蘇綸場は人民路の南、人民橋を渡った先にある商業施設です。
夜になるとライトアップや様々なイベントが行われています。
夜の消費活性化政策である姑蘇八点半にあわせて不夜蘇綸場とも呼ばれます。
国慶節の連休期間中も大勢の人で賑わっていました。
もともとこの場所には清代末期の1895年に創業した大きな紡績工場でした。
最盛期には1万人以上の従業員がいたそうです。
近年になって工場が閉鎖された後、長らく放置されたままでしたが、
地域の再開発に合わせて商業施設として生まれ変わりました。
工場の建物をリノベーションした飲食店などの商店が並んでいます。
蘇綸場には地下もありますが、こちらにはまだお店などはほとんどありません。
若い人からお年寄り、家族連れで賑わっています。
地下鉄が開通したり都市部が再開発されたりなど、
日本で暮らしているとなかなか目にすることができない光景が中国では日常の出来事です。
地下鉄の最寄駅は、4号線の人民橋南駅です。
駅を出て人民路を人民橋方向(北方向)へ、橋の手前の盤門路と人民路の交差点付近にあります。
9月中旬頃から、夜は気温が下がり外へ出かけるのにいい季節になりました。
国慶節の連休には屋外ライブなども行われていました。
不夜蘇綸場のテーマは民国(中華民国)風情、街頭映画もあります。
30~40年ほど前まで中国ではこのような街頭映画が各地で見られたそうです。
蘇州で生産されていた昔の工業製品などを紹介するコーナーもあり、
年配の方々が懐かしそうに見入っていました。
今年の国慶節は10月1日~7日までの7連休、観光地は結構な人出だったようです。
私はコロナがあってもなくてもいつも通り連休中はできるだけ人混みを避けて、
おとなしく市内の商業施設や近郊の公園などへ出かけてきました。
以前はほとんど誰も見かけることことのなかった蘇州新区の彩石湖公園、
科音(TikTok)で蘇州の小九塞溝などと紹介されたせいもあって、
連休中はそれなりに賑わっていました。
人混み覚悟で金鶏湖の噴水ショーを見に行ってみましたが、
やっぱりこちらは身動きできないほど人人人。。人の写真だけ撮って即退散。
中国のおばさまたちに大人気のミューレンベルギア(中国語で粉黛乱子草)は、
秋になると蘇州近郊のいくつかの公園で見ることができます。
植えられている面積は小さいですが、人がそう多くない呉江の勝地生態公園に行ってみました。
コロナが始まった頃には、最悪でも今年の国慶節ぐらいには一時帰国できる状況になるのでは、
と、甘い期待を抱いていましたが、北京の冬季オリンピックが終わるまでは無理なのでしょうか。
ワクチン接種で渡航後の隔離がなくなれば帰国できるのですが、
中国では感染者を0にする政策、日本や欧米諸国では共存する政策。
その他の政治的な思惑を含めて日本と中国の往来で隔離がなくなる日はまだまだ遠そうです。。
いつも楽しく拝見させていただいております(^_^)
蘇州へは山塘街に行ったことがあるだけで
全然詳しく知らなかったのですが
こんなに都会的な場所があるんですね
山塘街の雰囲気が続いているような
のんびりした田舎の街だと思っていました^^;
2000年頃の蘇州だとatatatataさんの思っていた通りの田舎町でした。
今は高層ビルがあちこちに生えて、高架道路や地下鉄もあるような都市になりました。
GDPも中国で6番目の規模になり人口も増えています。
でも蘇州の旧市街にあたる中心部は京都のように高層建築が規制され、
園林や世界遺産の景観を守っています。
郊外に出れば太湖や水郷古鎮もありますし、いい所ですよ。