随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

数の数え方 

2009-06-03 | 比較文化論
 皆様、お久しぶりです。ここのところあまり更新できず、すみませんでした。というのも、全くと言っていいくらい本当にすごい状況に陥っていました。ご存知の通り、現在家族と一緒に珍道中なのですが、丸二日間携帯電話もメールもネットも一切通じないというという環境に居たのです。昔であれば、そういうことも容易に受け入れることができたでしょうが、ここ10年のインフラの発達の中で成長してきた人間からすれば、こういう外界との接触が一切無くなると、きっとパニックに陥ってしまうことは間違いありません。私もそうでした。もう不安で不安で・・・。(笑) 今日の午前中になって、ようやくそういうエリアから脱出し、携帯のアンテナが立ったときにはもう、うれしくてうれしくてたまりませんでした。(でもその数十秒後、予想だにしなかったメールの数に唖然としてしまいましたが・・・。) きっと最近の日本の学生さんにとっては、考えられないかもしれませんね・・・。

 さて、そういった苦労話はいずれまた報告することにします。

 話はがらりと変わりますが、英語を話すときに数字が聞き取れないことって多くありませんか? 私は最初のときからこの数字のヒヤリングがダメダメでした。文法英語で習っていた数の数え方では、彼らの会話についていけないのです。

 例えば・・・、まず「248」という数をどう数えますか?

 日本人 Two Hundred (and) fourty-eight
 米国人 Two fourty-eight 、というように言います。

 もう一つの例、「2,500」をどう数えるのでしょうか?

 日本人 Two thousand (and) five hundred
 米国人 Twenty five hundred、と言います。

 見る限り、はっきりと米国人のほうが日本人に比べて簡潔にしているのです。彼らの数字の数え方は基本的に「二桁」志向です。つまり、できるだけ最初の二桁をまとめて言えるような形にしているのです。上の例の場合は、1桁+2桁、下の場合は2桁+単位、といった感じでまとめてしまっているのです。こうすることによって、明らかに長さが短くなり、しゃべりやすくなるのです。

 ところが、日本人の場合どうしても形式的に頑なに数を勘定する時に構えてしまいます。だから一つ一つの単位をきちんと言わないと気がすまないのです。だから米国人のような言い方をされると、その規定路線からはずれるわけで、それだけでパニックになってしまうのです。これが困ったものなのです。できるだけシンプルに且つリズムよくしゃべる米国人のしゃべり方についていけないのです。

 一方でこの言い方は覚えると結構便利です。要は年号といっしょの考え方でよいのです。「1999年」を日本人は、One thousand nine hundred ninety-nineといいますが、米国人は Nineteen ninety-nineというだけなのです。これがわかるようになると、あっさりと数字が理解しやすくなると思います。

 ということで数字にお困りの皆さん、是非ともこのことを念頭において一度話をしてみてください。きっと何かがわかると思いますよ。

 そんなことを言っても、チェックを切るときは型どおりの言い方を書かないといけないので困ります。何とも長くなってしまうので・・・。簡略化できないものですかねぇ?