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大善人へ身魂磨き

無為自然

朝起きてから夜寝るまで頭は色々と考えてしまいます。

良い事も悪いことも。


無になることが無いのが今だし、無になりにくいのも今だと思います。


滝に入る時でさえ強く叩く水を受け止める岩になりたいと思いました。

また、落ちて砕けた後またゆっくりと流れる水になりたいと思いました。


滝行がはじまると、自分と水だけでした。

南無大師遍照金剛と何度も唱えました。

あれこれ考えることなんてできない。

無心になる事が行の目的のひとつかなとも思いました。


いや、更には目的も考えたりせずに、そう想う事さえ思わなくなる境地が無為自然。


想念を創るのは自由だけどこれまた良い悪いが少しずつ混ざりぐらぐら天秤に揺れています。

ぐっと悪い想念ばかり自分でつくると、本当に目に見えないところの悪いものを引き寄せる怖さがあります。


だから、心に決めます。

思いを持つ段階なら善い思いを持つことを。

笑顔、笑顔。

心配したって憂えたって変わらない。

自分がただ善くなると決める。

悪くなりようがなくなります。


もっと先の段階では、無になる。

良い悪いの想念の世界から解き放たれたら、そこは本来無の世界。


宇宙が無から出来たように、私の心も無になると、あとは神様が有を作って成長を望んだように、自分も状況に左右されず成長するしかない境地に至ります。


真っ逆さまに落ちる滝の水でさえ、重力に逆らわず落ちただけ。そして砕けてまた流れるだけ。自然のままに。

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