自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

3月14日

2012-03-13 | Weblog
ア「すみませーん、この機能はどういう仕組みで実現してます?」
A「どうだったかなぁ…仕様書があるはずなんで送りますね。なんでも載ってる仕様書です」
ア「おー、つまりは見るのが大変な仕様書ですね」
A「アハハ、ぶん殴りますよ」
ア「すみません…」



またまた登山してきた。最近行きすぎ。

今回は、サブリーダーと元上司の3人だけ。前回の蓼科に参加できなかったサブリーダーのリベンジ回です。目的地は鬼怒川。鬼怒川観光ホテルのCMで有名な鬼怒川。

すごくどうでもいいけど、ホテル三日月、ホテル聚楽、ハトヤホテル、鬼怒川観光ホテルに泊まってみたい。CMを流すくらいのホテルって、どんなもんなんだろうか。親父殿いわく、『ジュラクは普通だった』とのことだが、普通ってどんなよ。

閑話休題。東京は雨。土砂降りに近い雨。だからさぁ、登山中の雨は我慢できるけど、登山前の雨は我慢ならん。なんで傘を持って行かなきゃならんのよ…。行き方としては、浅草駅から東武の特急『スペーシア』で、鬼怒川温泉駅までひとっ走り。スペーシアの始発が8時なので、蓼科と違って朝のんびり出来るのがいいね。鬼怒川温泉駅が終着なので、寝過ごす心配も無い。よーし、ゆっくり寝るぞ!と思っていたのに、隣に座ったサブリーダーが寝かしてくれず…。

スカイツリーの足元を通過して、北千住を抜け(キタセンジュヲソクリョウ)、春日部の商業施設にクレヨンしんちゃんを見つけ、東武動物公園は意外と近いと思い直し、ひたすら北上。車窓の景色はずっと雨なんだけど、栃木に入ったあたりかな、畑がうっすら白くなっていたよ。気づけば家屋の屋根も白くなってきて、あれよあれよと銀世界に。ほんと、数分の出来事。夜更け過ぎじゃないけど雨は雪に変わり、結構な降雪。林に囲まれた畑のなかに何軒かの集落があって、それが白く染まっている。なんだろう、古き良き日本の冬って感じ。『古き良きって言うけど、良かったかどうかはわからないよね』そっすね、じゃあ古き日本の田舎ってことで。

見た感じ、5~10cmくらいの積雪。東京だったら交通網がマヒしているレベル。それを120km/hで駆け抜けるんだから、東武もやりおる。線路脇の駐車場にカメラ小僧がいたけど、スゲー寒そうだった。下今市駅付近では、女子中学生だか女子高生だかが3人、民家の前で手を振っていたので振り返してあげました。これぞジェントルメン。あとは、車内が広い。JRのあずさや小田急のロマンスカーより座席の前後に余裕がある感じ。調べてみたらグリーン車と同等の広さとか。やるな、東武。

10時前に鬼怒川温泉駅に到着。降りようとしたら、後ろのおばちゃんに鞄でグイグイ押された。どうやら乗り換えの時間がタイトらしい。腹が立ったので、ほかの人に迷惑にならないくらいでゆっくり歩いてあげました。ししゅー!(ディーフェンス!ディーフェンス!)

JRで来ていた元上司と合流して、ここからは市営バスに乗り換え。困ったことに、バスは満員。仕方が無いから補助席に座ったのだけど、満員というか、爺さん婆さんが2人席を1人で使っているから座席が足りてない。鞄は上の荷物棚に置けよ、クソが。最前列のど真ん中という悪くないポジションではあるものの、爺婆のせいで補助席というシチュエーションに納得できないし、隣がカップルというのがもっと納得できない。急ブレーキがかかったら間違いなく飛び出して死ぬし。

雪が舞う中で走るバス。道路は当然のように冠雪しているので、ゆっくり運転。除雪車がいっぱいおった。温泉街を抜けて、ダムの脇を通り、山道へ。右へ左へ揺れる揺れる…超眠い…『寝てる?』寝てません。1時間ほど走ったところで、トイレ休憩。路線バスなのに休憩があるってすごいな。催してはいないのですが、最前列の補助席なので強制退出。当然寒いけど、思ったほどではないなぁ。積雪は10cmくらい。湿った雪なので雪玉が作れるよ。その後も1時間ほど走って、目的地の女夫渕に到着。もう12時だよ。さすがに合計4時間も座りっぱなしは疲れるな…さあ、歩こう!『ちょっとレストハウスで休憩しよう』はい、わかりました。

本日はまだ何もやっていないのですが、レストハウスで休憩。お昼時なので、カレーうどんを頂くよ。山小屋と比べてお値段が安いのにボリュームが多い。山小屋と変わらん辺鄙なところなのに(失礼)。

チェーンスパイクを装備して、今度こそ出発。目指すは日光澤温泉。この日記は相変わらず、登山以外の内容のほうが気合入ってんな。

チェーンスパイクは二度目ですが、なんか違和感。まるで粘着シートの上を歩いているような感覚。前回は粉雪の上だったけど、今回は半分凍ったような雪だからかな。スパイクが食い込んでいるんだろう。除雪もしているようで、ところどころアスファルトが見えているよ。硬かったり張り付いたり、なんともいえない歩き心地だなぁ。

道路から林道に入ると、一面真っ白。そんな鬼怒川沿いを歩く。聞こえてくるのは川の音と雪を踏みしめる音。いいねぇ、落ち着くよ。川沿いなので高低差もほとんど無く、歩きやすいったらないわ。階段が雪で埋まっているところは大変だったけど。階段が必要なくらい急なわけだからね…。河川敷は誰も歩かないからまっさら。川から顔を出している岩も白く染まっている。途中で氷柱?というか、巨大なツララも見られたよ。温泉の成分なのか、うっすらと青みがかっていてキレイ。『アレだ、ガリガリ君だ』やめてください、安っぽく見えます。ツララから融けた水が、ツララの下で氷柱になっていたり。ツララを漢字で書くと氷柱なんですが。説明しづれー。

2時間ほど歩いたところで、目的地の日光澤温泉に到着。4時間も乗り物に乗っていて、歩くのはたった2時間ですか…。まぁ、今日はのんびりすることがメインらしいので、たまにはこういうのもいいか。私も病み上がりだしね。いい意味でひなびた佇まいの宿に足を踏み入れようとしたのですが、入り口には強敵が。犬がもの凄い勢いで飛びつこうとしているのよ。リードが伸びきって、直立してるやん。小学生のころに犬にマウント取られて以来、犬苦手なんだよなぁ。

意を決して近づいてみると、案の定飛びつかれた。と言うか、抱きつかれた。足にしがみついてくる感じ。私に飛びついたり、元上司に飛びついたりとせわしない。何この子、興奮しすぎ。全然吠えないし、尻尾を全力で振っているので敵意はなさそう。屈んでみると、チュー出来そうなくらいに顔を近づけてくる。何この子、可愛い。頭とか体とか首とか撫でてみるけど、ノーリアクション。何この子、どうして欲しいの。まだちょっと怖いけど、こういう大人しい子ならいいなぁ。

お部屋は山小屋だけあって簡素。前に泊まった本沢温泉よりは広くてしっかりした感じ。五十歩百歩だけど。まぁ、本沢温泉は本当に登山者しか行けないところだからねぇ。日光澤は近くに道路あるし。で、冬ってことで石油ファンヒーターとコタツがありました。温いね。しかしだよ、石油ファンヒーターが全力で稼働しているにも関わらず、室温が14℃以上にはならないんだぜ。ちょっと恐ろしいんだぜ。

のんびりするにはまずお風呂。山小屋なので残念ながら洗い場が無いので、湯船に浸かるだけ。いい感じの硫黄のにおい。ここ最近は温泉に入ることが多かったけど、硫黄泉は久しぶりだ。室内風呂で温まった後は、露天風呂!露天風呂は混浴なんだぜ!まぁ、おっさんしかいないだろうなぁと外に出てみると、50代くらいの夫婦が入ってた。わお、気まずい。もう一つの露天風呂に入るけど、スゲーぬるい。これは寒いだろう…ってことで、申し訳ないが相席させて頂きました。うむ、こっちはあたたかい。合計で30分近く入っておりましたが、ご夫婦は我々より先に来て後に出るわけで、よくのぼせないなぁ。

お風呂上がりはもちろんビール。おつまみ係りの本領発揮です。チー鱈うめぇ、味好みうめぇ、クラッツうめぇ、チーズ煎餅うめぇ。そしてスルメが人気ねぇ…いいもん、家で食べるもん。しかしいいねぇ、和室でファンヒーターとコタツで温まりながら、酒を飲んで談笑。これでテレビでもあれば最高なんだけど…。まぁ、地デジ視聴困難地域っぽいから無理か。

前回の反省を生かすことなく、おつまみでお腹いっぱい。でもアルコールは控えめにしたから、酔いはそうでもないぞ!今すぐ寝られる程度だ!お食事ということなので、食堂へ。どんなのが出るのかなぁと期待していたら、普通に定食な感じでした。しかも冷めてる。まぁ、山小屋だしね…。ただ、岩魚の塩焼きは旨かった。

いい感じにアルコールが入った3人でしたが、サブリーダーと元上司が体調不良を訴え始める。マジかよ…オレ治りかけだけぜ…。コタツに入って動かなくなる二人。いい感じに眠い私は一刻も早く寝たい。『布団が敷けないでしょ!動きなさい!』と言っても効果なし。非難を受けながら強制執行。なるほど、強制退去ってこんな気分なのか。布団を敷き終え、歯を磨いたらちょっと眠気が覚めてしまった。水が冷たすぎるんだよ…。

部屋に戻ると元上司はダウン。サブリーダーはまだ寝たくないと駄々っ子。僕は寝たいんですと主張するも、聞き入れられず。布団には入れてもらえましたが、『何か面白い話して』と。なんという無茶振り…。『隣の家のポチは真っ白なんだって。尾も白い』と、ラッキーマンで入手したネタを発したところ、微妙にうけた。その後もダラダラとくだらない話をしていましたが、気づけばいびきが聞こえてきました。なんと…私より先にサブリーダーが寝るとは…。まぁいい、私も寝かせてもらおう。おやすみなさい。