自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

1月11日

2012-01-11 | Weblog
今年、祝日が土曜日に重なりすぎじゃない?


クリスマスも終わり、待っているのは大晦日とお正月だけです。そんな浮かれムードの中、全力で仕事に取り組んでいる私は何か違うと思う。こんなのオレじゃない。幸い、冬休みまでは特にイベントもな『アレックス君、明日忘年会やるから』いし、仕事にだけ集中ってなんですと?いや、行くけどさぁ…。

世間一般では仕事納め。きっと混雑しているだろうなぁとお店に入ってビックリ。通された12人席がすごい!イスが入りきれてない!そもそも普通のイスではダメなので丸イスになっているのですが、それでも通路に溢れてる。そりゃそうだ、2人用テーブルを3つ並べただけだもの。先に到着していた幹事たちが、店員を捕まえてブチ切れていたよ。

幹「これ、おかしくないっすか、ここに13人座れると思います?」
店「はい、思います」
幹「僕は思いません。普通にイスが入りきれてないじゃないですか」
店「いや、ちょっと…」
幹「ここは何人席なんすか」
店「何人席とかないんです」
幹「はぁ?意味がわかんない」
店「ここはフリー席でして、特に何人とかって決まりはないんで」
幹「いやいや、おかしいでしょう。あなたはどう思うんですか」
店「僕アルバイトなんでよくわかりません」
幹「じゃあ店長呼んで」
店「今日店長いないんで」
幹「じゃあ一番偉い人呼んで」
店「今日アルバイトしかいなくて」
幹「はぁ?じゃあその中で一番偉い人呼んで。仕切っている人いるでしょ」
店「いや、いないですね」

うん、すごい。たぶん、事前に『クレーム来たら、わかりません責任者いませんで逃げろ』って言われていたんじゃないか。とりあえず、どこか席が空いたら移動することを約束させて、乾杯することに。15分経ってもビールが来ない。仕方ないから先読みしてビールを注文しておくと『すみません、グラス交換制なんで』と言われる。ここでまたブチ切れだよ。『だったら早く持ってこいよ!』とお伝えしたところ、『はぁ』と気のない返事。もちろん改善はされませんでした。

チラホラ料理も出始めたよ。たしか…枝豆、白身とタコの刺身、フライドポテト、揚げシュウマイ、鍋だった。とても13人分とは思えない量。8人分くらいじゃないかなぁ。

9人くらい集まったところで、テーブルはもういっぱい。座ってると場所取るから、若手は立ち飲みだよ。それでも通路にはみ出して、他の客がトイレに立つたびに大移動だよ。そこで1名が、テーブルの上に椅子を置くという暴挙に。『空間の有効利用じゃー!』と叫ぶ彼ですが、確かにちょっと広くなった。因みに、狭いのはテーブルだけじゃないんだよ。隣のグループとの間隔も狭い。ちょっと上半身を後ろへ倒すと、隣のグループに当たるんだよ。なんだこの店。

偉い人が来る前に隣のグループがお帰りになられまして、なんとか13人分の席を確保。幹事は偉い人に怒られずに済んで、一安心…とは行かなかった。残りの料理が、〆の麺だけという有様。食べ物だけ追加オーダーをしようにも、メニューが来ない。それ以前に飲み物も来ない。来ないから取りに行く。厨房の前に並んでプレッシャーを与えるしかない。

店「ビールですね、すぐ持って行きますので」
ア「いえ、受け取って私が持って行きます」

そういうレベル。ウーロンハイ3つ頼んだら6つ来るし。グラス交換制じゃないのかよ。空いたグラスを持って、適当な飲み物をオーダーしに厨房に行く感じ。なんだこの店。厨房の前で飲み物が出てくるのを待っていると、店員が声をかけてきたよ。

店「どうされました?」
ア「ビールとウーロンハイを待ってます」
店「あー、もうラストオーダー終わってるんで」
ア「ラストオーダー前に頼んだんです。まだ出てこないんです」
店「いや、でもラストオーダーが」
ア「いいからビール2つとウーロンハイ1つ、早く出して。グラスはさっき渡してるから」

ようやく出てきたビールとウーロンハイを持ってテーブルに戻ったら、幹事とその上司と、私の同僚以外いないよ。みんな怒って別のお店行ったって。こ、このビールをどうすれば…『アレックス君が空にすればいいんだよ』

で、残っていた幹事とその上司は、店長に詰め寄ってた。近くにいたとかで、呼ばせたらしい。

幹「ここに12人は無理ですよねぇ?」
店「いや、でも他のお客様は…」
幹「他の人は知りません。ここ、通路ですよね?この店は通路に客を座らせるんですか?」
店「……」
幹「事前に12人と伝えましたよね?今朝電話で1人増えると言っても、大丈夫だと言いましたよね」
店「他のお客様には…」
ア「えーっと、このテーブル1つで何人席なんですか?」
店「2人席です。2つで6人席です」
ア「ってことは、3つですから8人席ですか。じゃあ13人っておかしくないですか?」
幹「そもそも、おたくの店員は、ここをフリー席とかわけのわからないこと言ってましたけど」
店「それは…伝達できてませんでした、すみません」

などと店員に詰め寄っていたら、隣のテーブルのお客さんが出てきたよ。

客「え?なに?どうしたの?クレーム入れてるの?」
ア「はい、店長さんが出てきましたので」
客「おー、うちも混ざっていい?」
ア「是非是非、とりあえず乾杯!」

ビールを飲みながらクレームを入れるよ。つーか、これ絶対にビールじゃないよ。

幹「客がお金を払うのは、飲食に対してだけじゃないんですよ、場所やサービスにもお金を払うんです。わかる?」
店「はい、わかります」
幹「じゃあこの場所とこのサービスはどう考えてるの?年末だからって追加料金まで取ってますよね?」
店「それは事前に説明して…」
幹「説明してもらったよ、追加料金を取ってこのサービスなのかって聞いてるの」
客「そもそも、店員にどういう教育しているんですか。態度は悪い、飲み物は出てこない」
客「そのくせラストオーダーだとかグラス交換制だとか、そちらのルールは押し付けてくる」
客「グラス交換制なんて、どこに書いてありました?ネットに書いてありましたか?」

このやり取り中に、隣のテーブルで店員と揉めてた。ドリンクを頼もうとしたらラストオーダー過ぎたと断られたらしい。

客「イトウ!いいから頼め!今店長と話してるだろうが!」

やだ、この人かっこいい。

店「じゃあどうしろって言うんですか!」

やだ、この人逆切れ。ここからが佳境だったのですが、ビールを飲みすぎてトイレに行ってしまい、聞けず仕舞。どうやら、我々は8人分の支払い、お隣は飲み放題の延長で落ち着いたらしい。

客「いやー、ホントどうなるかと思いましたよ。今日は偉い人が来てて…」
ア「あー、それですと飲み物が出てこないのはキツイっすねぇ」
客「もう不機嫌で…ああ見えてめちゃめちゃ偉い人なんですよ」

なんかすごく親近感の沸くお兄さんだったなぁ。

ずいぶん飲んでしまったので帰ろうと思ったら、同僚に捕まり二次会へ。居酒屋チェーンなのにずいぶん対応が良く思えるから不思議。明日も仕事なのに、終電になっちまったい…。キン肉マン談義が楽しかったからいいけど。

これが2011年最後の飲み会でした。幹って書いてある部分は、こちらのメンバーの誰かの発言です。料理自体はチープだけど結構美味しかったんだよ。まぁ、いいネタが手に入ったってことで。もう二度と行きたくないけど。翌日に幹事が謝罪の旅に出てたよ。

そんな素敵なお店、とらすけ 新橋本店へ皆さんも是非。