酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

本郷金魚坂

2014年09月11日 | 坂道


樋口一葉ゆかりの本郷「菊坂」の一角を右に曲がったところにある その名も「金魚坂」です

細い道で先は ゆるやかな上り坂になっています

実は この坂には名前がありません  「金魚坂」というのは 坂を上がり切ったところにあるカフェの名です



「カフェ金魚坂」 食事 コーヒー 中国茶が楽しめます  なぜか葉巻も・・

経営者の本来の仕事は 金魚の卸売りと小売りです



カフェの奥で ランチュー りゅうきん ピンポンパールなど約30種類 5万匹の金魚が飼われています

最近 姿を見せなくなった”金魚売り”のオジさんたち 昔はここが出発点だったのでしょう

「金魚~エ~~きんぎょ~」 風鈴の音とともにオジさんの売り声が懐かしい

夏の風物詩でした その鍛えられた声を聞いただけで涼しくなったものです



というのもこの店 江戸時代からなんとなんと350年続き 当代は7代目の女将です



カフェは14年前から始めました

「金魚にもっと親しんでほしい」というオーナーの思いが カフェ開店につながりました



散歩のTV番組で 若大将加山雄三さんが立ち寄っていました


それにしても金魚坂 坂の名称を個人で命名したかのようです 

一見 あの細い坂道が金魚坂かと思わせますね

もちろん公の地図には載ってませんが 坂の名前でなくカフェの名前なのだから まぁよろしいのでしょう


これぞ 近くに住んでいた樋口一葉にも愛されたであろう 金魚業350年の歴史と貫録というものですね