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「お~い。アッくん」
「アッ! キンモクさん!」
キンモクさんは数字が大好きな自称税理士。お金に細かな通帳コレクター。しかも選挙に細かい・・・
「いよいよ告示日だナ」
「はい。昨日の京都新聞によれば少数激戦だそうです」
「議員定数26人に対して立候補予定者は27人の予想だからナ」
「そうかーそれなら27人全員を当選させればいいような・・・」
「それはダメだ。議員定数というのは法律で定められているからナ ワリィ~ね」
「悪くないです」
「まあ・・・細かく言えば 長岡京市の人口は約8万人だろ?法律では人口が5万人~10万人の間の市の場合 議員定数は30人でもいいんだぜ」
「え?じゃあ27人でもいいじゃないですか!」
「ダメなんだ。それは上限だからナ」
「上限?」
「ウン。長岡京市の条例で『上限値は30人とあるが4人減員し・・・26人とする』って書かれてる」
「そうかー条例ってことは長岡京市の議員さんが自ら決めたルールだもんね」
「ワリィ~ね」
つづく
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