酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

阿波踊り

2005年09月13日 | コミュニケーション
夏休みも終わった9月の夕べ

近くの商店街で はじめての 阿波踊りが開催された

本場徳島から指導者を招き 練習に励んだという

この夜ばかりは 小売商店もスーパーも呉越同舟

天下の阿波踊りを楽しんでいた 


地元の小学生の こども連  威勢がいい





こちらは 本場仕込みか 見た目もさわやかな 本場連





町会の役員をしている おやじとかみさんの じじばば連 足腰は大丈夫か





上の写真とくらべると やはり足の運びが違うようだ

これは 止む無し


トリを飾ったのが 商店の主婦連だった





見た目は悪いが(ごめん) 一番の声援だった

孫たちの 黄色い応援で膝の痛みも忘れたか トクホンとれたか

全員が ”完走”したようだ


この商店街は 必死に闘っている 遠方からの客も多い

もちろん 不況の波も もろに被っていることだろう

せめて この夜だけでも 日頃の悩みを吹き飛ばしてもらいたいものだ

我々 消費者にとっても それが一番だ


全国 どこでも小売店が苦しんでいるのが現状だ

がんばれ 小売店!

私は 会話が楽しめ 心のかよう小売店が大好きだ


明日から研修に出講します 

更新 2~3日お休みします

畑の種まきは 無事 終了しました











冬野菜

2005年09月12日 | 無農薬野菜作り
衆議院議員総選挙の11日 天気は上々だった

早々に投票を済ませて 畑に向かった

大根 たまねぎ きゃべつ こかぶの種まきの予定だ

種は いつもの東松山の専門店で購入する





先日 草刈をした予定地の 枯れ草をレーキで除去する

これを怠ると 枯れ草が管理機に絡まり 厄介なことになる





脇ではYさんの奥さん T子さんが栗を拾っていた

帰りに お土産にいただいた

この栗の味は絶品 スーパーでは決して味あえない代物だ





枯れ草の除去も無事終了

管理機で畝をつくる

一輪車に 堆肥の牛糞を積み 軽い坂道を往復する

実は この作業が一番のつらいところ

年々きつくなってきた

気合を入れて 5回までがんばった


さて いよいよ種まきだ

そのとき ポツリ 雨だ

最近の雨は しとしとという雰囲気でない

一気に本降りになった

しばらく 我がハウスで雨宿りをするが 一向に止む気配がない

あきらめたのが 3時を過ぎたころだった

仕方がない 13日にまた来よう


Yさんの本拠地も 既に閉じられ 雨水がたまっていた





まさに どしゃぶりという形容がピタリの天候だった

昨夜は 遅くまでテレビを見ていた

こちらも 昨日の畑と同様 どしゃぶり現象


そこで 下手な川柳を一句

  蒔きおわり 百合の花さく いずみかな  (蒔きは まき○さんです)


TBSの川柳一騎打ち 3週目で破れたが 友人T氏に笑われそうな説明つきだ

おそまつでした











神谷バー

2005年09月10日 | 酒の席
浅草といえば 神谷バー 日本最古のバーだ

神谷バーといえば 恐れ多くもかしこくも 電気ブランに止めをさす

これは 誰も異論のないところだろう (自分勝手・・)

ふと 思い立ち 親しい若者と久し振りにでかけてみた

雷門と松屋デパートの中間に位置する神谷バー

雰囲気をかもし出す入り口だ





バーというと どなたも思い出すのが 例のバー風景だ

薄暗いカウンター バーテンなんぞがシェーカーを振っている

片隅で ムラマツトモミが ”ワンフィンガー”とか呟いている

ここ 神谷は そんなバーではない





ご覧のように まさに おじさん天国

もちろん おばさんも ちらほら見かけるが おじさんが圧倒的に多い

そして 売り物は なんてたって「電気ブラン」

永井荷風 萩原朔太郎も愛してやまなかった ブランデーだ





左が オールド 40度 360円

右は 並みで30度 260円

おでん くしかつ 生ハム 田楽 やっこ つまみも豊富でとにかく安い


検索していただくと お分かりのように 明治時代に産声をあげたバーだ

当時は 新しいものには なんにでも「電気」とつけたらしい

飲んだ後 ビリビリするというのは 俗説だ


ほどよく飲んで外に出た

隅田川にかかる吾妻橋 その先に見える変なもの

食事中の方には恐縮だが これが噂の 通称 う○こビル





真下に 某ビール会社直営の ビヤホールがある

この 黄色い変なものは ビールの泡を象徴しているそうだ

決して なにではない!

聞くまでは そう思ってたが・・・


ほろ酔い醒ましに 雷門の大提灯の下へきた

折りしも 通りかかった 浴衣の似合う下町娘 

おじさん真ん中に 記念撮影に応じてくれた





ますます 浅草大好き人間に 拍車がかかりました

ジャンジャン










小松崎 茂

2005年09月09日 | オヤジのつぶやき
戦後 少年世界の英雄が二人いた

「少年王者」を描いた 山川惚冶と 同じく空想画家の小松崎茂だ

どちらも 当時の少年たちには忘れられない存在だ

地元区役所の広報紙に うれしい記事がのっていた

「小松崎茂展」が開催されているという





昨日の畑の疲れもあったが これは見ないわけにはいかない

画伯が地元の出身であること以上に 懐かしさがこみ上げた


まず 目に飛び込んできたのが 「フライングトレイン」

「疾」はやてと名づけられた未来の列車 ジェット機を思わせる斬新なデザインだ





最近 また映画になるという「戦艦大和」

1997年 サントリーで制作されたカレンダー用の作品とあった





空想画の数々 少年の夢をかきたてて止まない名画だ







これは 東京オリンピックの前の作品

初期の新幹線がなつかしい





画伯が 当時住んでいた南千住汐入の風景画

つい 最近までの光景 典型的なしもた屋だ





その下町が 東京大空襲の被害に会う

画伯は 文京区に疎開 そのときの状況を この絵に残した





晩年は 千葉県の柏市で過ごしたという

その書斎が 完全に 当時のまま再現されていた





買い求めたパンフレット

画伯とは 少年時代からの友人 根本圭助氏の談が載っていた

「あの頃はよかった あの頃の南千住は本当によかった 俺たちにとってはパラダ

イスだったよ」 画伯は いつ会っても しみじみと言ったという


西部劇の「平原王」「黄金の河」

自然を題材にした「森の英雄」

冒険ものの「あやしい潜水艦」「密林の皇帝」

少年雑誌の 少年画報 おもしろブック 冒険王に少年クラブ

むさぼり読んだものだった

私の 空想癖も このとき培われたのかもしれない


そして 最後を飾るのが 当時の家の外と内部の復元模型

完全に 涙ぐむほどの懐かしさだった







入館料100円 うれしい企画をしてくれました

お薦めですよ


















雨の日のバス

2005年09月08日 | コミュニケーション
雨の日の路線バスほど 鬱陶しいものはない

ましてや 混んでいればお互いの濡れた傘 コートが触れ合う

自然に お互い距離を置くようになる


ある雨の日 湯島天神下から都バスに乗った

かなりの混雑だったが 車内の中央まで進むことができた


しばらくして 運転手さんの車内放送があった

「まだ 外で並んでいる方がいらっしゃいます もう少しお詰めください」

濡れた窓越しに見ると 4~5人が傘をさして バスの入り口を見上げていた

しかし 乗客に動く気配がない これ以上動きたくないのだ

そのときだ 外で並んでいた一人が 素っ頓狂な甲高い声を張り上げた

「頼むから乗せてよ~ かぁちゃんが先に乗っちゃたんだよ~」

情けない声の主はおやじ声だった


私の周りで 小さな笑い声がおこる 私も頬がゆるんだ

”冷たい女房だ” ”間抜けなおやじ でも憎めないヤツだ”

次の瞬間 私たち乗客に「動いた」意識は全くなかった

「ご協力 ありがとうございました みなさん乗車できました」

運転手さんの嬉しそうなアナウンス 見事に説得された私たち乗客だった

ここでもイヤイヤ説得された感覚 思いはまるでない


2つ目の停留所 本郷3丁目に着く間際

また おやじが大きな声をあげる

「降ります 降ります みなさんすみませんね」

前方から 中央の出口まで人を掻き分け掻き分け 現れたニコニコ顔のおやじさん

75歳くらいか ごま塩の角刈り 小柄 昔の桂小金冶に似ていた

バスの出口 タラップを軽やかに蹴り外にでた


さぁ こうなると乗客の興味 関心 好奇心は彼の「かぁちゃん」だ

いったいどんな細君か おやじを置き去りにして 自分だけ乗ってしまった細君

おやじを覗く 傘をパッと開いた  さっさと歩き出した

先ほどとは 別人のようなシャキッとした姿勢 顔つき

そして”かぁちゃん”らしき人物はついに現れなかった!


苦笑したのは 私だけではなかったろう

結果的には おやじに騙された 

しかし 怒り出したもの 不快に思った乗客は 皆無だったに違いない 

人の気持ちをやわらげる説得術があるとすれば あの小金冶方式だ

声をかけて 相手を認める ここでも勉強させてもらった


あのおやじさん 人生の達人のごとくだった 忘れられない出来事になりました



                                                         








下町の子ども

2005年09月07日 | オヤジのつぶやき
昔なつかしい いい光景に出会った

台風の影響で小雨の下町の一隅

最近 ついぞ見かけなくなった子どもたちの 外での遊びだった

仲間3人で 声を出し笑いながら遊んでた 




つい 小学時代の自分を思い出す

なにしろ食べることも満足でない時代

阿久悠描くところの「ギブミーチョコレート」

進駐軍のジープを追いかけ回したものだった

闇市では 砂糖がスプーン一杯で3円 高値の花

街に流れる「りんごの歌」「東京ブギウギ」 どちらも女性が唄ってた                                                     

おやつは 家で蒸したさつまいも アイスキャンデーが登場したのはかなり後だ

子どもの仕事はいつの時代も 仲間と遊ぶことだと思う

勉強も大事だが まず遊ぶ 

腹を減らしながらも 暗くなるまで外で遊んだものだ

めんこ ベーゴマ ビー玉 缶けり 駆逐水雷 馬とび 釘さし ケン玉

おはじき 三角ベースに5円のもんじゃ

考えれば みな お金のかからないものばかりだ

先輩から 礼儀を教えられ 年下の子は庇ったりした少年時代


この3人の子たちを見て しばし感慨にふけり 過ぎ去った日々を想う

当時の仲間は少なくなった

この下町を離れ 親達と別居生活を始めたものが多い

その親達も高齢になり 寝たきりになっている  

これから どうなっていくのだろうか


この少年達と 我々との違い

小ぎれいだ 鼻たれがいない つぎはぎのズボンでない

しかし 下町に生きるたくましさは この顔から充分察することができた

いつまでも 仲間を大切にしろよ

そう思わずにはいられない 下町おやじでした  






なにもないわよ

2005年09月06日 | 酒の席
京成電鉄 寅さんで全国的にお馴染みになった民営鉄道だ

この電車の終点 上野近くにM駅がある

今日 所用で駅のそばを通りかかった 

突然 若い女性の甘い声がした

「家に帰っても なにもないわよ~」

ん? なんだ なんだ

驚いて横を見たら 声の主は飲み屋「ひげ一」のスピーカーだった





この女性のセクシーな声とは およそかけ離れた庶民的な店構え

松坂慶子に似た録音テープは 確実に3秒間隔で流れている


以前はなかったこのテープ作戦 考えたものだ

単身赴任のお父さん目当ての商法か

はたまた 虐げられて晩酌のツマミに事欠く 気の弱いお父さんがターゲットか


店の中をのぞくと この時間 早くも3分の入りだった

全員ではないだろうが 家に帰ってもなにもないお父さんが 少しいるのだろうか

看板に F C 加入店募集中とある  F Cとはなんだ

なにもないわよチェーンなら N Cグループのはずだが よくわからない


そして歩くこと 約5分

チェーン店第1号(?)を発見した

やはり 松坂慶子が3秒おきに「家に帰っても なにもないわよ~」

疲れた声も見せずに誘ってた


店の名は「ひげ一」に多少は関係のありそうな「でこ助」だ





ただ ひげの本家と確実に違っていたのが この看板

スゴイ!

声は慶子でも 顔つきは完全な男だった

中ジョッキ290円 これはうれしい

しかし「家へ帰ったら なにもないぞ!!」 !が2つで脅迫している

面白そうな店だ

今日は 我が家は「帰っても なにもあるわよ~」なので 真っ直ぐ帰宅

近々 顔を出そうと思ってます














聞く

2005年09月05日 | コミュニケーション
ある自治体の係長研修の会場

さきほどから 気になる参加者がいた

左の窓側に座っている50代の男性だった

腕を組み 目を閉じている  ときおり目を開けると 外の景色を楽しむ

講師として これはやりにくい

”講師殺すにゃハモノはいらぬ あくびの3つで即死する”


休憩時間 喫煙室で悠然とタバコを吸っている彼に話しかけてみた

「役所も大変でしょう そのうえ研修では さぞお疲れなことで・・」

50代係長から 意外な答えがかえってきた

「いやぁ それほどでもありませんよ それにしても講師のお話しはいいですね

思い当たるところが いっぱいありましたよ」

なにを調子のいいことを・・・

しかし 2,3のやりとりの結果 彼50代は実によく聞いてくれていたと判明

彼の 人柄のよさが分かってきた私は 話しを続けた

「わかりました 実はあなたが腕を組み 目を閉じていらしたので 聞いていただ

けないものと 心配してたんですよ」

「いや あれは話しを聞くときの私のいつもの癖です 気にしないでください」

”気にしますよ”とは言えないので

「わかりました では気にしません  でもね 係長 あなたの部下があなたの

話しを聞くとき 腕を組んで 目まで閉じていたら どう思われますか?」

キョトンと私の顔を見返す係長だった


休憩後 目をそらさないで うなずきながら聞いている彼がいた

昼食を一緒にしながら 冗談も言い合える仲になった


話す・聞くのコミュニケーション 私たちは話すときの表情 態度に気を使う

さらに コトバ 声にも配慮する

自分の表現が 相手にどのような影響を与えるか 考慮している証だ


しかし 聞く側になったとき ちょっと油断が生じる

聞く態度 表情も話し手に影響を及ぼす 立派な表現だ

聞いている姿を示すことが大切だろう

黙っていては 相手に伝わらない

うなずく 相槌をうつ 相手の顔を見る

大事な聞き方の スキルでしようね





その後のカブト界

2005年09月04日 | オヤジのつぶやき
8月14日にいただいた カブトとクワガタ

東京の生活にもすっかり順応したようだ

活発に 日常生活を営んでいる

衣食住のうち 衣は固い鎧の一張羅 住もクヌギの昆虫マット ローンはない

課題は食だけだ きゅうり 梨 スイカは常食 

忘れてならないのが ゼリー たくさん送っていただいたが在庫がなくなった

そこで 出かけたのが 近所のペットショップ





トロッピランドは混んでいた

土曜日だが この時間 子どもはいない 大人ばかりだ

むくつけきおじさんが なにやら見入っていた





あとで確かめると カマキリだった

「へ? これが500円? さっき工事現場で見かけたぞ」

さきほど ブツブツ言いながら 眺めていた理由が判明した

確かに いい値だ





これは クワガタ  「アルギデスヒラタ」 1344円





上は「ツシマヒラタ」 青森産であろうか  夫婦のペアで3780円だ





最後は「フタマタクワガタ」 やはりペアで2919円

左は 購入したゼリーだ


ペットショップは楽しい空間だった

おばさんは少ない おじさんがいっぱいだ

外に車を待たせた重役風 工事現場の休憩時間に違いないおじさん お兄さん

みな 目を輝かせて動き回っていた

知らぬ者同士の会話も弾む

みんな 少年時代に戻ったようだった


家に帰り お待たせ 早速ゼリーを投入

今朝 様子を見た





新鮮なご馳走に気づかないのかユージロー改め ジュン○○ロー

梨にかぶりついている

ルリ子は相変わらず 距離を置き 尻だけ出して存在感を誇示していた

コバヤシ等は地下工作 根回しに忙しいのか 姿をみせない

11日が近くなった

今後の政界 カブト界はどうなるのだろうか

トロッピランドで「落下傘くの一」を求めてもいいのだろうが やめておいた


ますます 孫への引渡し 惜しくなってきた最近の じいさまでした
















三四郎

2005年09月03日 | 酒の席
昔の仕事仲間からのお誘いがあった

先日 先輩のFさんが70歳で急逝した

思い出話をしようという お誘いだった

場所は 現役時代からのお馴染みの酒亭「三四郎」だ

時間があるので 散歩を楽しむ



上野から不忍池を目指した

池のほとりに 「蓮見茶屋」がオープンしていた





次回は ぜひ立ち寄ってみたい風情のある店だ

池の蓮も 遠く弁天堂をバックにいまが盛りだ





猫の親子に餌をあげているおじさん

毎日5時にけっこうなフードをあげにくるという

猫もすっかり安心しきっており いい顔をしていた

やさしい人もいるものだ

許可をいただいて パチリ





近くの東大三四郎池から店名を拝借した「三四郎」

私と同年 威勢のいいママが仕切っている 





男4人の話題は みな独身時代の仕事と仲間のエピソードに終始した

また なれない徴収事務で 先輩Fさんの指導を仰いだこと

怒らせてしまった住民に 代わって謝ってくれたこと

課対抗野球で 4番を打ったFさん


話しはつきない

そして つきるところは健康 病気 年金の「けん・びょう・ねん」

中高年世代 話題の「三種の神器」だ

さみしい気もするが 我々の会合でもお開きごろの 定番になってきた

ママも椅子を持ち出し 割り込んできた

ますます賑やかになってきた

Fさんも いまごろは苦笑しているに違いない


ほどよいところで シャンシャンシャンとなりました


 ×4人 でした