早朝から張り切って参拝に向かいます。なかなか険しい山の上にありました。
天気は曇り後雨予報。重い雲がたちこめます。
しかし、まずは、駐車場にあった看板にテンションが上がります。
四万十!?
母の実家四万十川を私は思い浮かべます。奥秩父源流元気プロジェクト、、
この源流にも、嬉しくなり、四万十川源流、津野山を思ったりしたのでした。
曇天、風が強い中の参拝。駐車場には雪が残ります。雲取山の名前にちなみ雲が取れて晴れたらいいなと思いました。
三峯神社は、社伝によれば、日本武尊が東征中、三峯神社のある山に登って伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したとされており、景行天皇の東国巡行の際、天皇は社地を囲む白岩山・妙法ヶ岳・雲取山の三山を賞でて「三峯宮」の社号を授けたと伝えています。
その看板から階段を登りしばらくいくと、拝殿の手前には珍しい三ツ鳥居があります。狼を守護神とし、狛犬の代わりに神社各所に狼の像が鎮座しています。
三ツ鳥居は、三輪鳥居(みわとりい)ともいい奈良の大神(おおみわ)神社なども同じ鳥居があり、参拝方法もこんな感じみたいです。
3つの輪なんですね。
狼が守護神ですが、オオカミ。大神、大三輪、これは深い繋がりがあると感じました。この神社の周辺の地名も、大輪だったり。
奈良の大神神社は、大蛇の眷属神がいたり、苧環伝説から、蛇と結びついて語られる事がありますが、狼の繋がりが気になり調べてみました。
古代中国は、龍=皇帝のシンボルで、皇帝は龍を衣服なんかに象ります。
最初の中国古代王朝、夏。時代は紀元前2070年から紀元前1600年あたり、中国最古王朝の話です。
中国の地で夏を建国したのは、北狄から来た龍信仰を担っていた人達のようです。狄は蔑称です。
長江には龍とは別に既に蛇・雄鶏・太陽信仰が確立されたとされ、龍は長い時間をかけてこれらの信仰と戦い、駆逐・吸収していきます。
この内、蛇信仰と合体したことで龍と蛇は同一のものとされ、且つ龍は水神に進化を遂げて中国文明に発展していったとありました。
他方、龍に駆逐された蛇・雄鶏・太陽は他方は雲南へ、また、日本にも落ちのびていったとされています。
夏は牧畜民であったので、一つの都市に定住しませんでしたが、やがて、夏も滅亡します。
その後、その末裔は故郷の地、即ちモンゴル高原に帰還して牧畜を行い、テュルク系の種族を形成します。それと共に龍も「退化」して犬・狼となり、この犬・狼が「北狄=テュルク系」の新たなる信仰・トーテムとされています。
ここまで。
龍や、蛇や狼。狛犬。これらは、日本の神社の眷属にいます。眷属神と超古代の中国の信仰・トーテムとの繋がりを感じました。
古代大和を治めた一族(龍を象りトーテムとしていた?)がいて、それが、王(龍)の地位を降りることになり、蛇やオオカミをトーテムのように眷属神として祀っているのかもと空想が膨らみます。
三ツ鳥居なんかの共通点をもつ神社は、御祭神名が違っていても同じ神様を祀っているのかも。
それでは、どの神様かというと、
素戔嗚尊の子、饒速日命(ニギハヤヒ命)だと思いました。籠神社の御祭神です。
アニメでいうと、ニギハヤヒコハクヌシという御神名を隠された千と千尋の神隠しのハクのイメージです。
別ではありますが、もののけ姫には白い狼がでてきます。
三峯神社参拝記から、またまた、脱線してしまいました。
とにかく、鳥居をくぐるだけでも、三峯神社は、大神神社と関係があるように思いました。凄く楽しみになりました。