細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

気楽に

2011-03-10 10:13:21 | 人生論

今日は、朝、家族そろって家を出ました。準備にバタバタしましたが、私は次女を保育園に送り届けて、大学に行き、2時間ほど仕事をして、半蔵門のJCIでの膨張コンクリートの委員会に出る予定でした。その後、懇親会を経て、上越新幹線で長岡に入り、明日の現場調査に臨む、というスケジュールでした。

ですが、次女を保育園に送り届け、駅に向かおうとしたときに、「あー、おー、!」。長岡への切符を家に忘れてきたことに気づきました。いつも使っているリュックサックに入れていたため。

家に戻るしかないので、予定を変更。帰宅して、昼前まで自宅でいろいろやることにしました。

朝の準備でバタバタしていたので気分的に余裕がなかったのですが、予定ががらっと変わり、ゆったり行くことにしました。私自身があくせくしていると、その雰囲気がいろんなところに伝わるので、ゆったりと行きたい。また、いろいろ催促もされますが、多少は締切に遅れつつも、やるべきことはこなしてきてますので、今日は開き直るよい機会と思い、午前を自宅でリラックスすることにしました。

リラックスすると、気の向かなかったことに目も心も行くことになります。朝のワイドショーを見ていると、いろいろ世の中に出来事が起こっているのですね。外交問題で民主党議員が恥ずかしいことをしたり、アメリカの国務省日本部長が失言したり、いろいろあるようですが、それを見てワーワー言うよりは、やはり自身をブラッシュアップすることに時間を費やしたい、と改めて思いました。関心の輪より、影響の輪。

今日の午後は、JCIの膨張コンクリート委員会です。幹事長として今日の4時間の最終委員会の進行も切り盛りしますし、今後の取りまとめ作業でも陣頭指揮を取るのは務めです。しかし、この委員会の多彩な有能な方々と一緒に仕事をさせていただく機会に恵まれ、また、坂井委員長からは、若手の委員会なのだから、小休止の後、また再開して続けてくれ、とお願いされています。

いろいろなことがあって、たまたまコンクリートの分野で仕事をさせていただいていますが、私にとってこれからも一緒に仕事をしていく同志に多く恵まれているのは、本当に感謝すべきことと思います。

今日は最終委員会ですが、懇親会の場になるかもしれませんが、自らの至らない幹事長業務の反省と、委員の皆さまと一緒に良い仕事ができたことへの感謝を、しっかりと述べようと思います。

委員会としては多くの貴重な成果が出て、今後につながる大きなステップになると思っています。

羽生義治さんの「大局観」から学びましたが、いざというときの集中力を発揮するためには、「何も考えないぼーっとする時間」を積極的に取ることが大事、だそうです。ぼーっとしたり、リラックスるすることにより、普段見えないことが見えたり、ふっとアイディアが思いついたりします。

そういう時間が大事なのですね。