声

最近、ちょっぴり楽しみなこと。
それは、コンサートのアンコール時の演奏者の声♪

クラシックの演奏会の形では、ほとんど演奏家は話しません。
唯一、声を聴けるのはアンコール曲の紹介の時でしょう。

先日、チェロのミッシャ・マイスキーのコンサートでは、演奏が素晴らしかったのは勿論、アンコール曲を紹介する声も素晴らしかった！！
深くて、豊かで、響きの広がる彼の声は、彼のチェロの音と同じ質を感じました。

あるビオラ奏者の方が「僕は楽器と一緒に歌うから、終演後には出してないはずの声が枯れてるんだよね。」と話されていたことがありました。
また、グレン・グールドの録音には、ピアノの音と共に彼の歌声がハッキリ入っているものも多いですね。

演奏している音色と演奏家本人の声が似ているとは限らないけれど、その人ならではの音色は大切なものだと思います。
そして、その人ならではの歌＝歌い回しや歌こごろも大切なものだと思っています。
自分自身の演奏と、生徒さんのレッスン時に大切にしていこうと、改めて思いました。

10月29日にバイオリンの樋口恵さんと一緒に演奏させて頂くことになりました。
ニッコリしながら聴けそうな素敵なプログラムです。
午後三時頃から、会場は札幌市西区発寒の癒しの森消化器内科クリニック三階です。
詳細がわかり次第お知らせさせていただくので、どうぞお越し下さいね。