昨年から一貫しての「クロス円は下落」・・・ただ今は無理があるのか?
円以外のドルストレートはドル買いが膨らんだ状況。この点からみればクロス円は上昇。
円としては、昨年からのテーマ、日銀利上げも一区切り。
新たなテーマを探している段階で、何より節目の1月に動かなかったのはイタイ。
とりあえず、現在の見通しは、
●3月まではドルストレート(ドル円も)レンジ。※過去にも3月に動くケースは多い。
→3月以降ドル安(ただしドル円はレンジ継続※クロス円上昇orレンジ)
→3月に動けなければ7月までレンジ→その後は未定。
●クロス円は現在、
★「中長期高値圏での三角保ちあい」が明確。
レンジが長引けば長引くほど、放たれた時のインパクトは大きい。たぶん長引くのでは?。2028年まで?
いつか(早ければ3月、7月に)大きく動く可能性も視野に入れながらレンジトレードが基本。
今後強いのはユーロ、カナダドル、豪ドルでは?(この3通貨のクロスはレンジ)。
クロス円はレンジなので売り買いどちらでも、利益が出そうだが買うならこっち。
上記に比べれば、ポンドとスイスフランは弱め。なので売るならこっち。
※ドルストレートではポンドもスイスフランもやや上昇では?
●ドルインデックスは、1/9の110が当面の高値では?(トレンドラインも引けそうだし)
日足では105-105.5の間に窓があり比較的早めに埋めそう。
円以外のドルストレート巻き戻しのタイミング(3月~?)と重なるのか?
●トランプさんは何を考えているの?(ファンダメンタルを考える)
トランプさん、気にするのは、物価上昇。(それで民主党が負けたんだし)
アメリカの(他世界的な)インフレの基本的な原因は「コロナ→バラマキ→インフレ。」
これは「経済の基本中の基本」でもあり、世界の警戒の中信アメリカには特に大きく響いたのか?
と思っている。バラマキは終わったので、この影響も少しづつ和らいでいくとは思うが、
もし、経済政策的に物価上昇を抑えるのであれば、
基本原則は「利上げ」+「ドル高」+「輸入物価安」。
これは、米国内産業にダメージがでるのでこれを関税で相殺。これだと、一応のスジはとおる。
もう一つは、WTI(原油価格)。トランプさんの「掘って、掘って、掘りまくれ」
→物価下落+利下げ→ドル安。これならだれにも迷惑かけずに実現できるのか?
ちなみに、原油価格が下がると、ドル安はドル円下落が下落。(これは明らか)
そうなると、クロス円も下がる可能性が。
ただ、FRBがこないだ利下げ見送りしたとき、いちゃもんつけてたがあれはアピールなのか?
上記、トランプさんの政策ではドル上昇(上記見解が間違っていなければだが)
ただ、テクニカルでは米ドル下落。この矛盾はどう解消されるのか?
ZAI-FX!1/31陳満咲杜さんコラムでは、
「トランプ氏の主張の多くは過激であり、また互いに矛盾しながら、
総じて米ドルの信頼を損ない、米赤字を膨らませていくもの」とのこと。
このことが表面化していくと。もしくは、コロナの影響が和らいでくれば自然に物価高も解消。
そうなると、米金利はこのまま(もしくは大きく下落しなくても)、
「ドル安」というストーリー、次の動きも見えてくるのか?