酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

浅草骨董市

2006年02月13日 | オヤジのつぶやき
晴天の日曜日の午後 マダムに誘われて浅草へでかけました

前回の有明会場とは異なり 近間の浅草です

まずは 正月以来の観音様にお参りです



木彫りの職人さんから 非常時のための竹笛を2ツ購入しました

丹精こめて作りあげた いい響きの笛です 1ツ300円はお買い得でしょう



ちょうど芸が終わったばかりの 猿回し

キチンとお辞儀をしていました




今回の骨董市会場は 浅草松屋デパートの隣の産業センター4階でした

面積は さほど広くありませんが 骨董市特有の熱気に溢れています



会場で見かけた 変わったいでたちの青年です



はじめ 出品関係者の趣向かと思いましたが リッパなお客さんでした

こちらから声をかけて 写真を依頼

気持ちよく 応じてくれました

地元の青年らしく 根っからのコットー好きと言っていました

やさしい顔立ち そしてなかなか渋い雰囲気がありますね



最近 若い人たちに骨董ブームが巻き起こっているようです

会場内にも 昭和初期のモボ・モガを連想させる男女が闊歩していました


これは会津塗りの素晴らしい作品

いい値がついていました



ブログ友の福島の方のために1枚・・でした


鉄道模型の逸品です 予算の関係で「犬の川端」です



そして これこそ本日のメイン・エベント!

懐かしのカメラ群

なかでも二眼レフ リコーフレックスです

昭和28~9年ころ カメラ小僧のあこがれでした

しかし 当時の7000円は高かった

手がでませんでしたね

カメラ屋のウインドウを ガラス越しに穴のあくほど見つめていたものでした



そんな私の様子を 察したかのような60代の男性店主

「スタートカメラもありますよ」

「・・・・・」

一瞬 耳を疑いましたね

知る人ぞ知る”スタートカメラ”

エボナイト製 シャッター速度25分の1で固定 あとはBのみのシンプル構造

フィルムは35ミリを使用 12枚撮り  裏窓つき 映像画面は真四角でした

中学2年のときに リコーが買えなかったオヤジ少年の宝物でした

確か 700円でしたね



いい思いをさせてもらいました

このカメラで撮った写真は 既にセピア色です

いまでも大事にアルバムに保管してあります

父も母も変わらず 若く元気なままです

いまの私は 年齢的にも 写真の二人をとっくに追い越してしまいました


ほろ苦い しかし 懐かしい思いを胸に会場を後にしました

浅草の夕景が鮮やかでした


マダムは 写真とは別のものですが 会津の小型の箪笥を予約していました

骨董品は心のオアシスです



























例えのバトン

2006年02月12日 | オヤジのつぶやき
ちょびママさんからの例えのバトン 受けとってから半月もの間 銀行に入れっ放しでした

ちょびママさん 誠に申し訳ありませんでした

多少の利息をねらってのコスイ根性 見え見えでしたね


5問ありましたよ


第1問  自分を色に例えると・・

   ちょびママさんは 私を御召茶(おめしちゃ)色に例えてくださいました

   御召茶色 なんと高級感のある ゆかしい名前の色でしょうか

   共用が イヤ教養がにじみ出る色彩ですね

   しかし 本人には全く似つかわしくありません

   
   ズバリ 紫です

   昔の映画であこがれた 大友柳太郎扮する「紫頭巾」

   変幻自在な活躍 変身願望が叶えられそうです


第2問  自分を動物に例えると・・

   中学時代のニックネームは「河馬」でした

   がらがデカかったからでしょう

   いまは そうですね 河馬に少し似てますがムーミンでしょうか

   ほんわか おっとり 悠々が理想です


第3問  自分を好きなキャラクターに例えると・・

   研修のアンケート用紙に 時々記入されます

   ”森本レオが くしゃみをしたときに似てる”

   好きな俳優ではありますが どうでしょうかね


第4問  自分を植物に例えると・・

   野菜も植物ですよね

   さすれば 答え一発

   だれがなんといっても(いわないか・)さつまいもです

   なまじの肥料があるよりも なにもない荒地 路地裏

   どんなところでも 子孫繁栄 頑張れそうです


第5問  バトンを回す人5人を色で例えると・・

   ご指名はしません

   どなたか 受け取られますか?

   その方には 素敵なプレゼントを用意させていただきました


昨日 畑の近くで 落ち葉掃きをしてきました

暖かい日でした

集めた落ち葉の山で 昼寝のYさんです





私も 1時間ほど 仰向けで寝ましたよ

実に気持ちがいいものです


そうです! プレゼントは 落ち葉のベッドでの昼寝です



これだけじゃありませんよ

焚き火に やきいもをつけましょう

金利はジャパネ○トが負担します!



ご応募 お待ちしてますよ~


キューポラの街

2006年02月10日 | コミュニケーション


研修が続きました

9日は川口市に出向しました

埼玉県川口市

かっては 鋳物の街でした

キューポラ・・・ 鋳物をつくるために鉄を溶かす溶解炉のことです

鋳物工場から飛び出したエントツが あちらこちらで煙をたなびかせていました


昭和37年でした

私が社会人にスタートした年です

日活映画「キューポラのある街」が公開されました

まだまだ日本が貧しかったこの時代

吉永小百合 浜田光彦 東野英二郎 菅井きん等が出演していました

中学生に扮した吉永小百合は この一作で多くの「サユリスト」を生み出しました


現在の川口市は人口49万人

完全に都市化されました

鋳物工場のエントツは見当たりません

当時の面影は 庁舎内で展示されていた鋳物の”ベーゴマ”だけです

あまりの懐かしさに しばしショーケースを眺める私でした


30人参加の研修テーマ 今回はディベートです



事前に準備した「テーマ」を各自に発表してもらいます

ディベートは いろいろな約束ごとが設定された討論の「ゲーム」です

30人が発表したテーマから 全員の投票で2つ選ばれました


1 死刑廃止を推進すべし

2 NHK受信料を制度化すべし

このテーマは あくまでもゲームのための課題です

当日は 賛成派が反対の立場になることもありえます

ものごとを 多面的に考える訓練がディベートの長所でしょう



この2題をもって 次回はチーム対抗のディベート試合を行います

いかに主張して 試合に勝つか

説明能力 説得能力を培う研修の成果が問われる2日目になります


キューポラの街の余韻に浸りながら 成果を期待しながらの帰路でした












 

ピッカピカの 1年生!

2006年02月08日 | コミュニケーション
7日の下町は 前夜からの雪でした

おかげさまで 積雪は前回を下回り難儀を免れました


実は このところ ある種の緊張感で気持ちが高ぶり よく寝付かれませんでした

理由は「研修講師」にあります

研修の出向は 年に70回くらいでしょうか

慣れといえば 確かに慣れています

正直にいって 事前のプレッシャーを感じることは少ないといっていいでしょう


今回は違いましたね

はじまる前からあがっています

ひしひしと 緊張・圧力感が身を包み込みました


理由があります

研修場所です

私の地元の自治体なのです


地元の研修は 現役時代に「内部講師」の資格で出向したことがあります

多少 気が楽だったことは事実です 同じ仲間が対象だったせいでしょうね

甘えもありました


今回はプロとしての『専門講師』です

以前とは違いを見せたい

変な力みもあります

さらに 地元となれば 顔見知りの参加者もいるかも知れません

これは 非常にやりにくいものです

平気だという仲間の講師もおりますが 私はいまだにその境地にいたっていません


このプレッシャーを解決する方法はただひとつ・・

充分すぎるほどの準備と 初心に帰ることです

ドキドキ感 そして期待感 多少の恐れが必要です

まさに ピッカピカの1年生の気持ちを思い起こすことです

”うまくやろう”と思わない

ただ いかに”わかってもらえるか”に気持ちを集中する

余計なことは考えない

これで 少し楽になりました



酸いも甘いも身につけた 50代のベテラン職員のみなさん

研修テーマの「クレーム対応」に的確な反応を示してくれました


やはり 見知った保育士さんがいらっしゃいました

しかし 特別な感情が湧くこともなく 無事終了

参加者全員から 自発的な拍手までいただきました


改めて 初心に帰る大切さを学んだ 貴重な1日になりました

この仕事は 始まる前の緊張感を失ったとき 黄色信号が灯ります

さらに「慣れ」が「狎れ」に変わったときは 赤信号でしょうね


すっかり 雪が姿を消した帰り道

来週の2回目の研修に 多少の自信が湧いたオヤジがいました

















のむ・うつ・かう

2006年02月05日 | 酒の席
昨夜は楽しい飲み会でした

先月と同じ ここ寿司屋の2階でお祝い会が開かれました



落語家・春風亭朝也さんのふたつ目昇進祝いです

師匠の一朝さんの「後援会役員主催」のめでたい席 私も交ぜてもらいました



寿司屋さんの差し入れ 「めで鯛」です



鯛をかかえて うれしそうな朝也さん



これも差し入れ 金粉の入った銘酒を師匠にすすめるNさんです



師匠と会長のSさんに挟まれ かしこまる朝也さん



師匠の奥さん(師匠はカミさんといってました)に肩寄せる副会長のAさんです


宴もたけなわ S会長の発案で 各人余興を披露することになりました

まずは 言いだしっぺ Sさんが唄います

「お富さん」春日八郎のヒット曲です

今夜の主役 朝也さんのキョトンとした表情が可笑しかった


花笠音頭・よさこい節・詩吟と続いていきます

師匠と朝也さんコンビによる「透視術」



後ろを向いた朝也さんが 師匠の指に触れたものを見事に当てる「透視術」

ネタは簡単 符牒の取り決めがありますが さすがはプロです

おふたりの話芸に 一同大爆笑でした


そして 私に順番がまわってきました

恐れ多くも プロを前にして”だじゃれ”を一席

「のむ・うつ・かう」 この日 この時のために考えていました 


中高年の のむ・うつ・かう。。

薬をのむ・注射をうつ・ペットをかう


おかげさまで 笑いをとることが出来ました

そこで もうひと言 です


「これでは いかにも淋しいですね もうひとつ考えました」

のむ・・人と ものごとの すべてを受け入れる つまりのみこむ

うつ・・パソコンのキーボードをうつ

かう・・これは”こう”と読み替える 人にこう 相談する・協力してもらう 


イヤ これは受けましたね

参加者の大半が 中高年です

おまけに 一朝師匠にもほめられました

「弟子入りしませんか・・」

お世辞とわかっていても嬉しいものです


この後も 朝也さんを囲んでの祝宴は 楽しいムードに包まれました

これもポリープの無かったおかげです

スッカリ楽しんだ 祝い会でした

朝也さんの将来に 幸あれ! です


< グリコのおまけ >

一朝師匠へ質問しました  プロの落語家とアマチュアの違いです

師匠曰く 「プロは話したがらない アマチュアは話したがる」

含蓄のあるひと言でした










”ミクロの決死圏” もどき?

2006年02月03日 | オヤジのつぶやき
1年2ヶ月振りの探検でした

曲がりくねった丸く囲まれたトンネル 鮮やかな鮮紅色に滑る凹凸

深照灯で照らし出された洞窟をカメラが進んでいきます 行きつ戻りつです

トンネルの美しさに 惚れ惚れしました

実に いとおしいのです

これが 我が大腸か

生命維持に欠かせない栄養吸収の源です 頑張ってくれています 



そうです 2日は年1回の定期メニュー「大腸内視鏡検査」でした

すでに14回の経験があります

FA宣言をしてもおかしくないベテランの域に達しているといってもいいでしょう


そこで今回は この席をお借りして 私の体験談をお伝えしましょう

検査はやらないにこしたことはないのですが 万一のご参考にして下さい 


これが検査室です




この聖域に入場するには 避けて通れない関所がいくつかあります

まず前日からはじまる腸内整備です

午前7時から午後9時まで 定められた食事をします

おかゆ カルピスオレンジ 粉末紅茶 クッキー 飴湯などが指定食です

これらは 病院の売店で購入しました

午後9時には 粉末の下剤を水に溶かして一気飲みです

これで 明日の負担が多少減少しました


さて当日です この日は朝食抜きの老老男女10人が集結しました

内訳は 男性7人 女性3人

元気度は イキイキ6にゲッソリ4の割合です

ゲッソリは私を含めて下剤の効きすぎでしょうか

しかし これが後で功を奏することになります 人生は一寸先は闇ですね


市原悦子さんそっくりの看護士さんの説明が始まります

主な内容は1,5リットルの薄い下剤を1~2時間かけて飲んでほしい

腸がきれいになった人から検査をするというものでした


紙コップで飲む下剤液はずい分飲みやすくなりました

スポーツドリンクそのものの味がします

効き目も開発されたらしく 検査直前の浣腸も必要なくなりました


トイレに通うこと7~8回

先ほどのゲッソリ4人組が先に”きれい”になりました

その中でも私がトップでした

イキイキ組み6人の羨望の視線を背後に感じながら 検査室に入りました


ベッドに横になる前 注射をします

大腸を制止させる効果があるそうです

そして お尻のあたりに麻酔薬を塗られて カメラの挿入が開始されました

太さ約13ミリの管が大腸内を探索します 距離は1,2メートル

その様子は 目の前のモニターで見ることができます

先生が ここが小腸とか ここが手術のときの接合部分などと説明してくれました

冒頭でご紹介したように まさに「ミクロの決死圏」の映画の画面そのものです

キレイです 人間の身体の神秘さに驚異を覚えます

空気を注入するので 左の脇腹に多少の痛みを感じましたが 無事終了しました

時間は 約25分です  過去の例からみても平均タイムでした

結果は ポリープ皆無でした

先生に「ありがとうございました」

心からの感謝の言葉が出てしまいました


この後 また注射があります 今度は制止していた腸の活動を促すものです

そして しばしの休養



30分の休憩では 実におだやかな気分に浸ることが出来ました

そして 臭いの全くない「てんしき」を発したときの気持ち良さ!


次の検査までの安心感を切実に感じた昨日でした

おかげさまで 過去のように検査入院することもなくブログも続けられそうです


*診察料 健康保険で6000円弱でした*

























日比谷のキャリア

2006年02月01日 | コミュニケーション


朝8時の日比谷公園  いまにも雨が降りそうな空模様でした

46年振りに訪れました  感慨深いものがあります

当時は「60年安保」時代です ノンポリ学生の私も”ワッショイ・ワッショイ”

お祭り気分で ここ日比谷公園に集結したものです 


都心には あまり出かける機会がありません

この日は 研修講師の仕事です

9時半の開始までのひととき 公園内の散策を思い立ちました



日比谷公会堂です

当時の社会党党首 浅沼稲次郎氏が舞台で暗殺された事件は 衝撃を与えました 



高層ビルがなければ 都心とは思えない佇まいの庭園です



「カレーライス」で有名な ”松本楼”


公園の出口付近で見かけた ”プラカード”です



この一角・空間だけが「60年安保」の名残りを留めていました


遠方に 東京タワーを臨む官庁街です



この日の受講者は 某省の若手係長12名

いわゆる キャリアと称される若者たちです

ハッキリいうと 講師としてはやりにくい相手の範疇にはいります

過去の体験からも 反応がない ノートをとらない 表情が乏しい

今回も 午前中がそうでした


このままではいけない お互いに不幸です

キッカケは講師の声かけにあります

休憩時間がチャンスです 「自ら近づく」 10則の実践です

各自の自己紹介で知り得た”情報”を基に話しかけてみました

札幌・広島・四国などの話題

全国各地から集合した若者たちです

やはり 郷土や勤務地の話題は嬉しいらしく 雰囲気がやわらぎます



やはり若さはいいものです

午後からのムードが一変しました

笑顔 笑い声 大きな声 豊かな表情です

冷たいといわれる「キャリア」のイメージが影を潜めました

人の話を聞くことの好きな彼らでした


こんな公務員のままでいてほしい

将来は 国の指導者にもなっていく12人です

国民の声に耳を傾け コミュニケーションのとれるリーダーに育ってほしい

願いを込めての研修会でした


< グリコのおまけ >

日比谷公園の表示板です 全国から自慢の樹木が提供されていました

ハッキリ写りませんでしたが みなさまの地元の樹木をご覧ください