「ほー、かめチヨ!」と私に聞こえるウグイスの鳴き声が、南の日野川の川縁からも、北の山間からも盛んに聞こえてくる。「ほーほけきょ」と一人前に鳴けるようになるには、時間がかかる。
何事も同じだなあ。今年の燕の夫婦は、なかなか、南の窓からの出入りを覚えないので、仕方なしに6時にはシャッターを開けてやる。年々、若い世代に交代するのだろうが、年々、阿呆になる気がする。そんなアホでは、凶暴なカラスや蛇に卵やヒナを狙われるぞ!
泰澄の杜の風呂に行く途中の集落で、地主が老化で諦めたブルーベリー畑を管理している、とある土建会社の半分退職しつつもある工事部長が「ウラとかかーと、妹夫婦の四人が、どうせ暇だから、自分たちの手間賃を考えんと、趣味でやっているから、なんとかなってる。」と三百坪ほどのブルーベリー畑を世話している。
「金にはならんし、売るのは難しい。」という。それでいて、来年から作り手がいなくなる500〜600本植えてあるブルーベリー畑を、「あんた、やらんか?」という。ぶどうなどの果樹園も、これまで様々な形でいろいろ先行している土地柄だが、なかなか、10年続くことはない。ブルーベリーは数本、自分が食べる分を収穫したり、食べたりするのは好きだが、農園を管理するだけの気力も体力もない。次世代を担う若者を養えるだけの、収入に裏打ちされないと継続は難しいのだ。できれば誰だって、やっている。
さあ、暑くなってきた。1時間ほど、わが畑周りの草刈りを済ませ、着替えて、お昼前に歯医者に行って、あっという間に掃除を終えて戻ってきた。あまり歯石がないという。あっても、老人の歯茎が浮き上がった、明日をしれない歯だから、適当に掃除しておかないと、トラブルの元になりかねない。いずれ、早いか遅いかは別にして、入れ歯になる運命の歯だから、「ホドホド」の掃除で十分なのだ。
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