１１月１３日

私がオタクであることは、否定しようのない事実であります。オタクではあるが萌え豚ではないと自負していたのですが、先日、萌え死んだ。いわゆる一つの萌え萌えキュンですよ。

休日の飲み会ほどイヤな物はありません。ため息をつきながらアパートから出たら、軒先にお猫様がおりました。たいていのお猫様は私を見ると逃げますが、このお猫様はズリズリと後退はしたものの、逃げはしませんでした。

おそるおそる近づくと、お猫様はめっちゃビビりながら私の様子を観察中。おそるおそる手を伸ばしたら、ナデナデすることができました。ここからはハイパーナデリングタイム。ファービーもひくくらいナデナデ。お猫様はビビりながらもなすがまま。なすがママならきゅうりはパパ。byバカボン

ナデリング中に、お猫様がゴロンとお腹を見せました。猫が腹を見せるときは、相手に降伏したときだと聞いた気がします。もうやめてくれという合図なのか、腹も撫でろという意味なのか。

考えても仕方が無いので、とりあえず腹を撫でてみました。すると、お猫様は電光石火で私の手を掴み、口元へ持って行きました。『あ、アカン、噛まれる』とビビる私。お猫様は一瞬の躊躇ののち、私の手を甘噛み。あ、オレダメだ。萌え死んだ。

昔ネットで見たことがあります。猫はその気になれば人間の皮膚なんて簡単に噛みちぎれる牙と顎を有していると。それでも飼い猫は、怒ったときでも手加減して甘噛みしかしないと。お猫様マジ優しい。

とりあえず拒否の意思表示だと受け取った私は、ゴメンの意味を込めて頭をナデナデして、その場を去りました。飲み会に遅れるし。私の手の甲には、手を掴まれた時の爪か、甘噛みの時の牙かわかりませんが、小さな傷が出来ただけでした。

いやー、お猫様可愛いなぁ。やっぱり飼いたいなぁ。どうでもいいけど、傷が腫れあがってめっちゃ痒いんだよなぁ。変な病気とかにならなきゃいいけど。