酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

麗姿 見納め

2007年04月30日 | 見かけた花
4月26日の 読売新聞で紹介されました

”高さ約12メートルのビル3階付近から 水が滝つぼに流れ落ちるように花が咲く姿から「藤の大滝」と呼ばれるフジがある”



それが ここです

1973年に ビルの持ち主の左官屋さんが植えました

そのときの苗木は 1米にも満たないものでした

それが 5年ほどで屋上までツルを伸ばし 毎年きれいな花を咲かせるようになりました

地元で「藤の大滝」と呼ばれるようになり 関東一円から見物客が来た時期もありました




盛りが過ぎても 白 紫の花を咲かせる”大滝の藤”です

この 下町の名物も 約3分の1の高さに伐採されることになりました

高齢になった左官屋さんが 枝切りなどの世話ができなくなったのです



29日は 地元の方々の主催で「藤見の宴」が開催されました

左官屋さんのIさんと地元の方々で 丹精こめて育ててきた「藤の大滝」です



5年後には また 大きく育ってくれるでしょうか

「伐採のことを聞かれてしまったのか 今年はここ数年で一番美しく咲いています

引退を覚悟しているのだと思います」

新聞に紹介された左官屋さんの言葉が 印象的でした

”藤の麗姿”も昨日で見納めでした