モラ夫回顧日記

モラ夫から逃げ出し、モラ夫の生活を破綻させ一矢報いました。
しかし彼は逃がした獲物をすんなり諦める男ではなかった。

ちょうちんあんこう

2006年06月22日 00時03分00秒 | モラハラ
引っ越しも片付いて2006年がスタートしたある朝、わが社のネットショップの
更新をやっていた英二が大変なものを見つけました。

○○エンジニアリング株式会社がネットショップを立ち上げているではありま
せんか。
しかも、商品のすべては私がデザインしたもの。
過去にやったものもあれば、最近の商品の模倣品もあります。
中には私が意匠権を持っているものまで偽者を作って販売していました。

企画者のこだわりのチェックが無い製品は写真でもわかるほど形は歪んで材料も
安いものを使っていました。
オリジナルを企画した人間としてはこんなものを同じ価格で販売するなんて詐欺
じゃないかと思うくらいのしろものです。
しかも商品名までわが社のものを真似していたのです。
離婚した元妻のものまでまだ自分のものだと思っているのでしょうか。

当然ながら怒った私は「弁護士さんに電話する」と言って受話器を取り上げました。
しかし、そのとき息子英二が私の手を押さえて言いました。

「おいおい、落ち着きなよ母さん」

「あいつの本当の狙いは何だと思うの?彼らが作ったこんなしょぼいホームページ
の売り上げなんてヤツの食費にもならないと思うよ」
「あいつの狙いは僕と母さんが怒ってあいつのところに怒鳴り込むことだよ。それ
をきっかけに自分のペースに取り込もうって魂胆だろうよ」

「あいつはちょうちんあんこうなんだよ。つまり、このネットショップはちょう
ちんあんこうのちょうちんさ」
「オレたちが食らい付くのを暗闇で待ってるのさ」