酒と畑に戯れるオヤジな私

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子孫による 本能寺の変 新解釈

2010年09月17日 | オヤジのつぶやき
読書というものは 読み始めると続くようです

今回のご紹介は 奈良時代から一気に800年経過・・・

戦国時代まで戻ってきました  ご存知「本能寺の変」です 

以前から読みたいと思ってた本でした  偶然立ち寄った八重洲ブックセンターで購入しました

 

著者に注目してください  明智憲三郎!

なんと 氏は明智光秀の子孫でした 

山崎の合戦で 秀吉に敗れた光秀でしたが 側室の子どもが逃れて明智家の血統を継いできました

江戸時代は 明智姓から明田姓への改名・・苦労が多かったことでしょう

明治10年に 政府に願い出て「明智」に復姓しました


著者の憲三郎氏の祖祖父は 小学生の頃 先生に「お前は逆賊の子だ」と言われ 綽名は"逆賊”と呼ばれていたそうです

戦後生まれの著者でさえ 嫌な思いをしてきたので 戦前はさらに不本意な思いをしてきた子孫の方々でしょうね

憲三郎氏の積年の研究成果によって 今回 全く新しい観点からの「本能寺の変」が解き明かされました

歴史は勝者によって改ざんされます

なるほど こういう事があって こういう解釈も出来るのか

当時の資料を駆使しての説得力ある事変の説明に 目からウロコが落ちる思いでした

信長 秀吉 家康 細川家 光秀等が織り成す戦国時代最大の謎「本能寺の変」の新解釈です

一読をお薦めします

多面的な思考の大切さ 面白さを満悦されることでしょう


(ちなみに 著者の明智憲三郎氏は 数年前に 信長の子孫と対談されました

スケートの織田信成選手とは異なる子孫でした)