲れていないとは言っても、本当はベッドの中でしばらく眠っていたいと感じていたのですが、今日はサッカーの日本代表戦があったので結局早起きをしてしまいました。残り3試合を残してW杯リーチでしたからそれほど慌てることではないのですが、過去2回(2002年は主催国のため予選なし)出場が決まった試合もライブで見ていましたので、今日は是非とも生で見ていたかったこともありました。いやはやなかなかタフな試合でした。

 1-0でウズベキスタンを下し、W杯出場を果たしましたね! 本当に良かったです。おめでとうございます。

 今日の試合を見てて思ったのですが、華麗なパスワークやシュート連発といったような「きれいな」ものではなく、相手に押されながらも必死で頑張ったり、足が動かず苦しかったり、審判の不可解な判定(まぁ、アウェーだからしょうがないけど、ちょっとひどくない? という感じでしたが・・・。)もありといった、逆境てんこ盛り状態の中で、「泥臭く」勝ったことがとてもよかったと思います。FIFAのランキングからすれば、「日本は勝ってあたりまえ!」なんていう人もいるかもしれませんが、なかなかそううまくいくものではありません。画面を通して彼らの必死に耐えて戦っている姿が、妙に日本の「サムライ」らしく、感動を覚えました。

 やっぱり技術云々も大事だけど、日本人に大切なのは「根性と魂」なのでしょうね?

 きれいな勝ち方をして欲しいと誰もが思うものでしょう。でもそれはあくまでも圧倒的な力の差があってこそであり、今回のようなランキング・マイナス・アウェイ・マイナス・コンディション等々を考慮したら、それこそイーブンのような状況であったかもしれません。おまけにウズベキスタンもこれに負ければ、オセアニアとのプレーオフに回る可能性もほぼなくしてしまうわけで、向こうとしても負けられない一戦だったのです。そんな極限状態の相手が立ち向かってくるわけですから、そう簡単に「返り討ち」にすることは不可能です。「窮鼠猫を噛む」ということわざもあります通り、追い詰められればそれだけ相手は本領を発揮するわけです。もうそうなると、技術云々の問題ではなく、泥臭くやってでも「勝つことだけを目的」にしたやり方をしなければなりません。

 そういう意味では今日の一戦、特に泥臭く勝ったことは選手のみなさんの更なる自信につながるような気がします。

 でもW杯本選になると、技術が更にひとつもふたつも上になるわけですし、「きれいなサッカー」をするようになります。日本にはそういう「きれいなサッカー」をする国の仲間入りをせず、「泥臭いままのサッカー」を続けて欲しいと思います。勝つことを最優先におき、その為に何をするか? どう自分を犠牲にしていくか? その中で並み居る強豪を下していって欲しいと思います。その姿に我々はきっと感動をするでしょうし、ベスト4への足がかりもつかめると思います。

 坂本竜馬ではありませんが、叶わぬ相手とわかっていても「死ぬときも前のめりで死んで生きたい・・・!」というのが、日本人の美学であり、そういう「泥臭い根性」に感動を覚えるのです。

 何はともあれ、勝ってよかったです。おめでとうサッカー日本代表!

数の数え方 

2009-06-03 | 比較文化論
 皆様、お久しぶりです。ここのところあまり更新できず、すみませんでした。というのも、全くと言っていいくらい本当にすごい状況に陥っていました。ご存知の通り、現在家族と一緒に珍道中なのですが、丸二日間携帯電話もメールもネットも一切通じないというという環境に居たのです。昔であれば、そういうことも容易に受け入れることができたでしょうが、ここ10年のインフラの発達の中で成長してきた人間からすれば、こういう外界との接触が一切無くなると、きっとパニックに陥ってしまうことは間違いありません。私もそうでした。もう不安で不安で・・・。(笑) 今日の午前中になって、ようやくそういうエリアから脱出し、携帯のアンテナが立ったときにはもう、うれしくてうれしくてたまりませんでした。(でもその数十秒後、予想だにしなかったメールの数に唖然としてしまいましたが・・・。) きっと最近の日本の学生さんにとっては、考えられないかもしれませんね・・・。

 さて、そういった苦労話はいずれまた報告することにします。

 話はがらりと変わりますが、英語を話すときに数字が聞き取れないことって多くありませんか? 私は最初のときからこの数字のヒヤリングがダメダメでした。文法英語で習っていた数の数え方では、彼らの会話についていけないのです。

 例えば・・・、まず「248」という数をどう数えますか?

 日本人 Two Hundred (and) fourty-eight
 米国人 Two fourty-eight 、というように言います。

 もう一つの例、「2,500」をどう数えるのでしょうか?

 日本人 Two thousand (and) five hundred
 米国人 Twenty five hundred、と言います。

 見る限り、はっきりと米国人のほうが日本人に比べて簡潔にしているのです。彼らの数字の数え方は基本的に「二桁」志向です。つまり、できるだけ最初の二桁をまとめて言えるような形にしているのです。上の例の場合は、1桁+2桁、下の場合は2桁+単位、といった感じでまとめてしまっているのです。こうすることによって、明らかに長さが短くなり、しゃべりやすくなるのです。

 ところが、日本人の場合どうしても形式的に頑なに数を勘定する時に構えてしまいます。だから一つ一つの単位をきちんと言わないと気がすまないのです。だから米国人のような言い方をされると、その規定路線からはずれるわけで、それだけでパニックになってしまうのです。これが困ったものなのです。できるだけシンプルに且つリズムよくしゃべる米国人のしゃべり方についていけないのです。

 一方でこの言い方は覚えると結構便利です。要は年号といっしょの考え方でよいのです。「1999年」を日本人は、One thousand nine hundred ninety-nineといいますが、米国人は Nineteen ninety-nineというだけなのです。これがわかるようになると、あっさりと数字が理解しやすくなると思います。

 ということで数字にお困りの皆さん、是非ともこのことを念頭において一度話をしてみてください。きっと何かがわかると思いますよ。

 そんなことを言っても、チェックを切るときは型どおりの言い方を書かないといけないので困ります。何とも長くなってしまうので・・・。簡略化できないものですかねぇ?