つい先日、レヴォーグ用のSTIコイルスプリングが発売された。
http://www.sti.jp/news/2016/16001.html
説明によると、
各モデルの特性及びEyeSightとのマッチングを図るため、様々な条件での走行試験を繰り返して仕様を決定しています。
グランドツーリングに必要不可欠な性能である乗り心地を損なうことなくロール剛性を高め、操縦安定性の向上を図っています。
また、標準車比約7mmの車高ダウンによるロール低減効果とともに、WRX S4、LEVORGのシルエットをよりスポーティに引き締めます。
との事らしい。
STIが目指す操縦安定性というキーワードもしっかり入っていて、EyeSightとの機能を妨げないように7mmダウンというのもポイントでしょう。
ただし、7mmという数値は微妙な数値でもありますね。笑
これまでの歴代モデルでは、STIコイルスプリングは15 - 20mmダウンというのが多かったように思います。
ただ、レヴォーグはノーマル状態でも地上面からの高さが低くなているため7mmというのは良いのかもしれません。
そして、スプリングの機能の事を考えてみました。
スプリングの働きをわかりやすくするために、車体と車輪をつなぐものがスプリングだけだった場合のことを考えてみましょう。
スプリングは元々路面から受けるショックを和らげて乗り心地を良くするためのものです。
しかしスプリングはその特性上凹凸を拾ってスプリングが動作すると、上下運動が長く続いてしまいます。
(びょーん、びよーんという感じですね。)
それを収めるために、ダンパー(ショックアブソーバー)が付いています。
一般的には筒の中の細い穴を通り抜けることによって抵抗が生まれます。
その抵抗がスプリングの動きを制御することで、車体が上下に動き続けたり、振動するのを弱めるのです。
ポイント
・走行時のショックを和らげるのはコイルスプリングの役目。
・その動きを弱め、上下に揺れ続けるのを制御するのがダンパー(ショックアブソーバー)の役目。
私も最初は、うまく説明できませんでしたが、このように役割を分けて考えると分かりやすいですね。
そして、難しいのが乗り心地に直結する、スプリングの固さとダンパー減衰力の組み合わせです。
どちらかが強すぎたり、弱かったりすると「突き上げるような感じ」、「フワフワした感じ」というようになってしまいます。
ダンパーの減衰力は、
大きすぎるとスプリングの動きに抵抗するので「ゴツゴツ」した感じになります。
逆に小さすぎるとスプリングの動きを押さえることができずに「フワフワ」した乗り心地になります。
さらに、減衰力は伸び側、縮み側で値が違います。
縮み側の減衰力は小さくして路面からの突き上げのショックを少なくして乗り心地を良くし、
伸び側はスプリングの動きを抑えるため縮み側よりも強くされているのです。
このことによって、上下の運動を早く収束させるのです。
そしてSTIのコイルスプリング。
車高が7mmダウンするということは、単純に考えればスプリングの高さが7mmダウンすること。
それだけ、ばねの固さが強くなり、 ダンパーの動きも少しだけ小さくなります。
大きな力に耐えられるようにすると、走行振動のように細かく小さな動きには反応しにくくなってしまいます。
説明に書いてある通り、車高が下がることでロール剛性が上がりスポーティな走りになることは間違いないと思います。
でも、デメリットは上述のように少なからず影響はあるはずなので、そのことは理解しておきたいです。
もちろん、操作のフィーリング向上はこのことだけでは決まらず、
タワーバー、ドロースティフナー、ラテラルリンクなどの総合力で決まるものだと思います。
7mm下がるだけでも、機械式駐車場のパレットの縁にあたりそうなんだよなぁ。。。
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akさんは注文されますか?
こんばんは。
そうですねぇ。私も見積もりは取りましたが迷っています。ラテラルリンクをつけてほとんど操縦性に関する不満(少しの不満でしたが)がなくなり満足していることが理由です。
さらに、少し下がると機械式駐車場のパレットギリギリになるのでそれも悩ましいですね。
先週の旅行で一人装着した方が参加するはずで、聞いてみようと思っていたのですが、インフルエンザにかかっていしまい、会うことができなかったので残念でした。
今日、ディーラーに行って営業さんと少しお話しできたのですが、STIコイルスプリングはバックオーダーとなっているようです。年度内の納品は厳しいかもと言っていました。
おはようございます。
初期ロットがはけるくらいなんですね。
車高調と違って、簡単にローダウンできるからかな。
私も、ラテラルリンクと同タイミングだったら一緒にやっていたかもしれません。
また、アライメント取り直すのに作業料がかかります。
返って、様子見ができていいかもしれません。
代車で借りたBRZが難なく入ったので、大丈夫な気はするのですが(笑)
資金的な目処がついたので、ラテラルリンクか、バネのどっちかでまたまた悩んだりと。
両方買えれば良いのですが、そうすると蓄えがゼロに…
でもアライメントは1回で済むしとこうやって悩んでいるときが楽しいですね。
蓄えがアルコールに化けないうちに発注しなくては!
ラテラルリンク交換のak号とスプリング交換のたろいも号とで一度乗り比べをしてみたいです(笑)
こんばんはー
ちなみに、スプリングは車高が下がる分安定感がさらに増す効果があると思っています。
ラテラルリンクはリアの挙動がフロントに遅れないでついてくる感じに仕上がるので、あとは好みの問題ですね。
レヴォーグはもともとロールがほとんど出ませんので、スプリング どうなんだろう~? と私は悩んでいます。
今日ディーラーにてコイルスプリング注文をしてきました。しかし、既にコメントでもあるようにバックオーダーとなっていて、バックオーダー解除がフロントは3月末でリアは4月末でした。当然ながらフロント、リア一緒に作業するため装着できるのはGW明けになるそうです。
首を長くして待つことにします。。
おはようございます。
ずいぶんと時間がかかりますね。
3月決算で売り上げが欲しいのであれば、頑張って作ってくることも考えられますね。
待つ分、楽しみも増えますね!
ばねレートが公表されてませんね
ノーマル比較には結構参考になるんですけどね・・・
せっかく合宿に合わせて交換したのに、インフルにかかってしまい、お披露目できなかった軟弱ものです。
STIコイルスプリングですが、akさんのブログにも書かれている通り、ダウン幅が7mmなので見た目はそれほど大きく変わりません。
まだ高速走行はしていませんが、街乗りだと純正バネの時にあった少しふわっとした感じが解消され、かといってゴツゴツした感じもなく、ネガな部分は全く無い印象です。
後は高速走行でどの程度違いが出るかを早く試さないとですねー。