最近のFXツールでは、フィボナッチのラインを引けるシステムも多い。
よく使う「38.2%,50%,61.8%戻し」は、リトレースメントだが、
他にも、エクステンションエクスパンションもある。
実は、今のシステム「リトレースメントしか表示できない」+
「エクステンションやエクスパンションってトレンド相場で使うもの」
(逆張りナンピン派はレンジ命)と思って、ほとんど使ってなかった。
ただ、最近、エクステンション(161.8%、200%,、261.8%)って、「レンジ相場でも結構使える」と思う。
しかも、リトレースメント(38.2%,50%,61.8%)だけのシステムでもエクステンション(161.8%、200%,、261.8%)が引ける方法がある。
そこで、まず、
◆フィボナッチ3種類の違いとまとめ
1.リトレースメント(23.6,38.2,50,61.8%戻し)
→レンジ始点と頂点の2点を使用。0と100に合わせると、
レンジ内部に上記水準ラインが表示される
2.エクステンション(レンジブレイクしたときの161.8%、200%,、261.8%)
→レンジ始点と頂点の2点を使用。0と100を合わせると、
レンジブレイク方向に161.8%、200%,、261.8%が表示される。
3.エクスパンション(レンジブレイクしたときのN波動や衝撃波のターゲット)
→レンジ始点、頂点、調整確定の3点を使用。
調整確定点から、レンジ始点と頂点の100%伸びればN波動。
さらに、161.8%、200%、261.8%が衝撃波(3波)のターゲットの目安となる。
チャート上に表示できるシステムは少ない?
さらに、なんと、
◆リトレースメント(38.2%、50%、61.8%)しか使えないシステムでエクステンション(161.8%、200%,、261.8%)をひく方法!!!(超簡単)
A.レンジ始点を0、頂点を62.8%にすると、
→リトレース100%のラインがエクステンション161.8%になる。
B.レンジ始点を0、頂点を50%にすると、
→リトレース100%のラインがレンジ倍返しになる(これは当たり前)
C.レンジ上限を0、上限を38.2%にすると、
→リトレース62.8%がエクステンション161.8%
→リトレース100 %がエクステンション261.8%になる。
で、
◆レンジ相場でのエクステンション(161.8%、200%,、261.8%)使用方法。
ア.レンジブレイク後は、ブレイク方向にポジションが傾くが、
トレンド相場に移行するよりレンジ圏(範囲)が
変わるだけというケースも多い。(その時の相場つきによる)
イ.ブレイク後のターゲットは、一般的に倍返し(Wトップなど)が意識されるが、
その(エクステンション200%)前の161.8%で一時的に戻ることが多い。
※ポジションが急激に傾いているので戻しやすい。
※倍返しまで伸びる場合でも一時的161.8%で反転する。
ウ.で、161.8%で戻ると、ネックラインリテストの位置が38.2%戻しになり意識されやすい。
ロスカットラインにもなる。
エ.この時、超短期のポジションの傾きがコロコロ変わり往復で
ロスカットが入ったりと不安定な相場になる。(レンジ向き相場)
→超短期の動きなので、基本レンジ相場となる。
→161.8%逆張りやリテスト逆張り、もしくは、オーバーシュート時のナンピン薄利決済が機能する。
オ.往復(指値ドテン)で取らなくても、売りでも買いでも(自分が意識している方向)
だけででも、利益が出せる。という仕組み。
ただ、あまりやりすぎると、レンジのエネルギーがたまりトレンド放たれになることも。
→その時は、またエクスパンションやエクステンションでターゲットを探すという流れ。
→その時、自分なりの相場観を持っていれば、
その逆なら、ロスカットすればいいし、相場感どおりならホールドしてもよい。
→基本的には、レンジ相場を意識したトレードなので、画一的なロスカット設定は非推奨。
→かえって(レンジ相場意識の時は)買いたくなったら売る。売りたくなったら買う。くらいの気持ちで。