随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

Amtrack

2009-06-18 | Travel
 今週は東海岸の旅です。昨日ミシガンで仕事をし、今日はそこからからボストンに移動しました。お昼から打ち合わせをこなしたあと本当であればここにもう2日間ほど滞在し、カンファレンスに出ようと思ったのですが、急遽予定が変更となりニューヨークにいくことになりました。

 この数週間あちこちと米国を旅しているのですが、何か変なのです。異常気象というか何というか・・・。どこを飛んでいても揺れるのです。確かに機中から雲を見ていると揺れてもおかしくない雰囲気が多分にあります。でも2時間以上の長距離フライトを飛んでいれば、少しはまともな空間もあるわけで、飛行機嫌いな私でもいくらかの息継ぎはできるわけです。ところが、ここしばらくはどこにいっても揺れっぱなしなので、ほとほと参ってしまいました。

 そういうことも意識したのでしょうか? ニューヨークへの移動をどうしようか? と考えたときに、真っ先にレンタカーを考えました。飛行機を拒否したわけです。(笑)まぁ、ボストンーニューヨーク間は車で4時間くらいですから、空港までの移動+待ち時間+フライト+空港から目的地までの移動を考えれば、それほど時間的には違わないのです。で、直前にチケットを買うよりもレンタカーのほうが総合的に安いはず! との思惑からレンタカーを探したところ、予約がいっぱいでダメでした。

 確かに最近全米どこにいってもレンタカーがいっぱいで、空きの車は高いのです。タクシーの運転手さんとそんな話になったとき、彼曰く「それは一般のお客さんが車を買わずにレンタカーを利用しているんだよ!」とのこと。つまり、家に2台も3台も車を買う余裕がこの経済危機でなくなったので、そういう余分なものはレンタカーで済ましているということらしいのです。

 確かに彼の説明には一理あります。でもそれはそれでこちらとしては高いレンタカーを使わされるので、迷惑な話です。

 とにかくレンタカーはダメになりました。その時、ふと思い出したのがこのAmtrackなのです。まぁ、日本の特急電車みたいなものですね。全米にネットワークがあるのですが、如何せんこっちの人間は車で移動するのが普通なので、あまりこういう電車のようなものは使いません。だからそれほど乗り心地は良くないというのが定説です。私も何度かローカル線は乗ったことがありました。でもAmtrackは前に一度だけしかありません。それも1時間半? くらいの短い距離でした。「それならば、今回はトライすべき!」との判断から即切符を購入し、乗ることにしました。

 米国の駅は日本のように改札がありません。そのまま列車に乗り込むとやがて車掌さんがやってくるのです。席も日本のように指定席ではありません。したがって自分で勝手に好きなところにすわって車掌さんを待つのです。やってくるとチケットにはさみを入れ、紙のタグを座席の上におきます。これが検札した証拠なのです。今回は3時間の旅ということで、短縮前の東京―新大阪間のようなノリで乗っています。

 風景はやはり「米国」です。日本のように次から次へと景色が変わるようなドラマティックな展開はありません。ひたすら米国チックな光景が続きます。忘れたころに駅がやってきます。そんなのどかなものなのです。

 さて、乗り心地は? というと今回乗ったのは通常の2階建てのものではなく、新型車両だったので、非常に快適でした。どちらかというと在来線の特急電車と同じイメージですね。ただ細かいことを言うと、サスペンションが良くありませんし、座席もやっぱりちゃちいかな? というものです。日本のような「電車国家」と違い、そのレールの施設テクニックも、ルートも適当ですし、車体もお客さんのことを最大限には考えていないのでしょう。がたんがたんよく揺れます。そういう意味では、乗り心地は日本の新幹線のようなクオリティーを要求するのは難しいかもしれません。

 でも足が地面についている分だけ、私にはいつもとは格段に違う快適さがありました。たまにはこういう旅もありだな! と感じました。それに自分で運転しないのだから、あんまり贅沢は言えませんしね!

 今日は夜遅くにニューヨークに入り、また明日打ち合わせです。でも今晩ラーメンが食べられるかな? と思うとちょっとうれしいです。(笑)