先月、雷模様で外に出られない日にみんなでクレヨンで絵を描こうというときに、H君が言ったこの言葉が、私の胸にドッキューンと突き刺さりました。
4歳くらいになると、誰に何を言われたなどの理由ではなく
”電車の絵を描いても電車にならない”というような自らの苦手意識が出てくるという理由からのようです。
…わたしにもそういう記憶があります。
絵を描くのが小さいころから今でも好きじゃないのは、自分で上手く描けないから。
ということで、考えました。
そうかー!!!
シュタイナー教育では幼児期に”にじみ絵”を行います。
それで、今回はにじみ絵を行うことに。
にじみ絵、というのは画用紙を水で濡らしてから、
赤、青、黄色の三原色の水彩絵の具を筆にとり、
「絵を上手に描く」のではなく「色の重なりを楽しむ」手法です。
水で濡れた画用紙に絵を描くのは、クレヨンや色鉛筆で絵を描くのに慣れた子ども達には結構難しかったのではないかと思います。
でも、それでいいのです。
上手な線をひいて、絵を描く必要はないので。
ここで重要なものの1つがスタッフの声掛け。
わたしたちも"上手"とか"綺麗"という評価じみた言葉も一切言わないように心がけて行いました。
とはいえシュタイナー教育は素人。
水と絵の具のバランスなど、もう少し回を重ねてバランスよくしていかないとなぁというスタッフとしての反省も。
ところでH君はどうなったかが気になりますよね。
前回のように描き始めて早々に「描くのはもう終わり」なんて言わずに画用紙に筆を滑らせていましたよ♪
さて、今日描いた作品はしっかり乾かしてから、敬老感謝の日に送るハガキにカタチを変える予定です。楽しみ!
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